恋愛の切り口からEQをあげたい「コーチング②」
昨年受けたコーチング、コーチ2人目とのセッション記録を記載します。
当時は挫折から約1ヶ月。この1ヶ月、毎日考えたことの積み重ねがセッションでの会話となりましたが、「自分でたくさん、しっかり考えて、自分で出した答えというのは、こんなにも自信の持てるもの」だと気づきました。
■人は誰しもが違う「コーチが大切にされていること」
【どんな考えも正解!】
コーチ自身、幼少期の家庭環境から「~であるべき」と相手に対しても思うようになってしまったこと、それがとても苦しかったようです。コーチングを学んでからは、「人は誰しもが違う」という根底の価値観に、本気で理解できたことが、物事の捉え方や人とのかかわり方に変化を与えてくれた。その気持ちを、私たちクライアントにも届けたいと言っておられました。
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■EQをあげたい「恋愛の切り口から入りたい」
セッション開始!
EQをあげたいが、”不器用な恋愛”という切り口から入りたいということを、事前に伝えました。ここからは会話形式で、録音を聞きながら綴ります。
※セッションはもちろん敬語
・コーチ:恋愛の中でもどこが気になっているのか。
・おさや:仕事や人付き合いと比べると、恋愛スキルが低いと感じている。このスキルを上げて、将来は結婚もしたいな…。ちなみに先月失恋したばかりで大傷心中(;O;)
・コーチ:結婚したいと気づいたきっかけは何だったのか。
・おさや:元彼とは僅か1ヶ月半で別れてしまったけれど、過ごした時間がこれまでにないくらい楽しくて、本当に幸せだった。フラれるとは思わず、フラれた当日も友人に惚気ていたくらいなので、楽しい思い出で終わったことがこの気持ちを生み出してくれたのかもしれない。
・コーチ:とっても楽しい時間だったのですね。
(※敢えてこの一言で切ってくれたのだと思います)
・おさや:元彼は、”恋愛”自体のトラウマを克服させてくれたんです。
元々彼(以後ピザオと呼びます ※ピザ屋で知り合ったとかではないですが、理由は別記事で書きます笑)とは、3年近く付き合った。
結婚も考えていていたが、相手が既婚者だった(知らなかった)、離婚したけど同棲直前で破棄されてしまった。耐えきれず私から別れを告げた。
付き合った時間は長いけど、ほとんどが情だった。
だからピザオ自体からはすぐ立ち直った。以後の3年間、強がってたけど恋愛にトラウマを持っていたんだろうな…。
元彼とは、メッセージ1通目から別れるその日まで本当に楽しかった。たった2ヶ月半なのにな…。別れた後も、こんなに学ぶことが多くて感謝している分、恋愛=良いものと捉えられるようになったのかもしれない。
そして、付き合った期間に幸せの大小は関係ないと気づきました。
これまでの恋愛は全て年単位だったけど、最後の数ヶ月はお互い情もあった。今回の恋愛は短いけど、思い出がたくさんでとても幸せだった。
そもそも、職場で既婚者が多い中気づいたのは、2~3年の恋愛も数か月の恋愛も、既婚者の方々からしたらどちらも短い(笑)
■彼の為に働く、という1つの軸が生きる幸せに
・おさや:仕事のモチベーションが上がった。大切な人の為にお金と時間をたくさん使うことの幸せを知った。
ピザオと別れてからの3年間、恋愛に興味すらなく、自分の為だけにお金と時間を使っていて、ストレスもなくて楽だった。私は”仕事”というものが大好きだが、この年なので、親の為や友人の為ではなく自分の為だけに働いていた。
でも同い年の彼氏ができて、将来の話をしたり、共に過ごす時間を楽しんだり、彼が仕事やスポーツなど努力している姿を見たり、一緒に仕事したり、私の仕事の相談に乗ってくれたり、MTGで落ち込んでいる時コーヒーをスッと出してくれたり
そして、仕事している私のことを尊敬してくれたのがとても嬉しかった。彼の為に頑張りたいな…と日々思うようになってきて
「彼の為にも働く、という軸もあるんだ!」
という気持ちに気付いた時に、毎日の出来事全てがプラスになったんです。
これまで1人で過ごしていた時、
めんどくさいなと感じていたことが、彼と一緒だと”楽しい”に変わる。
日々同じルーティンをしているのに、目に入らなかったものが入る。
視界が開けて、ルーティンが楽しくなった!
