見出し画像

大分県IT業界で働く|harigane. 日熊友香さん

こんにちは、末綱です。今回はマークアップエンジニアかつWebデザイナーであるharigane.日熊友香さんをご紹介します。日熊さんはもともと福岡のWEB制作会社に勤められていましたが、2020年に独立し、現在は大分を拠点にフリーランスとして活動されています。

フリーランスのことコーディング/Webデザインの勉強法今後のキャリアまで興味深いお話がたくさんですので、早速見ていきましょう!


ファイル_000 (3)

写真:harigane./日熊友香さん



ハリガネ/日熊さんについて

ファイル_000 (7)

略歴

高校卒業後、グラフィックデザインの専門学校にて3年間勉強するものの、就活中に感じた「なんか、進むべき道は紙のデザインじゃない気がする」という直感を信じ福岡のweb制作会社に就職。そこで2年間、主にコーダーとして働いたのちに別の制作会社に転職。webディレクター、マークアップエンジニア、webデザイナーとして3年半web制作に携わり、2020年フリーランスとしての活動を開始。(引用元:harigane.さんのホームページ)


フリーランスとして独立するきっかけとは

画像7

Q.フリーになったきっかけはなんですか?

日熊さん
きっかけは、新卒で入った会社の社長のお言葉です。それは、”腕一本で食っていけるようになれ”と”28歳までの頑張りで、その後の人生が決まる”という言葉でした。当時二十歳の私は、その言葉にとても感銘を受けて、”腕一本で食っていく”ってなんてかっこいいんだと社長の言葉がとても胸にささりました。そこから独立が一つの目標になり、2つ目のWEB制作会社を経て、27歳のときにフリーランスとして活動し始めました。


ハリガネ/日熊さんのお仕事について

スクリーンショット 2021-01-19 10.27.44

Q.現在の仕事内容はなんですか?

日熊さん
主にホームページのコーディングやデザイン、ディレクションをしています。案件によって異なりますが、制作会社さんにコーディングだけお願いされるときもあれば、デザインだけお願いされることもあるので、プロジェクトごとに求められる役割は違ってきます。以前案件でタイ料理のルアンマイさんとお仕事をしたときは一括してディレクションから制作まで携わりました。

写真:harigane.さんのWebサイト


WEBデザインの勉強法

スクリーンショット 2021-01-18 14.15.13

Q.WEBデザインはどうやって学びましたか?

日熊さん
基本的には会社で実務をしながら学んでいきましたが、良いデザインをたくさん見ることは普段からよくしていました。素敵なWEBサイトをまとめているデザインギャラリーなどをたくさん見て、良い点やかっこいい表現の仕方などを吸収して実務に反映させていました。自分の中にあらゆる引き出しを設けて、それを使い回せるようにして、できるようになっていきましたね。MUUUUU.ORGS5Sty!eなどのデザインギャラリーは私も普段からよく見ていておすすめです。デザインギャラリーは他にもたくさんあるので探して見てみると面白いですよ。海外のWebサイトを集めているSites we likeSiiimpleなどもよく見ましたね。

写真:WEBギャラリーサイト/MUUUUU.ORG


身につくコーディングの勉強法

画像7

Q.コーディングの勉強で心がけていたことやスキルアップのコツはありますか?

日熊さん
私はとにかく手を動かしてコードを書くことが一番身につきました。私は新卒で入社した会社でコーディングの勉強を始めたのですが、とにかくコードを書くこと、模写することを一番最初にさせていただきました。最初から完璧なものを作ろうとはせずに、下手でも、間違えていてもいいから手を動かして、先輩が作成したサイトなどをたくさんトレース(コーディング模写)していました。模写する際は期限を設けて、期限が過ぎれば未完成であっても、エラーが出ていたとしても終了して次のサイトに移るというように、とにかく個数をこなさせていただきました。とてもありがたいことに、期限内に模写したものを先輩にソースレビューしていただけて、改善すべき点や誤りの箇所を教えていただきました。そのおかげで、基礎となる土台をしっかりと築くことができたと思います。やはり、土台がしっかりしていないと実務の時に間違えたり、ネット上のコードをコピペするしかできずによく分からないまま進めてしまったりと先が危うくなるので、基礎はしっかり固めた方が良いです。
また、興味を持つこともスキルアップに繋がると思います。トレースがある程度できるようになってからでいいですが、WEBデザインと同様に色んなサイトを見て、アニメーションの動きや表現の仕方などを既存のソースコードと見比べながら勉強することも普段からよくしていました。


フリーランスのメリット・デメリットについて

画像7

Q.フリーになって良かったことはなんですか?

