カルピスでつながってる

子どもの頃、夏に届くカルピスが好きだった。子どもがいることを知っている誰かが送ってくれていた、お中元。ちょっとした贈り物をするのが好き。食べたり使ったりしてなくなるもの。

夏に会えない姉一家に、贈り物をした。昨日の夜、届くようにしていた。思いがけず、わたしにも贈り物が届く。通称、ゆうちゃん。おいっこ。小学生。手紙だった。「あそびにきて」と。一緒に、にっこり笑顔のハートが描かれていた。

送ったのは、お菓子などの詰め合わせ。もちろん、カルピスも。カルピスウォーターなるものが売られている。いつだってちょうどいい濃さなのが、いいところ。だけど、つまらない。

自分で作れるのが、カルピスのいいところだと思う。たぶん、作り方は書かれている。ちょうどいい量も。だけど、目分量。薄かったら原液を、濃かったら水を足す。そうして、ちょうどいいができると、うれしかった。

ゆうちゃんは、いくつかある中でカルピスが気に入ったそう。小脇に抱えて、「ありがとう」という動画が送られてきた。