彼との将来の為、彼の笑顔の為、彼と過ごす幸せの為に仕事頑張ろう!と思ったら、仕事のやる気がみるみる出てきた。
■大きくて硬いプライドがへし折れた屈辱
これまで仕事では、強みを活かした内容かつ周囲にたくさん助けていただき、キャリアチェンジをしてもずっと戦力で働かせてもらった。仕事ができない、という感覚が分からなかった。そんな私が”仕事ができない、分からない”という状態が半年以上も続くことは、私の大きくて硬いプライドを簡単にへし折られるような屈辱だった。
仕事での挫折からすぐ立ち直れた一番の理由は、元彼がいたから。
一番しんどかった9~11月を、元彼という存在が毎日支えてくれた。そして、この時期の自分の行動が今、仕事で階段を上り続けている土台になっている。本当に感謝しかない。
別れた事実は変わらないけど、元彼との出会いが私をここまで変えてくれた事実も変わらない。挫折時にリクルートのOJTさんに相談し、OJTさんの勧めにのったから今日のセッションがある。それも元彼さんとの出会いのおかげですね!ってOJTさんも言ってくれたのが嬉しかった。恋愛っていいなと思った。
※ここまで一気に話しきりました。元彼への感謝の想いがあふれかえりました。
■元彼の存在が、良い意味で心の中に残り続けていることの幸せ
・コーチ:恋愛の切り口から…という依頼を最初受けた時、重くのしかかる感覚を持っていると思ったが、そういうわけでもなく、終始笑顔で楽しそうに話していた。その経験って、今おさやさんにとってはどういうもの(扱い)になっているのか?
・おさや:良い意味で心の中に残り続けている。
別れた事実は受け入れられている。連絡手段は全てブロックや削除されてしまった、共通の知り合いもいない。家だけ知っているが、押しかけたりしてまで会いたいというエゴはさすがにない。実質もう関わることができない状態。
こんなに感謝している人ともう関わることができない、という事実がすごく悲しい。人として尊敬している。せめて、恋愛でない関係でも、LINEの中にいるだけの関係でもいい。これからも彼と関係を築きたかった…
でも、彼はそうしたくてしたというよりも、そうやって全てシャットダウンしたくなるくらい、辛い思いを私がさせてしまった。それくらい私のことを好きでいてくれたのも、この2ヶ月半の行動を振り返ると、とても分かっている。そう本心で思うくらい受け止められているんだと、今、話しながらも気づく。ただ、私も本気で好きだったので、毎日思い出す。悲しくて泣いてしまう日もある。
・コーチ:この感情や経験をもとに、EQを上げることにつなげていきたいんですね。この経験があって、今こういうことを感じているからこそ、恋愛にどう向き合いたいのか。次の恋愛をするために、どんな自分でありたいのか。
■嫌なことから逃げ続けた時、残るのは「生きづらさ」
・おさや:視野の狭さ、EQの低さに気付いた。克服したい。
基本的に何やってもできる、人には本当に恵まれていて友人もたくさんいる。そう思っていたが、実はそう”見えていた”だけで違ったことに気付いた。
この3年間、好きなことだけをしてきた。コロナ禍ということもあり、人付き合いや外に出る頻度を減らした。1人の時間が至福でどんどん極めていった。それ自体は良いことかもしれないが
同時に「嫌なことがでてきたら、楽な方に逃げ続けていた」。逃げ続けていると、残された道がごく僅かになって、生きづらくなっていた。
「俺とおさやは価値観が異なる。そういう人がいることを、もっとわかってほしい。」
別れた時に言われた言葉でした。元彼は、もっと俺のことを受け入れて!という意図で言っていたのかもしれないが、「多様性を受け入れる」「多角的に物事を見る」というのは、
仕事で日々指摘いただいたことや、最近悩んでいたコミュニケーションスキルなどに繋がっていて、すごく心に響いた。
■次の恋愛にどうつなげたいのか
相手の言ったことや行動をストレートに受け止めるのではなく、いろんな角度から見て、受け止められるようになりたいです。
・コーチ:視野の狭さというのは、どのようなシーンで思い浮かぶのか。(恋愛だけでなく仕事でも可能)
・おさや:現在企画職をしているが、問題に対して打ち手が1つしか出てこない。1つの企画を通すには、3つの案と1案に対して何個もの仮説が必要。でも私は1つの企画と1つの仮説を出すのでいっぱいいっぱい。
あとは、人の話を真に受けやすく、嫌だと思ったらやんわりと避けてしまっていたと思う。挫折以降、いろんな角度から考えて受け止めたら気持ちが楽になった。でも、もっといろんな角度から見れることもあるじゃん…と思うことは、その他にも日々ありまくっている。
・コーチ:視野の広い方、多角的に物事を見れる方は、周囲にいるか。
■視野の広い方、多角的に物事を見れる方
・おさや:たっっっくさんいる!現部署は全員が該当すると私は思う。恵まれているなぁ…
例えば、、自チームでは進撃の巨人が流行っている。
(※進撃の巨人から得た学びはこちら笑)
私は、「あー怖い。お母さん食べられてしまった。もう見たくない…涙。ホラー映画だぁ…Good Bye」となってしまったが
チームの先輩たちは、それぞれいろんな捉え方をしている。それを否定することなく、みんながみんなの意見を受け入れ、再度見返して翌週また共有しあっている。進撃の巨人だけでなく、広告やSNSの記事1つとってもみんなで議論し合っている。
・コーチ:ありたい姿も、ありたい姿に近づいている自分の像が、おさやさん自身も見えているのではないかと感じている。ただ、その妨げとなっているものは何なのだろうか。
・おさや:競争心と確動性の高さなのかな…
(※気づけたのは、コーチング1人目のおかげです 👈こちら)
人と自分を比べてしまったり、やっていることや関わる人から得られるメリットって何?と考えてしまったり、、はぁ…最低ですね私…(と落ち込んでいく)
・コーチ:競争心と確動性の高さというのは、積み上げられてきたおさやさんの核となる部分であって、時には強みにもなる。それを踏まえても変えるべきものなのかな…?
