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何となく過ぎていく人生に区切りをつける大切さ

学期末ごとにテストがあったり、一年進級するたびにクラス替えで人間関係が変化したりと、何かと区切りを感じることの多かった学生時代。

そんな学生時代とはちがい、社会人になって仕事に慣れてしまうと、
自分の人生に区切りを感じる機会はめっきり少なくなってしまいますよね?

今回は、人生において区切りをつけることの大切さについてお伝えします。
区切りの大切さを学んだ私自身のエピソードも紹介します。

もしあなたが、

  • 変化のない毎日をただ何となく過ごしてしまっている

  • 過去の出来事にしばられて、なかなか前に進めずにいる

のであれば、これからの人生で区切りをつくってみてください。

いつでも人生の新たなスタートを切り、
より速く目標を達成し夢を実現させることができるようになりますよ。

人生に区切りをつけることの大切さ

はじめに…。
なぜ、人生で区切りをつけることが大切なのか?

それは次のような理由があるからです。

【区切りをつけることが大切な理由】

  • 自分の現在置を確認できる。

  • 周りに感謝することで前に進むための力を得られる。

  • 未来に向けて、新たな決意でスタートを切ることができる。

  • 結果として、目標達成や夢の実現が速まる。


順番に説明していきますね。

自分の現在置を確認できる

人生の中で区切りをつけるとは、
過去をふり返り、未来から見た自分の現在置を確認すること。

具体的にどういうことかと言うと・・・。

  • 自分の成長過程をふり返る。

  • 現在、自分が行っていることの意味を再確認し、それが適切かどうか判断する。

  • まちがっていることを修正できる。

  • 意味のないことをやめる機会になる。

  • 自分の本当にやりたいこと、やるべきことがはっきりする。


たとえ目標の達成や夢の実現に向かって取り組んでいるとしても、
区切りなしにダラダラと続けていたらどうなるでしょうか?

  • 今、自分はどこまで進んできているのか。

  • 何ができるようになって、何がまだ足りないのか。

  • 今やっている方法で正しいのか。

  • そもそも、この夢や目標は自分が本当に望んでいることなのか。

時に立ち止まってふり返りをしなければ、目標達成や夢の実現までの道すじを見失ってしまいますよね?

方向が間違っているのにやり続けて、ゴールにたどり着けることはありません。
それまで費やしてきた時間や労力、気力にお金までもがムダになってしまいます。

そんな結果に終わったら、悲しいと思いませんか?

こんな悲しい結果を招くことがないよう、人生のどこかで区切りをつくり、自分の現在地を確認することが大切なのです。

周りに感謝することで前に進むための力を得られる

なぜ、自分が今ここにいられるのかを考えた時、
自分がどんなに周りの人や環境に支えられているのかに気づき、
自然と感謝の気持ちが生まれてきます。

それは、誰かに直接何かをしてもらったことに対してだけとはかぎりません。

離れたところから、誰かが自分の無事や成功を願ってくれていることに対して。
または、不運にも事故にあったり病気になったりする人がいる中で、自分は健康に無事に過ごせたことに対する感謝もあります。

「自分は独りじゃないんだ」
「自分はこんなにも支えてもらっていたんだ」

という事実に気づけると、目標や夢に向かって前に進むための力が湧いてくるはず。

人どんなに自由を求めている人でも、独りで過ごすことが好きな人でも、独りで生きていくことはできませんよね?

