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やりたいことを特定できれば、失敗を恐れなくなる

やりたいこと、というとたいそうなことに思えるかもしれません。

ついつい大きく考えすぎしまいますよね。

仕事になりそうなことかとか、お金になりそうなことかとか、そういうことを同時に考えようとするからかもしれません。

僕はもっとシンプルに捉えています。

簡潔に言えば、
やりたいこと=やり続けてしまうこと。

イメージですが、意識がやりたいことではなく、無意識がやりたいことを探る感じです。

他人にやれと言われなくてもやってしまうし、なんならやるなと言われると余計にやりたくなってしまうようなこと。

何か報酬を期待してやっているのではなく、すること自体に面白さを感じること。

思い当たること、ありませんか?

「誰にも求められなくても、賞賛されなくてもやってしまうこと」、これがやりたいことのタネです。

<やりたいことを仕事にすると危険?>

「あなたがやり続けてしまえることはなんですか?」

僕ならたとえば「想いを明快に言語化し伝えようとする」ことが勝手にやり続けてしまえることであり、やりたいことにあたります。

すれ違いが起きたらとことん相手の真意を探りたくなるし、自分の想いを文章にしたためて伝えようとしてしまう。

ちなみに、これに付随して「人を動かすいろんなファクターについて知識を収集し整理する」こともやり続けてしまうことです。

いろんな巡り合わせのおかげで今編集者・ライターとして活動できているのですが、この仕事はまさに僕のやりたいことで構成されています。

こういう話をすると、やりたいことを仕事にすると義務感になるとか、嫌いになってしまうとか、そんな心配をされます。

ですが、やりたいことって、上手く行っても行かなくても面白がれてしまうことです。

誰かからの評価や報酬、罰に影響されることがない対象なのです。

外的な事象に関係なく追求したいと思える。やらないとむしろストレスが溜まる。それがやり続けられるということです。

<どうやって見つけるか?>

やり続けてしまえることは、これまでの人生を丁寧に棚おろしすれば自然に見つかります。

僕の場合を例にお話ししましょう。

4、5歳の頃、親から「口から生まれた子」と言われていました。よくしゃべる子どもだったそうです。いろんなことが気になり、納得するまで聞くし、言い方を試していた。

小学生くらいの頃からは、人を集めて何か企画したり、人に勉強を教えたりするのが好きでした。

どういう言い方をしたら伝わるか、人を遊びに巻き込めるかは関心の高いことだったように思います。

しっくり来る言葉を探り発することが一番面白い遊びだったのかもしれません。それによって人を動かせたらなお面白い。

こんな感じでこれまでの人生において「集団の中でどんなキャラだったか」だったり「こんな役割を担うことになった時はすごい夢中になってやり続けていたな」ということを探してみてください。

「やり続けてしまえること」はやり続けられるがゆえに「自分なりのこだわりを持っていること」が多いです。

過去に強く憤慨した記憶など、自分のこだわりが表れたシーンを探ってみるのも良いでしょう(どこに喜怒哀楽を感じるかということ自体がその人らしさを表しています)。

自分の人生の中で特に嬉しかったこと、異様に燃えていたこと、譲れなかったことなどを探ってみてください。

<努力は夢中に勝てない>

やりたいことの力は強く、夢中は努力に勝ります。

夢中は人に奪われません。

四六時中そのことばかり考えていても飽きない。楽しくて仕方がない。誰になんと言われようと、あるいは誰からも賞賛されなくてもやりたくて仕方ないことです。

夢中になってやれていることについては、失敗という概念が頭からすっぽり抜け落ちたようになります。

実験的にあれこれ試せるようになり、恐れがなくなります。ですから、多種多様な経験を積む速さが圧倒的になります。

自分の「やりたいこと」、夢中になれることをわかっていれば、キャリアを考える上でこれほど頼もしい立脚点はないというわけです。

努力は夢中に勝てない。

一番強いのは「自分が夢中になれること(やり続けてしまえること)」を知っていることなのではないでしょうか?

みなさんも自分のやり続けてしまえることをぜひ見つけてみてください。

今回は以上です!


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