志に向かっているからこそ、日々増える習慣
今回は、パフォーマンス維持のために実践している習慣を紹介したい。
天命を全うするには、どうしたらいいのか?
志を成就させるには、どうするべきか?
仕事のパフォーマンスを上げるには、どうしたらいいのだろう?
オシロが目指す事業は短期的につくれるものではない、とすれば、いわば長距離マラソンを走るようなもの。
そのために日々いろいろとパフォーマンス維持・アップのための新しいネタを探しては実行し、習慣化している。
気がつくと、特に大事にしていることが以下のことだった。
それは有機的な食事、リズム運動、温度管理。
リズム運動とは一定のリズムを重視した運動のことで、ウォーキングやジョギング、自転車などさまざまあり、セロトニン(「幸せホルモン」のひとつ)が活性化すると言われている。
毎日運動なんてできない…という人もいるかもしれないが、じつは咀嚼(食べ物を噛むこと)もリズム運動のひとつ。
生活の一つひとつを見直すと、上記を効率的に取り入れることができる。
今回はぼくが実践している習慣を紹介したいと思う。
1.目覚ましをかけずに起きる
朝はどんなに遅くてもたいてい6時すぎに目が覚め、アップルウォッチの睡眠アプリでその日の眠りの質と気温を確認する。
睡眠の長さよりも、深さが大事だと思っていて、実際に深い睡眠が長いほうが目覚めたときの満足度が高いと感じている。
2.ベッドメイキング
起きてまずベッドメイキングをすることで、整った!という達成感を得ている。
3.42℃のシャワーを浴びる
髭剃り、歯磨きをして、シャワーを浴びる。
これは前回もお伝えした通り、朝に42℃のシャワーを浴びることで交感神経のスイッチを入れる。
ちなみにシャワーがお湯になるまで、手足のツボ、必ず合谷(手の親指と人差し指の付け根あたり)を押し血流を上げている。
4.白湯を飲む
シャワーのあとは茶碗に入れた白湯を飲む。これも自律神経を活性化させる効果がある。
なぜ茶碗かというと、飲まないとご飯を盛れないようにすることで、必ず白湯を飲む習慣にできるから。
5.朝食をしっかりと食べる
朝食は最も大事だと思っているので、しっかりと摂る。
有機の発酵玄米に、有機の納豆。発酵玄米は、血糖値スパイクさせないためでもあるし、実際お昼ごはんを食べた後でも眠くならない。
納豆には付属の辛子でなく本わさびを入れている。しかもチューブでなく本物のわさびを冷凍パックされているものを取り寄せている。
わさびは血液がサラサラになり、脳の性能も高めると言われているけど、何より納豆とわさびの組み合わせが美味しいのだ。
それから、海苔を1枚、有機の豆腐・チーズ・サラダ、有機具だくさんお味噌汁、季節の有機フルーツを4〜5種類。
ちなみに、海苔に含まれるビタミンB12が自律神経の主成分でもあるのだが、酸処理していないこだわりの海苔なので、これも美味しいから続けられる。
納豆と豆腐とチーズ、味噌は大好きなので効能関係なく食べるが、幸せホルモンであるセロトニンを生成するために必要なトリプトファンが含まれており、これは体内で生成できないので食事から摂取する必要がある。
セロトニンが自律神経を調整してくれるので、これらの食品はかかせない。
飲み物はスギナ茶とコーヒー。
スギナ茶はホーステールというハーブで、白髪にいいと聞いて飲み始めたのだけど、白髪は減らなかった(笑)。ただ、スギナ茶にはナトリウム、カルシウムが豊富で自律神経の乱れを整えてくれるという意味で飲み続けている。味も慣れると好きになった。
朝食はしっかり量があるのでちゃんと咀嚼する時間が必要で、これもリズム運動になっている。
妻のおかげで手間のかかるこれだけのメニューを毎朝食べられていること、感謝しかない。
6.気温に合わせて服装を選ぶ
温度管理も前回お伝えした通り、「暑い・寒い」を3分感じると自律神経が3時間乱れるため。
そんなことがないように、アップルウォッチの画面をカスタマイズし、気温を表示するようにしている。
一日の服装はその日の気温でどういうレイヤーにするかも決めてある。
例えば、13℃以下になる日は、長袖のシャツに、薄手のメリノウールのインナー上下とメリノウール薄手靴下。6℃以下の日は、厚手ダウン、長袖シャツ、厚手のメリノウールインナー上下&メリノウール厚手靴下といったように。
ちなみに、洋服類タオルなどは同じものを7枚づつ揃えているので迷わない。
なお、晴れていても、いつ雨が降っても、いつ寒くなっても大丈夫なように必ず折りたたみ傘とレインジャケット、レインパンツ、寒い時期は手袋2種類、レッグウォーマーまでをバッグに常備している。
7.歩いて通勤する