だからこそ、人生に区切りをもち、周りに対して謙虚な気持ちで感謝するー。
こういう在り方が大切だと、私は考えています。

未来に向けて新たな決意でスタートを切ることができる

夢の実現や目標達成のために自分がやりたいこと、やるべきことが整理されることで、夢や目標に対する自分の気持ちも前向きに整理されます。

それにより、未来、つまり夢の実現や目標の達成に向かって、決意を新たにスタートを切ることができます。

目標達成や夢の実現が速まる

やるべきことがはっきりし、決意を新たにできたことが加速力となります。
その結果、より速く目標を達成し、夢を実現させることができます。

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人生に区切りをつける4つの方法

それでは、人生の中でどんなときに区切りをつけたらいいのでしょうか。

区切りをつけるのに適している機会として、次の4つがあります。

  1. 年・月など時間の単位

  2. 何かを達成できたとき

  3. 何も達成できない状況が長く続いているとき

  4. 過去にしばられて前に進めなくなっているとき

1.年・月など時間の単位で区切る

一つ目は、年末(年度末)または半年ごと、毎月の月末など、時間の単位で
区切りをもつ方法です。

誕生日や入学・卒業式、就職した日など、特別な行事がなくても、意識することなく区切りをつくることができます。

2.何かを達成できたとき

二つ目は、何か目標としていることを達成できたときを区切りにする方法です。

たとえば、

  • ずっと勉強してきた資格を取ることができた。

  • 目指していた仕事の役職につけた。

  • 職場の研修で認定証をもらえた。

など。

何か成果を出せたときや、目標としてずっと頑張ってきたことを
達成できたときを利用して、区切りをつけることができます。

3.何も達成できない状況が長く続いているとき

逆に、

  • 何かに長い期間取り組んでいるのに、何も成果が出せていないとき。

  • または、自分で決めた期限までに目標を達成できなかったとき。

こんなときも、区切りをつけることができます。

  • それは自分にとって本当に意味のあることなのか、心からやりたいことなのか?

  • 自分にとってやっぱり重要で本当にやりたいことだとあらためて確認できたのなら、成果を出すために別の方法があるのではないかと考える。

  • いつまで続けるか?次はいつ評価をするのか?期限を決める。


これらのことを、いったん立ち止まってじっくり考えてみましょう。

考えてみた結果、実はそれが自分にとってそれほど大きな意味はなく、
本当にやりたいことでもなかったと分かったら?

いつまでもしがみついていて、何かプラスになることはありません。
勇気を出し、思い切ってやめることが大切です。

4.過去にしばられて前に進めなくなっているとき

過去にしばられているせいで、前に進むことができないでいるなら?

そんな時も、できるだけ早く区切りをつけた方が良いです。

たとえば、今の人生に満足していない場合。

  • 希望していた大学や会社に入れなかったから

  • 希望して入った大学や会社なのに、期待していたのとちがって勉強や仕事が楽しくないから

など。
満足できない原因を、過去にばかり求めてしまうことはありませんか?

過去にしがみついていても、すでに起きてしまった過去の出来事を変えることはできませんよね?

私たちにできるのは、その過去の出来事を今どう受け止め、それをどのように未来につなげていくか、ということだけ。

過去と決別するには勇気がいります。

でも、「今、そして未来を生きる」と決断し、過去の自分との区切りをつけるー。

新しい人生を始めるために、大切な生き方だと考えます。


区切りの大切さを学んだ私自身のエピソード

私が住んでいるウガンダでは、新年明けてすぐに大学の卒業シーズンを迎えます。

大学で卒業式が行われた後、卒業生それぞれの両親が企画して自宅でパーティーを開くのが伝統。

家族だけでなく、一族の代表や友人、お世話になった人や町の有力者までもが招待され、卒業できたことをみんなでお祝いします。

私の夫は2019年1月。
無事に大学を卒業し正式に薬剤師になることができました。

そして、夫の両親が開いてくれた卒業パーティーに出席していたとき、
思いがけず、人生の中で区切りをつけることの大切さを学ぶ経験をしました。

ここで紹介するのは、

  • 私が人生の区切りにあると気づかせてくれた夫のスピーチ

  • これからの人生に対する決意表明となった私のスピーチ

です。

実際の人生で、どのように区切りをつければいいのか?

