マガジンのカバー画像

映画感想

673
映画の感想を書いています。
運営しているクリエイター

2024年7月の記事一覧

映画『逃走中 THE MOVIE』感想 陸上部員とリレーとハンター

映画『逃走中 THE MOVIE』感想 陸上部員とリレーとハンター

■陸上部員とリレーとハンター◯中盤から逃走していないから、あまり物語が理解できません。パワーアップしたワイルドハンターも数人で後半は逃走中とは違う別映画でした。エンディングもよく分からないですし、子供向けでもないように見えるのはなぜでしょうか?素直に陸上6人組を主体に作れば面白くなったのでは?

◯陸上部員6人組のリレーは観たかった。ある意味で過去の清算で分かりやすい展開だからです。何か人間ドラマ

もっとみる
TVアニメ『天穂のサクナヒメ』感想 稲作と環境と人は変わるか

TVアニメ『天穂のサクナヒメ』感想 稲作と環境と人は変わるか

■稲作と環境と人は変わるか◯見ていて気になったのは、とにかくサクナヒメと一緒にいる人間が不器用だということです。田んぼを作るにしても、肥料を運べないし、食べ物があっても料理に失敗する。本気でやっているのだけど、不器用だったり、まわりに気を使ったりで上手くいかないのです。そこでサクナヒメが頑張ります。

◯最初は自堕落な生活をしていたサクナヒメですが、人間があまりに出来ないために自分から行動するよう

もっとみる
映画『温泉シャーク』感想 怪獣映画とバトルと拍手喝采と

映画『温泉シャーク』感想 怪獣映画とバトルと拍手喝采と

■怪獣映画と素晴らしいストーリーと拍手喝采と◯何か、めちゃくちゃ完成度が高かったです。温泉シャークが出てきますが、サメ映画ではなくて、怪獣映画になっています。何せ、陸上で泳いだり、足湯の罠を張ったり、配管から出てきたりと、かなり驚異的な戦闘力をもっています。温泉シャークの出来はよく、笑えたり興奮したりできます。

◯低予算がわかるシーンはありますが、それ以上にストーリーが良く、盛り上げ方が素晴らし

もっとみる
映画『カミノフデ 怪獣たちのいる島』感想 怪獣と映画と家族と

映画『カミノフデ 怪獣たちのいる島』感想 怪獣と映画と家族と

■怪獣と映画と家族と◯ヤマタノオロチがキングギドラに見えました。事前広告では分かっていましたが、本編観てもキングギドラをイメージするぐらい強い印象です。強い怪獣で、物語で重要な立ち位置なだけに見た目の強さは大事。本編を観ても強そうだなあという認識そのままに暴れ回っていました。

◯異世界と思いきや、人の想いの力はすごかった。怪獣、映画だけではなくて家族の大切さも描いています。怪獣造形の祖父と孫の話

もっとみる
映画『帰ってきた あぶない刑事』感想 若さとアクションと好きなことと

映画『帰ってきた あぶない刑事』感想 若さとアクションと好きなことと

■若さとアクションと好きなこと◯令和になってあぶない刑事の続編が観れるとは思わなかった。リアルタイムで観たことがなく、劇場版も観る機会がなかった。それが今になって観る機会が出来た。映画鑑賞が趣味になってからというのもあるが、映画のCMを動画サイトなどで見ている内に興味がわいてきたのが大きい。あぶない刑事は知ってはいたが、詳しくは知らない程度の知識。今回は、わたしみたいな層を狙った映画に思う。

もっとみる
映画『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』月面着陸とPRと資金調達と

映画『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』月面着陸とPRと資金調達と

■月面着陸とPRと資金調達と◯月に行くことは至上命題になるが、コールもケリーも、目的は同じです。しかし、技術とPRでは分野が違いますし、客観的なデータが必要な世界と嘘が必要な世界ではわかり合えません。コールは嘘が苦手で、ケリーは嘘は得意。この二人が月面着陸を同じ目標として協力し合います。

◯月に行くためには資金調達が必要になり、そのためにケリーは呼ばれました。やはりお金は必要不可欠なので二人は必

もっとみる
映画『怪盗グルーのミニオン超変身』感想 ミニオンと吹替とスーパーヒーローと

映画『怪盗グルーのミニオン超変身』感想 ミニオンと吹替とスーパーヒーローと

■ミニオンと吹替とスーパーヒーローと◯ミニオンって何か分からない。吹替で観ても、いまいち何を話しているか理解できない。ただ吹替だと日本語っぽい単語を話しているから何となく意思疎通はできそうだ。見た目もかわいいが、仲間には割と残酷でひどいことをしていたりする。その割にグルー一家には従順だから不思議だ。

