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映画『フェラーリ』の感想 仕事か?家庭か?愛人の存在

■仕事か?家庭か?愛人の存在

◯エンツォがフェラーリを経営しながらも、家庭では妻との関係は冷え切っていた。仕事か、家庭かというのは現代でも問題となるが、本作では妻がフェラーリの共同経営者でもあることがポイントとなっている。起死回生のためにレースに勝つために妻から経営権を欲することになる。

◯正直、会社経営やレースよりもエンツォが妻と如何に向き合い、愛人とその息子をどのようにして暮らすかにスポットが当たっている。愛人は確かにまずいとは思うが、妻との不仲、会社経営など同情できる部分もある。納得は難しいかもしれないが。戦争や会社経営、息子の死、様々な現実が押し寄せた中で愛人がいなければ生きていけなかったのかもしれない。


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