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「食のエンタメシティ」渋谷

商業施設から生まれる新しい情報発信のヒントを探る!

再開発が進む中、続々と開業ラッシュをむかえた渋谷の商業施設。
それぞれの商業施設が独自のコンセプトを持ち、飲食フロアも個性的です。トレンドをおさえた飲食テナントの誘致やフードホールスタイルだけに留まらず、昨年開業したRAYAD MIYASHITA PARKの「渋谷横丁」は全国各地のソウルフードが楽しめるエンタメスポットとして人気を博しています。
また商業施設だけでなく、50年以上の歴史を持ちレトロな雰囲気で今や観光名所にもなっている「のんべい横丁」や、人気店や穴場のお店、お洒落なカフェが集う宇田川エリアなど、渋谷は様々な色を持つ食のエンタメスポットが充実している街なのです。
今回は「食のエンタメシティ」でもある渋谷においての食を切り口とした新しい情報発信のヒントと可能性を探ります!

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昨年の2020年11月に渋谷スクランブルスクエアと渋谷ストリームで開催されていたIGPペイ・ドックワインレストランキャンペーンでは、2つの商業施設内の合計27店舗のレストランテナントで南仏の地ワイン「IGPペイ・ドックワイン」を提供し様々な料理とのペアリングが楽しめる企画が開催されました。

当キャンペーンの主催者であるIGPペイ・ドックワイン委員会のエージェントとして、今回の企画の立案からプロモーションの進行管理を担当したSOPEXA JAPON株式会社の安藤氏を取材しました。

ソペクサ安藤様

安藤陽子(Ando Yoko)
2019年6月SOPEXA JAPON 株式会社入社。ワインインポーターでのマーケティング経験を経て、現在ワインやチーズの生産者委員会の販売促進プロモーションやトレード向けのセミナーの企画運営を担当。

|IGPペイ・ドックワインのプロモーションではこれまでどんな展開をしてきましたか?

安藤 まずマーケット全体の話をしますと、日本のワインの消費者の年齢層は40代以上とやや高めで若干男性寄りなのですが、IGPペイ・ドックワインはカジュアルに楽しめる味わいの南仏のワインで、比較的手ごろな価格帯でもあるので、流行に敏感な若い女性をターゲットに認知拡大を目指しています。過去には表参道でのファッションイベントの参加店舗の店頭で試飲キャンペーンを行ったり、横浜のイルミネーションイベントでワインの販売などを行ったりしてきました。


|今回、開催エリアを渋谷に選んだ理由を教えてください。また主催者であるフランス本国の委員会の方々は渋谷の街をどのように評価されていたのでしょうか。

安藤 渋谷はここ数年で再開発が進み新しい商業施設がオープンしている話題のエリアであり、情報感度の高い女性が集まる街です。また多くのIT企業がオフィスを構えていますのでオフィスワーカーの方々にも仕事終わりのシーンにワインを楽しんで頂けることも期待できると思います。そういったことから実施エリアとして渋谷を提案しました。渋谷は海外の人の認知度が高く、流行の発信地というイメージが強いので、提案の段階から委員会メンバーも喜んでいました。

図1


|今回の渋谷でのプロモーションではどのような成果を感じていますか?

安藤 近年オープンした注目度の高い2つの商業施設を連動させ、27店舗というたくさんのレストランテナント様にご協力頂けまして規模感的にも非常に盛り上げられたと感じています。参加店舗も多かったので店頭での露出も大きかったですし、屋外メディアを活用した施設様の告知サポートもあり発信力のある展開ができました。
また、キャンペーン中に複数の店舗を訪問させて頂いたのですが、店舗のスタッフの方が本当に熱心に商品やキャンペーンの説明をしてくれており、今回のプロモーションが店舗スタッフの方々に商品の理解を深めて頂く機会にもなったこと、そしてスタッフの方からお客様に伝えて頂くことで多くの人に伝わる広がりのあるプロモーションになったと思います。

ストリーム②credit

|商品のブランドコンセプトや魅力を理解した人が商品を提供するというのはとても大事なことですよね。理解を深めてもらうために何か工夫をしたのでしょうか。

安藤 商品の特徴を理解して頂いたり、お店で提供するワインを選定頂くために、店舗向けに試飲付きのスタッフトレーニングを行いました。調整は大変だったのですが、これがすごく良かったと思っています。店舗のスタッフの皆様と同じ方向を向いて同じメッセージを発信することができました。


|いわゆる試飲やサンプリングイベントとは異なるレストランプロモーションの良さはどんなものだと思いましたか?

安藤 IGPペイ・ドックワインは「カベルネ・ソーヴィニヨン」や「シャルドネ」といったぶどう品種の名前が表示された「ヴァラエタルワイン」と呼ばれるワインが多くあるのが特徴で、今回のキャンペーンでは・・・

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プロフィール写真

岩八重 祥子 / Shoko Iwayae
1983年福岡県生まれ。広告営業、企画プランニング経験を経て企画開発本部ソリューションチームに配属。新規事業「ワンストップ渋谷」の立上げ、戦略に携わる。
渋谷の好きな場所は家系ラーメンの「侍」。現在はグルテンフリーに挑戦中のため大好きなラーメンを休止。
▼このライターが書いた記事
https://note.com/onestop_shibuya/m/mc60cd113aa3d


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