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7歳で家族を皆殺しにされた少女が見つけた生きる希望

今日3月8日は

「国際女性デー」

ですね。

国際女性デーとは、、、

女性の政治的自由と平等の権利を
守るために国連が定めた日です。

女性のために社会変革に
貢献した女性たちの勇気を称え、世界各地で様々なイベントが
行われています。

日本でも、

”女性の生き方を考える日”

として定着し、話題に上がるように…。


私は2020年から毎年、

「なりたい自分へのチャレンジ」

と結びついた内容で、
記事を書いてきました。

たとえば、


なのですが、実は私。
この国際女性デーには、
ちょっとした不満があるんです。

一体どんな不満なのか、
読んでもらってもいいですか?

(と言っても、私はすべてを
把握しているわけではありません。
なので、事実と異なる点があったら

「ゴメンナサイ」

と先に謝っておきます\(>_<)/)

国際女性デーに対する不満(ひがみ)

さて、その不満は何かと言うと…?

ーーーーーーーーーーーーーー
いわゆる「スゴい女性」だけが
注目されている

ーーーーーーーーーーーーーー

ということ。

たとえば、毎年開かれている
HAPPY WOMAN のイベントでは、

「女性の力による持続可能な
社会づくりに向けた挑戦や活動を行い、今後に期待できる個人」

として、会社やブランドを
創設した起業家や芸能人が
表彰されています。


イベント写真を見れば、
メイクやドレスで美しく
着飾った女性たちが大集合。

根が少しひねくれている私は、
このような女性たちを知ると、
まずはプロフィールをチェック。

そこに、こんな経歴が
書かれていようものなら

  • 米国生まれ、米国育ち

  • 父親の仕事の関係で、幼少期を海外で過ごし

  • 一流大学院を卒業後、外資系の会社に勤務。その後、海外の大学に留学。

彼女たちにしたって、海外で
過ごしたからこその苦労や、
そこに辿り着くまでの過程で
並々ならぬ努力をしてるはず。

ですよね?

なのですが、私は
そういった背景を見る前に

「なーんだ。そんな環境に育ったのか」

「そんな恵まれた環境に育っていればできるよね」

と、思ってしまうのです。

大学生時代に勇気がなくて
海外留学をしなかったのも、
途中まで勉強していたくせに
大学院を受験しなかったのも、

さらには就職先に外資系の
会社を選ばなかったのも、、、

すべては、この私が選んで
決めたことなんですけどね。

そんな自分の事は棚に上げて
ひがみ根性が出てしまいます。
(ˉ ˘ ˉ; )

そもそもこの記念日が
制定されたきっかけが、、、

参政権のなかったアメリカの
女性たちが、政治的自由と平等を求めてデモを起こし闘ったこと。

なので、

「女性のために行動を起こし
 社会を変える業績を残した」

そんな女性たちが社会で
注目されがちなのは、
当然のことかもしれません。


しかし、だからこそ!

ひねくれ者の私は、けして
恵まれていない生い立ちで過酷な
時代を生き抜いてきた経験をもち、

しかも世界に表彰されるような
偉業を成し遂げたわけではない。

「そんな女性たちにも光を当て、
注目してもいいのではないか?」

と思ってしまうんです。

なぜなら彼女たちは、

ーーーーーーーーーー
そんな環境の中でもたくましく
生き抜き、今も生きているー。

ーーーーーーーーーー

その存在だけで、なりたい自分に向かって
チャレンジ中の女性を勇気づけ、
大いに触発してくれるからです。

というわけで、今日は
別の意味で「スゴイ女性」
一人紹介したいと思います。

この女性。

2020年の10月のnoteでも
一度紹介したことがあります。

なので、もしかしたらあなたは、
壮絶な人生を生きた彼女について
既に知っているかもしれません。

ただ、もしあなたが
こんなことを感じているなら…。

  • 自分の人生でやりたいことが見つからない

  • 「これが私の生き方!」と確信を持てる使命や目的、ライフワークはどうやったら見つけられるの?

彼女の人生に、その一歩となる
答えを見つけることができます。

なので今日もぜひ、最後まで読んでくださいね。

家族を皆殺しにされ全てを失った戦争孤児

その女性の名は、トシャ・マギーさん。

私が住むウガンダのグルで、
テラ・ルネッサンスというNPOが
元子ども兵士のケアや社会復帰を
支援する活動を行っています。

彼女は、その組織で中心的な
立場にあるスタッフの一人。

今でこそ、戦争の犠牲者を
支援する立場にありますが、
元々は彼女自身が戦争の犠牲者。

戦争孤児であり難民でした。

出身は、ウガンダのお隣りの
お隣りの国であるブルンジ。

幼いころに母親を亡くし、
父親に育てられていました。


わずか7才だったある日。

故郷で起きた内戦によって
家は焼かれ、家族は殺され、
すべてを失いました。

路上には、手足を切断された
状態で亡くなり、そのまま
放置されている沢山の人たち。

こんな残酷な光景を目にしても、
何も感じなかったというトシャさん。

なぜだか、分かりますか?