一つの例として参考にしてみてくださいね。


自分の区切りに気づけた夫のスピーチ

卒業パーティーでスピーチを始めた夫から聞こえてきた言葉に、私は驚くとともに感動し、涙が止まらなくなりました。

みなさんの前で伝えておきたいことがあります。
それは、自分の妻ミナのことです。

ミナは、こことは何もかも全く違う、すべての面で発展した国から、自分を支えるために移住を決心してくれました。
彼女自身も看護師というスペシャリストでありキャリアもあるのに、それをすべて捨てて。

今日自分が卒業できたのは、影で支えてきてくれたミナのおかげでもあるのです。

それは、まったく思いもよらない言葉でした。

私の欠点は、つい独りで頑張っていると思ってしまうところです。

「私はこんなところでこんなに頑張っているのに、なんでわかってくれないの?」


夫とつまらないことが原因でケンカになる時も、いつも最低な態度をとってしまっては、あとで悔やむという繰り返しでした。

夫は、そんな私の存在を、親戚や友人、学校の恩師など合わせて30名ほどの出席者の前で認めてくれたのです。 

それで、私は初めて気づきました。

「そうだ。私は、夫が大学を卒業できるようにサポートする、という自分の役目を何とか果たせたんだ。
だから今日という日は私にとっても卒業。
そして、今日は私たちの区切りの日。卒業と同時に新しいスタートでもある」

と。

同時に、今まで私を支えてくれた人たちのことが、次々と浮かんできました。

移住したばかりで何もできなかったころ、毎日のように食事を提供してくれたおば。
遠いところまで水くみに行ってくれた義理の妹やめいっ子たち。

引っ越しの時、頼んだわけでもないのにどこからともなく集まってきて、
荷物運びを手伝ってくれた村の子どもたち。

研修で夫が不在の時は、夫の友達が毎日やってきて、私の苦手な豚のえさやりを手伝ってくれた。

家の中にネズミが現れた時には、電話一本で駆けつけてくれた義父
(結局、ネズミを退治したのは研修から戻ってきた夫だったけど・・・)。

何かあってもすぐに駆け付けてあげられないことをすまなく感じながら、
いつも私の無事と幸せを一番に思ってくれている日本の両親や家族。

そして、私の夢を応援しつつも、
辛くなったらいつでも帰ってきておいでと言ってくれる友人たち。

「自分だけが頑張っている」

こんなふうに思ってしまったこともある自分が、恥ずかしくなりました。

そして、自分がどんなに多くの人に支えられ、生かされていたかということに気づくことができたのです。

自然と頭が下がりました。

感謝と決意表明を込めた私のスピーチ

次は私がスピーチする番であることを告げようとして、泣き出している私に気づいたパーティーの司会者。

「辛かったら、ムリにしなくてもいいんだよ」

と言ってくれたのを、私は断りました。


「私はやりたい」

と。

多くの人に支えてもらった人間のケジメとして、今この機会に、しっかりと自分の言葉で感謝を伝えたいと思ったからです。

夫をサポートするためにこの国に来たとは言っても、私一人の力では今日の日を迎えることはできませんでした。

食べ物、環境、生活習慣、価値観、全てが異なる中で慣れるだけで必死だったからです。

今、私たちのために集まってくれたみなさんの前にこうして立ってみて、
この3年間、私たちがどれだけみなさんに支えてもらっていたか分かりました。

みなさんに支えてもらったおかげで生きることができ、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

夫は今日、卒業という一つのゴールにたどり着きました。
でも、これで終わりではありません。

私たち夫婦には、
「この国で苦しんでいる人たちの生活をより良くするために尽くしたい」という共通の夢があり、その夢への本当の歩みは今日ここから始まるからです。

支えてくれた人たちへ感謝を伝えたくて始めたスピーチ。
それが最後には、これからの自分の人生に対する決意表明になっていました。

私にとって、人生の次のステージへ進む決意を新たにすることができた、区切りの瞬間でした。


区切りをつけるには勇気が必要

今回は、人生での中で区切りをつけることの大切さについてお伝えしました。

注意していないと、自分の周りで起こっている変化に気づけず、何となく毎日が過ぎていってしまいます。

また、いつまでも過去にしがみついていては、人生の新しいスタートを切ることはできません。

だからこそ、勇気を出し、意識して区切りをつけることが大切なんですよね。

少しでも前に進み、少しでも速く目標達成や夢の実現を果たせるように、
一つ一つの区切りを大事にしていきましょう。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。


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