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インサイドセールスのユーザ会で学んだ3つのこと



ベルフェイス(株)主催のユーザ会にウェビナー(オンライン)参加しました。 

ユーザー会ではインサイドセールスのノウハウはもちろん、ビジネスをする上で汎用性が高い話も多く聴けて有意義でした。


今回はその点に絞り、簡単にご紹介します。


ベルフェイスとは


今回主催のベルフェイス(株)ですが、こちらは「インサイドセールス」をサポートするデジタルツールの提供会社です。ユニークかつOnlyOneのサービスで、僅かリリース3年で1000社以上が導入し、圧倒的評価を得ています。

今回も500名超が参加する大盛況ぶりでした。



今回ご紹介したいのは


今回ご紹介したいのは、登壇してお話になったうちのひとり、マルケト(アドビシステムズ(株)専務執行役員)福田康隆さんのお話の一部です。

福田さんはアメリカのセールス・フォース・ドットコム勤務時代に「インサイドセールス」と出会い、それを日本に持ち込んだ第一人者として、またそれを著した「ザ・モデル」の著者としても著名です。


「ザ・モデル」の話、別の登壇者の話、インサイドセールスそのものについての話は、機会があればあらためてご紹介させて下さい。

では順番にお話ししていきます。

1.常にベストかどうかを疑え


例えば本に書いてある内容を、そのまま「正解」だと思い込んでいませんか。

そう思い込んでいると「いかにそのまま自分にはめ込むか」ばかりに腐心しがちです。

しかしよく考えれば著者と自分とでは環境も状況も異なるし、著者が必ずしも最大公約数的な正解を語っているとは限らない。極端な話、自分にとっては「間違い」の可能性だってあるわけです。そのまま導入して逆に生産性が下がったら本末転倒ですよね。

福田さんのところには沢山の相談が持ち込まれるわけですが、自社にとって何が本質的な課題か、課題解決にはそれがベストか、などが突き詰められないまま「どうすれば上手に導入できるか」といった相談も多く、驚いたというお話でした。

これは「思考を停止させるな」という意味合いでも重要ですね。


2.成果物より大切なもの


例えばアウトプットが完成したとき、気になるのはアウトプットの出来栄えだけではありませんか。

これは再現性の話ですが

アウトプットの再現とは、アウトプットに至ったプロセスの再現です。

更に突き詰めるとそれは試行錯誤を繰り返し、そのプロセスを辿ると決めてきた何百何千の決断の再現だというわけです。

ごく身近でわかり易い例で言うと、PCの操作で意味不明のアラームが出て、あちこち触っていたらアラームが消えた。でも再び同じアラームが出たとき消せますかといった話です。きっと私は消せませんw

決断の質が仕事の質、仕事のスピード、突き詰めると人生の質を決めています。そう意識し、危機感を持って決断の再現性を意識したいものです。


3.すべては必要性ありき


例えば手元にあるコンテンツありきで考えていませんか。

1に似ていますが、例えば購買を検討している潜在顧客層に対し、あるタイミングでメールを送信することが有効であれば、それを実行すればいい。しかし「メールを送ることありき」になっていませんか、といった話でした。

相手にとってよかれと思って行動しているつもりでも、本当はそうじゃないんじゃないか。デジタルによって様々な「リアル」が可視化できる時代です。事実を見て判断していきたいものです。


まとめ


今回のユーザー会のテーマは「Best Practiceを探求せよ!実践企業から学ぶInside Salesの仕組みづくり」でした。

まさに「探求」し続けること。その為には「それがベストか」など「適切な自問」が有効であろうこと。そしてそれを習慣にすることが重要だと感じました。

また、登壇者が提供してくれたノウハウの裏にも、着地点に至るまでの沢山の試行錯誤や決断があったことを感じる機会ともなりました。

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