彼女いわく、すでに

「人間としての感覚が失われていた」

からです。

コンゴ、タンザニア、ケニアと、
彼女は各国の難民キャンプを
ひたすら渡り歩きました。

難民キャンプと言っても、
現在のように国際団体や
国連機関からの支援が
行き届いていなかった当時。

それは路上生活するホームレスと
何ら変わりない生活だったそう。

そして最終的に辿り着いたのが、
ウガンダの首都カンパラでした。

とにかく生き抜くために、まずは
自分にできる仕事を見つけること。

たくさんお金を稼いで
生活を良くすること。

それが、彼女にとっての
「幸せ」であり、その幸せを
つかむことが唯一の夢だったと
当時を振り返るトシャさん。

彼女はその夢のためだけに
がむしゃらに働き、自分の土地も
家も手に入れることができました。

彼女は望み通り、夢を叶えたのです。

夢を叶えた彼女の信じられない行動

戦争の経験をもたない私たち日本人にしたら、想像を絶するようなトシャさんの人生。

やっと手にした望み通りの生活。

これからは

「自分の幸せだけを考えて生きていけたはず…」

そう思いませんか?

しかし彼女は、そうはしませんでした。

なぜなら、、、

自分が求めていたすべてを
手に入れたにも関わらず、
心が満たされていなかったから。

夢を叶えた彼女には1つだけ、
どうしても目を背けることが
できないものがありました。

それは…。

高級な車に乗り、裕福な生活を
送っている金持ちがいる一方で、

誰からも関心をもたれず
貧しく暮らしている
ストリートチルドレンがいるー

それは、毎日職場に向かう
途中で目にしていた現実でした。

その現実に対して

「自分に何ができるか?」

と考えた彼女。

なんと!

そのストリートチルドレンを
自宅に引き取り、自分の家で
育てることにしたのです。

彼女は言います。

=================
彼らが私に希望を与え、
自分が人間であるという感覚と
自分自身を取り戻させてくれた。

彼らによって、自分に
生きる目的ができたのです。

=================

その後、縁あって
テラ・ルネッサンスと出会い、
現在にいたるトシャさん。

子ども時代の辛い経験が、
今の自分の強さに繋がっている。

多くの人が亡くなった中で、
自分が生き残ったことに
意味がある。

生き残った自分に
存在意義がある。

Life is beautiful !
(それでも人生は美しい)

と、力強く語っていました。


使命と人生の目的を見つける第一歩

本当にやりたいことや
使命や人生の目的は、
どうやったら見つけられるか?

トシャさんの生き様は、私たちに
その答えを教えてくれている気がします。

それは、
ーーーーーーーーーーーーーー
けして自分の幸せだけを
追い求めていては見つからない。

自分の周りに目を向け、そこで
起こっている問題に関心をもつ。

その問題に対して、

「私はどうしたいか?」
「私には何ができるか?」

と考え、実際に行動を起こす。
ーーーーーーーーーーーーーー

それによって見つかるのだということ。

もちろん、私自身が
幸せであることは大切。

なぜなら、自分が幸せでなければ
他人に関心を向け、他人の幸せの
ために貢献することはできないから。

毎日、大切な人と一緒に
平穏無事で過ごせる。

そんなささやかな幸せで
満足できる人生もあるでしょう。

でも、この記事を訪問し
読んでくれているあなたは

「何か大きなもののために
 情熱をもって貢献したい!」

「私の生き方はこれ!と
情熱をもって没頭できる使命や
人生の目的を見つけ、そのために生きたい!」

と望んでいるのではないでしょうか?


そうであるならば、少しだけ、
周りに目を向けてみませんか?

自分の周りに目を向け関心をもつ。

これが「私の使命と人生の目的」を
見つけるための最初の一歩だと、
私は思っています。

あなたはどう思いますか?

良かったら、下のコメント欄から
あなたの考えを教えてくださいね。

それでは、
最後までお読みいただき
どうもありがとうございました。

追伸:テレビ放送のお知らせ

今日のお話は、2020年10月14日に
開催されたテラ・ルネッサンスさんのセミナー

「アフリカの今と、希望
 ~元子ども兵や紛争被害者と
向き合ってきた15年間から学んだこと」

に参加して得た内容をもとにお伝えしました。


そのテラ・ルネッサンスさんの
アフリカでの活動を密着取材した
番組がテレビで放送されます。

アフリカ(ウガンダ)や国際協力・支援に興味のある方もない方も、

日本ではなかなか報道されない
アフリカの現実・現場を知る。

そうすることで、使命や
人生の目的に繋がるきっかけを
得られるかもしれません

なので、「ピン!」と来た方は
ぜひご覧になってみてくださいね。

番組の放送日程は、こちらです。

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日時:2023年3月9日(木)午後9時~午後9時50分

番組:NHK(BS1)ザ・ヒューマン

詳細:https://www.nhk.jp/p/ts/6GLVG6Q9P4/episode/te/6JXQWVW8NK/

*ニュースの都合により、放送日などが変更になる可能性があります。
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こちらの番組が放送された後は、
テレビ放送記念の特別企画として
YoutubeにてLIVE配信が行われます。
↓ ↓ ↓

残念ながら、私はテレビ放送は
観られないので、LIVE配信に
参加したいと思っています。

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