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丼じゃらホイ

丼物の記事も多くなってきたので、マガジンにまとめてみました。名付けて丼じゃらホイ。ドンジャラホイと読んでください。まあいつものダジャレ系です。軽く受け止めてください。

ベストオブ丼

毎度毎度書いている通り、僕の丼物探究のバイブルは『ベストオブ丼 どんぶり探偵団編 in Pocket 文春文庫ビジュアル版』(1990年初版 現在絶盤)である。この本に出逢えたことで僕は丼物に大いに興味を持ち、天丼の世界へ深く立ち入ることとなった。丼物はその丼の中に濃密で完結した世界を形作る。僕はそれを深く愛でるものである。そして世の中には様々な丼物があってそれぞれに問題を孕んでいる。代表的なものは、載せるか載せないか問題である。丼物のそれぞれの問題を考えてみたい。

天丼と天ぷら定食

この場合は天ぷらに対する味付けも変わるので(タレと天つゆなど)丼と定食は完全に別物と考えられる。ただ僕の原風景天丼は天つゆで天ぷらを煮るので丼と定食のハイブリッドとも呼べる。天玉丼(天とじ丼)になるとまた様相は一変する。かき揚げ丼と云うのもまた問題を複雑にしている。

かつ丼ととんかつ定食

これも別物ではあるが、かつ丼と云うのが玉子とじタイプだけでないところに問題がある。ソースかつ丼、タレかつ丼、デミかつ丼、等々。ソースかつ丼と定食の関係はかなり近い。でも簡単に考えると泥沼化するような気がする。

親子丼と親子定食

これはあまり問題にならないかと思うが油断は出来ない。

鰻丼と鰻重と鰻蒲焼き定食

ここは鰻を御飯に載せる載せないではなく、丼と重箱の容器のせめぎ合いがある。時折天丼方面でも勃発するが天丼と称しているのに重箱に入ってくるケースがあって紛争が起きる。それは明らかに詐称なので改善して欲しい。鰻は重箱に入っている方が多数派だが、丼愛好の少数派の要望ももっと取り入れて欲しい。鰻丼と鰻重で味が違うのかと聞かれれば、僕は違うと答える。鰻は丼で食べたい。丼を手に持って最後の方の御飯を掻き込みたい。願いはそれだけだ。でも白焼きは別皿にしてください。

海鮮丼と刺身定食

この関係性は非常に微妙で悩ましい。どちらにも言い分があってそれぞれに納得出来る内容(詳しくは割愛)なのだ。醤油を刺身にかけるのか、刺身を醤油につけるのか、など様々な論争があり枚挙に暇がない。この場合だけ引き分けとしたいが、別に勝負をしているわけでもない。

他の様々な問題点

中華丼の中華とは何であるか、カレー丼とカレーライスには差異があるのか、〇〇を丼に載せれば単純に〇〇丼になるのか(それは僕が頻繁にやっている)等々。丼の世界は決して穏やかではない。ダイナミックでドラスティックでドラマティックなのだ。

木の葉丼

これからも丼物を通じて、御飯のことや、様々な食材や料理のことを考えてみたいと思う。たまにとんでもないものを御飯に載せたがる僕ではあるが、どうぞお楽しみに。これまた果てしなき旅か。参ったな。そしてまた全然別の企画(食方面でないものも)も近く立ち上げますのでそちらもお楽しみに。止まっちゃっているのもぼちぼちやります。それではまた。

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