◯今回はスーパーヒーローのメガミニオンが誕生したけど、やはり役に立たない。人助けが逆に恨まれるこ

もっとみる
映画『風の奏の君へ』感想 逃げてはいけないときがある。大切な人の大切な時間で

映画『風の奏の君へ』感想 逃げてはいけないときがある。大切な人の大切な時間で

■逃げてはいけないときがある。大切な人の大切な時間で◯兄が東京で失敗しても追いかけてくる恋人がすごいと思った。好きで好きで、東京から岡山までくるのは並大抵のことではない。よほど兄が好きで、それを見ていた弟が嫉妬するぐらい。男女の問題だが、その中でしっかりもの兄の弱点が露呈していき、兄は恋人から逃げ続ける。

◯兄はなぜに恋人かは逃げるのか?意味が分からない。話せばいいし、追い返すにしてもやり方があ

もっとみる
映画『お母さんが一緒』感想 喧嘩ばかりで人生いいのか

映画『お母さんが一緒』感想 喧嘩ばかりで人生いいのか

■喧嘩ばかりで人生いいのか◯とにかく姉妹喧嘩しすぎ。こんなに喧嘩していたら同じ空間にいたくないし、会いたくもない。長女は努力至上主義、次女は恋愛重視、三女は姉にハッキリ言えない性格。母親は母親でネガティブなことしか言えないからまさに地獄。とにかく、ちょっとしたことで喧嘩するのは良くない。

◯次女が90点取っても姉が100点だったら評価されないというのはよくわかった。長女は100点取れるまで努力し

もっとみる
映画『Fly Me to the Moon』の感想 叶わないと分かっていても、自分を、他人を信じろ

映画『Fly Me to the Moon』の感想 叶わないと分かっていても、自分を、他人を信じろ

■叶わないと分かっていても、自分を、他人を信じろ◯アポロ計画開始から8年。NASAは月面着陸を諦めずチャレンジしていた。その姿勢が素晴らしく、諦めない技術者が印象的だ。当時のNASAは資金不足で満足な研究ができなく、人々の注目も薄かった。それがPRマーケティングのプロフェッショナルであるケリーの仕事で一気に変わる。

◯どんなビジネスもPRマーケティング次第かなあと思います。正直、知名度がないと資

もっとみる
映画『リボルバー・リリー』の感想 綾瀬はるか、新鮮なガン・アクション?

映画『リボルバー・リリー』の感想 綾瀬はるか、新鮮なガン・アクション?

■綾瀬はるか、新鮮なガン・アクション?◯ガン・アクションが印象的でした。大正時代から昭和初期にかけての時代が舞台で日本で銃を撃つための設定かなとは思っていましたが、割とストーリーも良くて、ドキドキハラハラ。アクション映画ですが、時代劇でもあるので当時の生活感が分かります。汽車での移動とか。

◯綾瀬はるかさんがガン・アクションするのは新鮮だったので驚きました。かなり強いのですが、万能ではなくてピン

もっとみる
映画『フェラーリ』の感想 仕事か?家庭か?愛人の存在

映画『フェラーリ』の感想 仕事か?家庭か?愛人の存在

■仕事か?家庭か?愛人の存在◯エンツォがフェラーリを経営しながらも、家庭では妻との関係は冷え切っていた。仕事か、家庭かというのは現代でも問題となるが、本作では妻がフェラーリの共同経営者でもあることがポイントとなっている。起死回生のためにレースに勝つために妻から経営権を欲することになる。

◯正直、会社経営やレースよりもエンツォが妻と如何に向き合い、愛人とその息子をどのようにして暮らすかにスポットが

もっとみる
映画『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)』の感想 コナン映画は親が安心して子供に見せれる?

映画『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)』の感想 コナン映画は親が安心して子供に見せれる?

■コナン映画は親が安心して子供に見せれる?
◯コナンの映画っていつの間に100億円規模になったのか?コナンの映画は最近映画館で観るようになったがここまで人気とは。確かにアクション多めで、謎解きもあるから見ごたえがある。コナンも子供が主人公と言えるから、家族向けで観るのに適しているのかもしれない。面白さはある。

◯どっちかというと、親が安心して見せれる映画もあるけど、2時間子供を座席で面倒を見れる

もっとみる
映画『逃走中 THE MOVIE』の感想 逃走よりも仲間意識か、裏切りか?

映画『逃走中 THE MOVIE』の感想 逃走よりも仲間意識か、裏切りか?

■逃走していない?◯観ていて思ったが、逃走要素が薄い気がする。途中でデス・ゲームになるのだが、逃走中ではなくらライアーゲームみたいなゲームになる。要は謎解き要素。逃げるのだけど、ハンターは少ないし、味方も中々前に進まないからすごくモヤモヤした。折角陸上出身の6人組が主人公なのだから、カギをバトンにしてゴールすれば良かったのに。

◯人間ドラマよりも逃走している様子が観たかった。最初は逃げていたが、

もっとみる