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御馳走帳

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僕が心からウマイと思ったものについて書いていきます。料理も食材も色々な角度から考えてみたい。ウマウマウー。
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#男の手料理

漬物の焼飯

漬物の焼飯

僕の若い頃からの愛読書のうちの一冊、池田満寿夫著『男の手料理』(1989年初版、サンケイ新聞連載時期は1985年から1986年)に登場する料理を実際に作ってみようシリーズの第5回。また半年近く間が空いてしまった。今回は漬物の焼飯を作ってみることにする。

漬物の焼飯は昨年のもっと早い時期に記事を書こうと思っていた。それがこんなにずれ込んだのは、とにかく自分の納得の行く漬物の焼飯が出来なかったからで

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餅の茶漬け

餅の茶漬け

久しぶりに男の手料理を記事にする。僕の若い頃からの愛読書のうちの一冊、池田満寿夫著『男の手料理』(1989年初版、サンケイ新聞連載時期は1985年から1986年)に登場する料理を実際に作ってみようシリーズの第4回。随分と間が空いてしまった。第3回を書いた時点で次はこれだと決めて色々と試していたのだけど、アッと云う間に一年が経った。光陰矢の如し。それでもこうしてまたまた書いてみる気力が出たのだから張

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丼じゃらホイ

丼じゃらホイ

丼物の記事も多くなってきたので、マガジンにまとめてみました。名付けて丼じゃらホイ。ドンジャラホイと読んでください。まあいつものダジャレ系です。軽く受け止めてください。

毎度毎度書いている通り、僕の丼物探究のバイブルは『ベストオブ丼 どんぶり探偵団編 in Pocket 文春文庫ビジュアル版』(1990年初版 現在絶盤)である。この本に出逢えたことで僕は丼物に大いに興味を持ち、天丼の世界へ深く立ち

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カキフライ丼

カキフライ丼

今回は池田満寿夫著『男の手料理』池田満寿夫著『男の手料理』(1989年初版、サンケイ新聞連載時期は1985年から1986年)に登場する料理を実際に作ってみようシリーズの番外編。先日記事にしたカキの天ぷら丼の回に、「岡山でカキ丼を食べたが、それには天ぷらでなくフライが使ってあった」との言及がある。先日カキフライを揚げた時に少し余ったので、池田満寿夫先生宣うところの「カツ丼の応用風」を作ってみることに

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カキの天ぷら丼

カキの天ぷら丼

僕の若い頃からの愛読書のうちの一冊、池田満寿夫著『男の手料理』(1989年初版、サンケイ新聞連載時期は1985年から1986年)に登場する料理を実際に作ってみようシリーズの第3回。3回続けばちゃんとシリーズだ。全部やろうとすると60回を越えるのでそんなにはやらない。10回くらいを目処に気まぐれにがんばります。今回はカキの天ぷら丼を作る。

宮城県石巻市の友人から牡蠣がいっぱい送られてきた。毎年あり

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日本人だけのスパゲッティ

日本人だけのスパゲッティ

僕の若い頃からの愛読書のうちの一冊、池田満寿夫著『男の手料理』(1989年初版、サンケイ新聞連載時期は1985年から1986年)に登場する料理を実際に作ってみようシリーズの第2回。いつシリーズにしたのかと思われましょうが、気まぐれにやるのであまり期待しないでください。ちなみにオマール海老やアワビなどの高級食材を使うのはパスします。今回は日本人だけのスパゲッティを作る。

「われわれ(日本人)は白飯

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コロンブスの卵丼

コロンブスの卵丼

僕の若い頃からの愛読書のうちの一冊、池田満寿夫著『男の手料理』(1989年初版、サンケイ新聞連載時期は1985年から1986年)。洒落ていて判りやすい文章と内容、広い見識と狭い嗜好の程好いブレンド感、そうした感じに僕は多大なる影響を受けていると思う。大好きで影響を受けているのだけれど、この本に出て来るメニューを作ってみようとはあまり思わなかった。その理由はただ一つ。一番最初に登場するコロンブスの卵

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