・おさや:確かに、良いこともたくさんあるので変えなくてもいいのかな。
元彼のお話に戻るのですが・・・
■元彼と私、2人に共通する「確動性の高さと視野の狭さ」
・おさや:正直に言います。
元彼は私以上に確動性が高く、恋愛においては私以上に視野が狭かった。過去の経験、という引き出しの数が少ないに加え、良い経験という引き出しがあまりにも少なすぎた。その少ない引き出しに当てはめて、自ら悪いように悪いように…と考えて、自分から傷つきに行ってしまうような彼だった。
でも、彼はそうしたいのではなく、引き出しの数が少ないからわからないだけで、この状況にもがいていたのが伝わってきた。恋愛に関しては私の方が引き出しが多いこともあり、付き合う前から提供をしていた。
すると、彼は拒むことなく素直に受け入れて、確動性の高さが故なのか、すぐに捉え方が変わって引き出しが増えていった。自分を変えたい!と自分自身と戦っていたのかな。
引き出しが増えた彼は、毎回とても嬉しそうにしていた!彼の嬉しそうな姿を見ること、彼の気持ちの変化をすぐそばで見れていることが、私にとっても幸せな日々だったので、彼を好きになったというのもあります。この流れは自分を見ているようでした。
というのも、恋愛だと「おさや →元彼に引き出しを提供 →元彼幸せになる →おさやも幸せ」という流れだったが
料理や水泳など、私が逃げたり避けたりして視野の狭かったことは「元彼 →おさやに引き出しを提供 →おさや幸せになる →元彼も幸せ」という流れになっていて、お互いを支え合って、幸せになるサイクルが作れていた。これがとても幸せだったんだろうな…。私も元彼も性格似ているところたくさんあったな…(と、感情的になり話はどんどんズレていくのでした笑)
■ありたい姿への道は、すでに何歩も先へと進めている?!
・コーチ:過去の後悔や感謝、これらの経験から学びを感じ取り、ありたい姿への道を何歩も先に進んでいるんだね。元彼さんや会社の方々など、周囲への愚痴は一言も吐いていない。ずっと感謝を、笑顔で述べられてますね。
・おさや:えっ・・・?!?!?!
(※自分では気づかなかった)
私は人が好き、人ともっと関わりたい。4月にBtoCの営業職から企画へと異動して、人との会話量が減った。それがとても悲しくて、フルリモートOkayの会社なのに毎日出社している。職種を変えるのか、副業や趣味にするのかを決めるのは後にして、私はもっと人と接して、「見返りを求めずに他者貢献」をしたいんだと気づいた。自己犠牲ではなく。
でも・・・恋愛に関してはもう少しポジティブに考えたい。
同じところでぐるぐるしている気がするが抜け出せない。
・コーチ:同じところとは…?
■元彼を思い出すことは、悪いことではない…?!
・おさや:楽しかったな。元気かな。
目の調子は大丈夫かな(元彼は網膜剥離と白内障を経験している)。あの時こうしていれば、、と思い出して悲しくなる。リクルートで働いていると、恋愛関係なくたくさんの出会いがあって自分次第で掴み取れる。そのたびに学ぶこともあって、元彼に教えたら喜ぶだろうな~って思い出す。
・・・あれ、意外と元彼のこと考えているんだ!(と、自分の気持ちに話しながら気づく)
・コーチ:その気持ちと、これまで話してくれた気持ち、視点をおさやさんじゃなくしたらどうなんだろう。
・おさや:もし私が元彼にそう思われていたら・・・あっ、、すっごく嬉しいです!! 👈本日の重要ポイント‼
朝帰国して、昼に仕事の評価を見て、夜に元彼に振られてしまう。これが同日に重なったので、毎日この日の悲しみを思い出す。でも、思い出した時に、何でこうなったのか…どうすればよかったのか…までセットで考えるが、それが引き出しとなれている。そしてもう、私は学びを行動にうつせている。仕事で成果が出てきたり、多くの友人との関係がもっと良好になったり!
私は自分が思った以上に前を向けている。その分思った以上に落ち込んでいる。もっと自分を理解し、自信を持つこと。それが今やることなんだ。
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ここまでで5,500字!笑
お読みいただいた方、本当にありがとうございました。実はこの時点でまだ1時間…笑 それくらいコーチとのセッションが充実していました!
普段、自分の恋愛のことをさらけ出すことはあまりないので、こんなにも赤裸々に書いて最初は抵抗がありました。でも
【恥やプライドを捨てて吐き出したらもっと幸せになれる】
というのを、コーチングやnoteへの記載、周囲の支え、そして元彼との経験から学びました。書き終えてスッキリ!仕事から帰宅後25:30まで、そして本日2本目を書くほどnoteにハマっている今日。とっても良い仕事始めでした!笑
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