見出し画像

夜中の美容室へ、シドニーのファンタジーなBARを思い出したよ。


今日は仕事アフター、22時に美容室へ行った。

待ってくれていた。美容師さん。


いや、本当は 14時の予約だった。

でも、14時に美容院へ向かったとき、
他のお客さんが。

(完全個室の美容室で、基本、
他のお客さんとかぶらないシステム)

ダブルブッキングが発覚してしまい、
(これは完全に美容師さんのミス)

ただ、私がつい先日電話で予約を入れたので、

私の方がそのお客さんより後に
予約をいれていたであろうことも
すぐ予想できたから

超あたふたしてる美容師さんにまずは落ち着いてもらい、大丈夫ですよと伝えながら、

「あー他のところにお願いしようか」
(次の日曜日までに絶対に、
白髪染めのリタッチをしたかった)

とすら思った。

今日は夕方から、仕事だったし。
明日も仕事だし、
美容師さんも一日、予約が埋まってるらしく。


でも。
そしたら、夜、私の仕事終わるの、待ってますと。


美容師さん、

私の仕事が終わるの、待っててくれたのだ。

21時55分に職場を出て、
コンビニで納豆巻きを。

22時過ぎに美容室へ。

待っててくれたの。

嬉しかったな。

なんか、仕事中も少しワクワクした。

いつも仕事終わるの22時過ぎで

遅いと日付変わる前くらいのときもある。

仕事アフターだれかに会うなんてこと

ないから。

仕事アフター、美容室。

ってだけで、なんかワクワクした。

し、ああ、私は気づいてなかったもしくは
気づかぬふりをしていたようだけど
本当は寂しかったんだなと思った。

夜、仕事終わり誰にも会えないことが。

会うとすれば、コンビニの店員さん。

今日は、美容師さんが、待っててくれたのだ。

そして、お腹すいたよねと、
パンやいちご、カフェラテを用意して
待ってくれていた(涙)

いちごは食べ比べセット


仕事アフター、
ご飯食べながら、髪の毛ケアしてもらって、

なんか、楽しかったの。

いつもは、仕事前に行くから、
仕事で使う予定の気力をなんとかセーブしながら
美容室で過ごすんだけど

今日は仕事アフターで、
余るエネルギーを全部使えるという
贅沢もあった。

そしてなにより、その美容室は、
私のアパートから約30歩の距離。

ドアドア15秒なのです。

安心感。そこはかとない、安心感よ。

すぐに帰れるのである。

アパートの窓から見える景色が、
そのコンテナ式美容室と、
駐車場、そして、道路なのだ。


最後、美容室を出たの、0時過ぎ。

夜中の美容室。不思議な体験とか思いながら、

ありがたいとも思った。

日曜日までに絶対、
髪の毛、いい感じにしたかったから。

白髪染めして、シャンプーしてもらって、
最後に毛先を整えてもらう。
最後、切ってくださった前髪を気にしていたら、

「アイロンかけますか?」

と普通に、きいてくださった。

「(いや、もう寝るだけだし)大丈夫です!」

って言ったけど、

0時手前、疲れた顔見せずに、
そういう対応してくれるの、
すごいなって思ったし、
嬉しかった。

なんか学べたなあ。今日も。

私、お酒飲んだ時みたいに、
今日美容師さんの前で
よく笑って、喋ったなあ。笑

それで思った。

夜の美容院いいなあって。 
お酒飲めたりスナックつまめたら、
もっといいなあって。笑

これはただのわがままなんだけど。笑



でも、思い出した。

そういえば、シドニーで参加したエアビー、
「シドニーの隠れたバーをめぐろう」
ってツアーで訪れた3軒目。

barberっていう名前の、
美容室とバーが併設された、建物があったなと。

それは、昼間は美容室で
夜がお酒が飲めるバーになる。

同じ建物だけど、表と裏で全然違う顔をしてるの。

大通りに面した美容室。昼の営業。
その勝手口を通った先はバーになっていて。
夜はそのバーが、大繁盛。

そして、見た目はあくまでも美容室だから
観光客が絶対に入ってこれない。


夜は営業を終え、
閉められた美容室にしか見えないのだ。

画像真ん中、奥の階段を登った先の扉を開けると、
バーにつながっている。
でも、閉店後のひとけのない美容室に入ろうだなんて、思わないじゃん?


裏道、真っ暗なトンネルを抜けてバーにたどり着くこともできるんだけど、

観光客はそんな人気がない真っ暗なトンネルを
通ろうとはしない。

そして、何度Googleマップで検索しても、
美容室にたどり着いてしまう。
観光客は、バーに、たどり着けないのだ。

(私はエアビーホストに連れられ、
恐れながらトンネルを抜けて行きました。)


だから、地元の人しかこれない、
地元の人で賑わう、隠れたバーなんだって。


すごくワクワクしてたなあ、あの頃。

死ぬ前にやらないと後悔すると思ったから

仕事から離れて、

自分の会いたい人に会いに行くために

行った。



オーストラリアひとり旅1日目。

初夜のバーめぐり、3軒目。

前日まで普通に仕事していたけど
少し異国にも慣れてきて、少し酔っていた。


ドキドキしながら、暗いトンネルを抜けた先には

ハリーポッターの図書館みたいな、バーが。

バーの壁一面には、本がずらりと並んでいた。


展開と仕掛けがもう、ファンタジーだった。

壁には本が並んでいた。

木目調のテーブル、床に使用されている木材は
全てイギリスから輸入した家具だそうだ。

テーブルにはキャンドルが。

カウンター席もありましたが、
私たちはテーブル席へ。


素敵な、空間と演出と仕掛けだった。

そこで、仕事のしんどさ、
将来の不安についてエアビーホストと
話したこと、いまも朧げに覚えている。

シドニー初夜、三杯目。



ああ、あった。夜中の美容室。

バーバーショップ。美容室とお酒を掛け合わせた場所。

もう、シドニーで私、体感したこと、あったんだった。



そんなことをふと思い出した。


昨日の手紙を思い出してまた涙を流し、

食欲出ないのでポカリスエットを飲んで、

それから銀行で確定申告の税金納付を無事終了させ、

徒歩30歩で美容室へいくとダブルブッキングが発覚し、

美容師さんのプロフェッショナルな心意気に触れ

シドニーのあのバーを思い出した、

今日もなんだか不思議な一日。


余談。

今日は自分の声になんだか、ハリがあったなあ。

生徒、保護者、教室長と私の4者面談があったんだけど

いい声で話せて、よかったわ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?