通勤は歩いて行くために、オフィスから徒歩20分ほどのところに住むようにしている。
朝日を浴びながら、ウォーキングをして自律神経を整える。何より20分というのがちょうどよいと感じている。
寒くてもポケットに手を入れず、大きく手を振って歩くことを意識している。
今年はオフィスを表参道に移転して、家から徒歩35分になってしまったため、歩くこともあれば、LUUPにお世話になることもある。
目下徒歩20分の物件を物色している。
8.腹筋ローラー50回
出社してまずやることは、腹筋ローラー。
4年半継続し、50回まで回数を増やせた。朝、社員が集まる「朝会」で何を話すか考えながらやっている。
その後、ある経営者の書物を毎日、違うページを読む。
9.掃除と禅
9時から10分間、社員みんなでオフィスの掃除をし、仕事環境を整えてから、ぼくからのトークをして、その後みんなで禅をやっている。
禅師・藤田一照さんの著書『「禅トレ」で生きるのがラクになる』を参考に、その日担当する社員が「今日はこれをやろう」と提案し、1分間の禅をする。
1分だけでも一日の始まりに自律神経を整える時間を設けている。
10.姿勢サポートを使う
仕事で使うオフィスチェアに「姿勢サポートチェア」を置いている。
1年ほど四十肩を患っていたのだが、社員が「姿勢が悪いと四十肩になるらしいですよ」と教えてくれたのを機に「姿勢サポートチェア」を導入。すると、なんと1ヶ月もたたないうちに四十肩が治ってしまったのだ。
やはり正しい姿勢は体づくりにおいて大切だと痛感した。
姿勢をよくするとストレス耐性が上がり、姿勢が悪いと自律神経が不調になり、眠りにくくなり睡眠の質が低下すると言われている。
11.社員に無農薬野菜を配る
社員の健康・パフォーマンスも考え、毎週月曜日に無農薬野菜を配る「野菜給」がある。
もともと個人的に無農薬野菜を宅配してもらっていたのを、「社員にも配ったほうがいい」と思い、2017年創業時から続けている。
ただ、2017年はまだ社員が少なかったけれど、いまは社員も増え、年間数百万円も野菜を購入している。日本のスタートアップで一番野菜を買っているかもしれない。
朝から15時まではコーヒーを2〜3杯、お水は一日を通じて1〜1.5L飲む。
夕刻以降、小腹が空いたらアーモンドを10粒ほど食べる。
12.睡眠の質を高める寝具を使う
夜は、理想は22時に寝たいところだが、なかなか難しく、深夜になってしまうのが現実…。
ちなみにベッドは硬いほうが好きなので、フランスベッドの一番硬いマットレスに「エアウィーブ」のマットレスパッドタイプを併用して使っている。
じつは2年半くらい、床で寝たほうが体にいいと聞いて、硬い床に直接寝ていた(笑)
たしかに腰痛は治ったが、どうしても踵(かかと)が痛い。
そこで文明の利器に頼ってみようとすべてのメーカーの「マットレス」を試し、さらに「エアウィーヴ」の組み合わせにしたところ、とても快適。
網目ファイバーがクッションになっていて通気性が抜群によく、体温を逃がす構造のため、自然と体温が下がって入眠につながる。深い睡眠も増えた。
枕も同じように、頭の熱を保温してしまうと脳が温まって休まらないらしく、頭の温度を下げる性能のものを使用。脳へのストレスを下げ、リラックスすることで、副交感神経が優位に。
おかげで睡眠の質が高まり、パフォーマンスアップにつながっていると思う。
13.毎週サウナに行く
あとは、毎週サウナに行っている。
交代浴、湯船、ストレッチもしっかりと。
隔週の役員定例もサウナでおこなっているので、サウナは月6回行っている。
14.お酒を飲まない
大好きだったお酒は4年半前にやめた。
もともとは毎日欠かさず飲むくらい大好きだった。ストレス発散の唯一の友だったのかもしれない。
睡眠時間を削ってまで仕事に没頭するようになり、睡眠の質を上げたいという思考になったときに、お酒をやめてみようと思った。が、それだけではやめられなかった。
今の事業ができるのは、投資家に出資していただいて初めて事業ができている。
人様の大切なお金を出資いただいて自分のやりたいことをやっているこの状況から、お酒なんて飲んでいる場合じゃない。そう気づいた瞬間からきっぱりお酒をやめられた。
15.朝の唱え
そういえば、もうひとつ大事な習慣があった。
それは、朝の唱え。
自分で考えた24個の教訓を毎朝、通勤時にブツブツ唱えている。
どんな内容かというと…それはまた次回。
ちょっと恥ずかしいが、こっそり紹介したいと思う。
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