病名とかHSPとか、名前でなくて中身が重要だ
坂口恭平さんの『自分の薬をつくる』を読了。最近ずっと気になって少しずつ追いかけている方です。ただ、インプットが多すぎてまだ全然お金の話は読めていません。
声に出していないだけでみんな悩みは同じ
みんなって誰?とか思うかもしれないけど、「あ~自分が悩んでいたことってみんなも思っていたことだし、他人目線で見たらちっぽけなことなんだな」ってわかる本です。本当にオススメ。くすっと笑えるところもありました。
人からどうやって見られているか、やりたいことがわからない、人間関係がうまくいかない、とかとか。
「薬」は毎日飲むもの。その毎日服用する「薬」をそれぞれに処方しようということで、何をしたらいいかというのをそれぞれの悩みに対して坂口恭平さんが「処方」する。たしかに漢方の話も出てくるけど、薬ってその人に合うものを調剤すべきだよね。医師がぽーんって出しちゃうけど。
キーワードは「日課」と「しおり」と「企画書」
あんまり書くとネタバレになりそうだけど、「薬」は毎日行う「日課」、そしてルーティンとして毎日の過ごし方を「しおり」(修学旅行とかで使うやつのほう)、そしてやりたい!と思ったことはやると疲れるから「企画書」(と見積書)にする。
私も旅のしおりを作るのは好きで、個人旅行でも結構考えていく方でした。旅の計画を練るのがワクワクするから。
詳しくはもちろん本を読んでほしいんだけど、私は生活のリズムが元々ないので、自分の過ごしやすく体調の良くなる生活パターンの「しおり」をつくって実験していくところからやろうと思います。ちなみに坂口恭平さんは4時起きがぴったりなんですって。
たまたま早起きした今日のパフォーマンスがとてもよかった
昨日ちょっと嫌なことが合って早く寝たこともあるけど、今日は早く起きました。家族の中でも一番で、一人暮らしみたいに静かな家。ごみを捨てに外に出てみると、秋の空気は澄んでいて、太陽が上がってきて気持ち良い眩しさ。
朝一番に太陽の光を見て浴びたからか、身体がとても動き、ラジオ体操をしてから、タスクは午前中11時までには完了していました。その後2~3時間で本を読んだり、ご飯を食べたり。
今まで早起きは苦手だと思っていたけれど、夜10時を過ぎるとダラダラするしスマホでそれこそ「まとめサイト」(笑:本を読んだ人には伝わるよね!)を見まくってしまうから、午前中に有効に時間を使おうと決めちゃえば、後の時間は焦燥感もなくて実は私の体に合っていたりして。そう思っていた矢先だったので、しおりをつくって試してみたいなと思いました。
HSPとか、名前や型にはめようとしすぎなのではないか
私もHSPだと思っている当事者なのですが。。
本の中でも「うつ病」とか、病名をつけることに意味はあるのか、のような話が出てきます。私も今まで適応障害というハッシュタグをつけていたり、これは病気じゃないけどHSPのハッシュタグや話をしてきました。適応障害は本当に病名と言えるか謎なんですけど笑。
HSPやHSS型HSPについて、自分がそれに当てはまるとわかったことで、自分の特徴を客観的に見ることができました。だから、分かってよかったと思っています。たまにHSP向けの情報も見ています。
でも、HSPであることを知人に公表したり、HSP同士で「HSPだから~~~だよね」っていうのって、意味ないんじゃないかなって思いました。今日。
HSPという言葉や枠組みに意味はありません。重度というか程度も人によって異なります。
もしかしたら、HSPを知った最初の頃は「同じような人がいたんだ!」という共感とか安心が必要な時期があるのかもしれない。私もそういう時期がありました。でも結局は自分の体調や気質に合った生活を自分で探していくしかない。全く同じ生活や環境で暮らしている人は、誰一人としていないのです。
言い方が悪いのは重々承知だけど、今有名になってきた時だからこそ、傷を舐め合うのではなく、次のステップに進みたい。
noteを始めた日はHSPの人ともつながりたいな~というように思っていたけど、今はあまりそう思っていません・・・笑
HSPであろうとなかろうと、自分のことを理解して自分の体調(心身)を観察して、どうするのが自分が健康でいられるかを考えていくことが重要だと考えています。
※あえて今回はタグにHSPをつけますが、今後はつけないかも。
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