日熊さん
たくさんありますね。会社員のときと違って、たくさんの人と一緒にお仕事ができるので楽しいなと思います。会社の場合は取引先が決まっていますが、フリーランスになったら会社員時代に出会えなかったような人たちと交流ができたりします。以前タイ料理のルアンマイさんとお仕事させていただきましたが、飲食業界の方と触れ合う機会はあまりなかったのでとても良い経験ができました。
また、色んな制作会社さんとお仕事するようになって、会社員のときには知り得なかった他社さんの考え方やコーディングの仕方など、新しい吸収がまたあって面白いです。フリーランスは色んな方とお仕事ができる分、新しい発見に出会える機会が多いかもしれないですね。

Q.逆にフリーになって悪かったことはありますか?

日熊さん
一人で全部しないといけないことですね。経理や見積もりとかお金に関することはもちろん、スケジュール管理や交渉、営業まで全て自分でします。制作会社の場合は、基本的にプロジェクトを複数人で進めていくので、納期が間に合わないなどの不具合が生じれば、ディレクターさんに調整をお願いすることなどできましたが、今は全て一人でやらないといけないので大変ですね。

写真:harigane.さんが手掛けたルアンマイさんのホームページ(harigane.さんのInstagram参照)


フリーランスとして独立する前にすべきこと

ファイル_000 (5)

Q.フリーになるまでにやっておくべきこと?

日熊さん
28歳で独立するために、何が必要かを逆算して考えていました。社会人になったのが21歳で、残り7年間のうち、コーディングのスキルは必須だと思ったので、最初の2年間はコーディングばかりしました。でもコーダーになったときにフリーランスはデザイナーもできた方が良いなと考え、3年目はデザインを経験できる会社に転職し、WEBデザインも勉強しました。デザイナーの苦労やリスク、スケジュールの管理などが理解できてきたら、次はディレクターを経験する必要があると思ったのでディレクターを担当させていただきました。
プロジェクトの一連の流れを通して、どうしているのかわからない不明確な部分を作らないようにしていましたね。自分からデザイナーをしてみたい、ディレクターをしてみたいと自分の気持を発信することが大事かなと思います。
ただ実際に独立してみて、もちろんフリーランスはあらゆるスキルも大事ですが、コミュニケーション能力も絶対必要だということがわかりました。

写真:harigane.さんのInstagram参照


フリーランスの働き方

画像9

Q.会社員時代と比べて現在の働き方やワークライフバランスの違いはありますか?

日熊さん
会社員時代は就業時間が決められていて、その間集中して取り組んでいましたが、フリーランスになると働き方もワークライフバランスも全て自分次第だと思います。好きな時間に仕事できますが、自由すぎると気づけば徹夜していたり、早く取りかかれば早く終われたりと自分次第ですね。
どちらの働き方が良いかは人によると思います。決められた時間にある意味強制された方が仕事ができるという人もいたし、反対に強制させられるのは嫌で、別に夜遅くてもいいから自分のペースでしたいという人もいるので、どちらが良いか一言にまとめるのは難しいですね。

ハリガネ/日熊さんのこれから

ファイル_001

Q.今後のキャリアについて教えて下さい。

日熊さん
大まかに言うと、場所に縛られたくないと思っているので、日本全国どこでもお仕事ができるような環境づくりやクライアントさんとの繋がりを増やしていきたいなと思っています。もっと先の将来のことで言うと、ディレクションをメインに仕事をしていきたいなと考えているので、コーダーさんやデザイナーさんなど、誰かとタッグを組んでやっていけたら良いかなと思っています。幸いパソコンとWi-Fiがあれば仕事できるので、全国各地に友達を作って、一緒に仕事できたら人生楽しいんじゃないかなと思っています。



いかがでしょうか?
今回は大分県を拠点にフリーランスとして活躍されるマークアップエンジニア/Webデザイナーのharigane.日熊友香さんをご紹介しました。
ハタチの頃から独立の目標を掲げていて、目標達成に向けて着実と準備を重ね、有言実行されている姿がとてもカッコイイですよね。
また、スキルはもちろん、周りの方に元気なパワーを与える日熊さんの明るく面白く、少し豪快な性格もフリーランスとして活躍されている秘訣なのかなと感じました。独立する前には、何が必要か見極めて、一歩一歩進んでいきたいと思いました。

日熊さん、インタビューのご協力ありがとうございました。
それではまた次回です^^
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?