人見知りに社内合宿を楽しむことはできるのか?#体験レビュー
OSINTechという会社はオフィスを持たない。資料は全てオンラインで閲覧可能、作業は各自がホームアローンで行い、時にぼっちな自分と向き合いながら、週に一回の全体ミーティングでひとりじゃないことを確認する。各自の作業時間もばらばらなら(朝6時台からおはようございまーす!と入って来る農家さんみたいな人もいれば、夜中になると元気になるふくろうみたいな人もいる)、生活実態も背格好もわからなかったりするのだ。
それが売りなのに(?)、11月3日から今日6日まで、OSINTechは合宿中、すなわち三日三晩対面で顔を合わせているのである。私は会ったことがある人のほうが少ないので「バーチャルなキャラクターが実は生きていた」くらいの驚きと新鮮さでこの合宿を迎えたのだった。
普通なら、一会社の社内合宿の話なんてnoteに書かないと思う。でも、うちは完全バーチャルオフィスでティール組織という「変わった×変わった」会社なので、誰かの参考になるのかもしれないし、「zoomで会っていた人と対面で会ってびっくり」みたいなイマドキな話でもあるので書くことにした。
※宜しければティール組織についてはこちらの記事をご参照ください。
さて、やはり「zoomで会っていた人と対面で会う」と、本人と気づかないものである。合宿開催にはある割と大きなビジネスブートキャンプに参加するため、という理由があるのだが、栄えある初日、私はエンジニアの主軸である”ししょー”をスルーしてしまった。言い訳するようだがzoom会議のときは部屋着にナチュラルな髪型なので、ジャケットにワックスで固められてはひとたまりもない。・・・この場を借りて、ごめんなさい。
他にも、ほとんどの人と初対面なのにも関わらず、合宿場所が民家だからか、あるいはよく知った土地だからか、そういえば自分はzoomの時と変わらずノーメイクでジャージだし、精神的にもリラックスしている気がする。こんなことはまず珍しい。いや、ノーメイクは何も珍しくないのだけれど、私は特に職場において人見知りを発揮する人間なのだ。
おっほん、えー、これにはやはり、当社の社風が関係していると考えます。
つまり、ティール組織という上下のないフラットな関係性、誰も怒鳴らない環境、下の名前やニックネームで呼び合っていること、オンライン会議で必ず雑談をしてお互いの趣味嗜好や流行りを把握していること、そうしたことが、私でも委縮せずに声をかけられる状況を作ってくれているのだと思う。
本当に民家。私はこの奥の部屋で毎夜熟睡していた。
これがもし、ごく一般的な会社の合宿だったなら、私は立ち居振る舞いで粗相をしたかもしれないし、気疲れでげんなりしていただろう。そういう人間なのだ。
だから、貴重な会社だと思う。
メンバーもおそらく同感なのでは?家で、エンジニア兄弟がくつろいだ様子でおせんべいをぼりぼり頬張っているのを目撃したし、お風呂に入る順番も超適当で社長夫妻が最後だし、全員そろってないのに待ちきれずに乾杯始めちゃうし。
今からまさに、合宿を締めくくるブートキャンプの結果発表がある。
と書いてみて、終わりかぁと寂しい気持ちに。普段は関東と関西で離れているので、しばらくは集まる機会もないだろうし。
ただ、皆の底なしの体力には驚かされた。夜中も元気、朝から仕事、その横で私は立つも座るもよっこらしょ。気持ちはさておき、体力的にはこの辺で終わるとちょうどいい4日間なのであった。
撮ってる人を撮りたくなる
(合宿で何をしたのかがそういえば全く書かれていないぞ、と思ったそこのあなた、ご名答です。ブートキャンプの内容は会社として非常に重要なので、別記事に筆をあらためさせていただきます。と言いますのも、書き出したところどんどん筆が進み、いつの間にか締まってしまって、中身に触れる余地が無かったんですねー。計画性がなかった。)
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