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クライミングにおける「強さ」について
こんにちは、Yoshiです。
クライミングというものは、個人の「強さ」が如実に表れるスポーツだなと思います。
まぐれでできるということは稀で、課題に対する実力の程度によって、その人が落とせる課題はある程度決まってきます。
ということで、本日は「クライミングにおける強さ」について書きます。
クライミングにおける強さとは
ジムや岩でクライミングをしていると、「強い」という言葉を耳にします。
例えばめちゃくちゃ太いピンチを保持して動けるとか。
小さなカチでも身体を安定して持つことができるとか。
足を切って身体が離れそうなところでキープできるとか。
様々なシーンがあるわけですが、クライマーは総じてそれらを「強い」という一言に集約します。
ということはこの「強い」あるいはクライミングにおける「強さ」には、様々な要素が含まれている訳です。
「強さ」に含まれる要素
では、実際にはどのような要素が含まれるのでしょうか。
パッと思いつくところでは以下でしょうか。
小さなカチでも持って身体を浮かせられる指の力(カチ力)
太いピンチでもガッチリ持つことができる把持力(ピンチ力)
登攀中に体勢を維持しながらムーブを考えたりトライできる保持力
繊細な足置きや体重移動ができる足力
不安定な体勢をキープできる体幹力
足を切って身体を動かせるキャンパ力
身体を自在に操って切り抜ける柔軟性
ダイナミックな動きができる運動神経
一言に「強さ」と言っても、これだけたくさんの種類があります。
だから、「あの人は強い」と言った時に、「具体的に何がどう強いのか」を明確にしなければ、正確な強さを測ることはできません。
その人固有の強さ
一言に強さと言ってもこれだけ様々あるわけですから、人によって得意不得意があります。
例えば、私は指の力がかなり強いです。
垂壁や緩傾斜壁で小さなホールドを指先で保持する課題が得意です。
これに関しては、今私が通っているジムで一番強い自負があります。
一方で、太いピンチを把持する力や、ダイナミックな動きはとんで苦手です。
これは、他の常連さんには敵いません。
だから、私もよく「強い」と言われるのですが、それはあくまで垂壁カチ課題に関してであり、それ以外に関してはそこまで強くはないのです。
他の常連さんも同様で、強傾斜ピンチ課題がバカみたいに強いけど、垂壁は苦手という人も結構います。
だから、一言に強さと言っても、その人固有の強さはかなりばらつきがあるのです。
自分の強さを見つけよう
クライミングを始めた当初は、誰しも強さもクソもありません。
登るだけで精一杯です。
でも、徐々に得意な課題が出てきます。
人間得意は伸ばしたくなるものなので、そういう系統の課題を打ちまくっていると、その能力がどんどん伸び、それがその人の強さになります。
それをさらに突き詰めていくと、それがその人のアイデンティティとなり、軸になります。
だから、クライミングを始めたら、どこかのタイミングで自分の得意領域、「自分の強さ」というものを作った方が良いと思います。
そこを中心に様々な課題にトライすることで、クライミングの楽しさ、奥深さに触れることができます。
ただ、クライミングというのは厄介なスポーツで、得意だけを伸ばしてもその他の課題に対応できないという問題が生じます。
だから、得意を伸ばしつつも他の要素も伸ばす必要があるのです。
これもまたクライミングの面白いところなのですが、この辺については、また別の記事で、、、
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