見出し画像

最後まで貫き通す覚悟はあるか?

嘘をついたことがない人間なんていないと思ってる。

本音と建前を使い分けたり、本当のことを言わなかったり、事実と違うことを話したり。何かを隠すために嘘をつくことは普段の生活の中にいくらでも溢れている。それをすべて嘘と呼ぶかどうかは別として、100%言っていることが本当だという人はそれほど多くないはずだ。

多くの場合は、自分をよく見せるためだったり、自分を守るためだったりするのではないかと思う。またあるときは、誰かを守るためでもあるんじゃないかと思う。いずれにせよ、嘘をつくということは、本当のことが伝わってしまったら、何か不利益が自分や相手やその他の誰かに降りかかる場合だ。

だから、というのはなんだけど、その嘘が何かをきちんと守ることができるのなら、あってもいいんじゃないかと思っている。もちろんその内容の程度にもよるし、法律やマナーやルールに反していないというのが大前提だけれど、小さな嘘をつくくらいで守れるようなことで、それが法や道徳に触れないことならば、嘘をつくことはありだと思う。

でも、絶対に守られるべきことは、その嘘が嘘だとばれないことだと思う。ばれなければいいや、という考えはとても浅はかだと思うし、嘘はないほうが良いに決まっている。でも、絶対にばらさない、ばれるようなことはしない、人に不快な思いをさせない、という強い決意や想いがあれば、それは優しさでもあるような気がする。

反対に言えば、ばれるような嘘はつくべきではない。なぜなら嘘はその内容よりも、嘘をつかれたという事実が最も人を傷つけるからだ。なぜそんな嘘をついたのか、なぜ本当のことを言ってくれなかったのか。そう思わせた時点で、その人との信頼関係は崩れるからだ。嘘をつかれた側は、それが嘘だとわからなければ不快な思いをすることはないし、相手への信頼が損なわれることもない。嘘をつく側は、そこまで考えるべきだ。その嘘を、最後まで貫き通す覚悟はあるか?もう一度、自分に聞き返してみよう。

もしサポートいただけることがありましたら、また他の方へのサポートに使わせていただき、循環させられたらと思っています!