おもち

8年続けた保育士を辞めて、お暇、転職。 「大したことなど起きたりしないけど、大したこ…

おもち

8年続けた保育士を辞めて、お暇、転職。 「大したことなど起きたりしないけど、大したことなんていらないよ」 おしゃれ好き、くいしんぼう。 日々の記録。

最近の記事

  • 固定された記事

全部顔に出てるよ

最近、ある人に言われた言葉。 今までのわたしは、常に人の顔色を伺い、空気を読み、先回り。 いつも笑顔、おだやか、やさしい。 「怒ることあるの?」と聞かれることにも慣れた。するどい人には、気持ちが分からないと言われた。 そりゃ、そうでしょ。 わたしだって、分からないよ。 今まで、自分の気持ちはさておき、人のことばかり考えてきた。自分の気持ちさえ、分からない。 病気になり、人のことなんて考えていられなくなった。その結果、今まで隠してきた気持ちが、隠せなくなった。 病気

    • そういうふうにできている

      4月中旬。ふと思い付いて、皮膚科と整形外科に電話した。週末には、皮膚科を受診していた。何年も前から思っていたこと。顔のほくろを取りたい。年々、しれっと増えるほくろたち。少しずつ大きくはっきりしてきた。 「気さくで話しやすい先生」と書かれていたその人は、関西弁を話す強気なマダムだった。感じ方は人それぞれ。 そして、突然の「鼻は病院やな」。もはや、美容ではない。大きさは、他と変わらない。油性ペンの先で描いたような点。鼻という場所が理由。 目の下には、ちょっとした存在感のある

      • 何が自由か、知っている。

        それは、NHKの番組の予告だった。一郎さんが、うつ病だと知った。驚いたけど、悲しいとかショックはなかった。同じ病気。一郎さんとは、サカナクション・山口一郎。好きなアーティストのことは、さん付けで呼ぶ。 フェスやライブが大好きで、悪いウイルスが流行る前は、よく行っていた。サカナクションの圧倒的なステージ。光と影、音の融合。観るたびに、その世界に引き込まれた。 サカナクションは、一郎さんの体調不良のため、しばらく活動を休んでいた。先日のこと。約2年ぶりにライブをしたというのを

        • きょうは会社休みます。

          今日、有給を取った。連休の前日。「どこか行くの?」と聞かれた。どこかは、旅行を意味する。 さかのぼること、3月中旬。カットとカラーの予約をしようと、美容室に電話した。約10年通っている大好きな美容室。 夫婦2人の少数精鋭。日曜日は定休日。普段から予約できるのは、おおむね2週間先。タイミングが合わないと1か月先も。さらに、3月、4月は忙しい。 予約できるのは、思っていた以上に先だった。しかも、平日の午前。仕事を休まないといけない。あきらめようと思った。だけど、頭の中で小島

        • 固定された記事

        全部顔に出てるよ

          もはや化石

          職場は、見た目は平成。中身は昭和。いまだに、土曜日に半日勤務をしている。さすがに毎週ではないけど。代休はない。もはや化石。わたしは、完全に土日祝日が休み。 来週の土曜日。勤務終了後に、親睦会がある。だけど、参加者が少ないらしい。事務長代理こと働かないおじさんが、1人ひとりに声をかけていた。事務課のおしゃべり主任が言った。 「子どもがいる人は、忙しくてムリです」 ちょっともやっとした。子どもがいて、忙しいのは当たり前。だけど、子どもがいることは当たり前じゃない。おしゃべり

          もはや化石

          ずっと陸にいるのに

          今日は月に一度、賢いおじさんに近況を報告する日だった。通称、長生き病院の通院日。長生きみたいな名前の病院。専門は、精神科と老年内科。 通院のことを書くのは久しぶりだけど、毎月欠かさず通っている。症状は、すっかり落ち着いている。だけど、ひょっこり顔を出す。 冬から、ずっと天気が情緒不安定。落ち着いてほしい。3月末から、ひどい頭痛と体がだるくて重い。鉛が付いているみたい。 今までに、2回ダイビングをしたことがある。腰に重りを付けて、海を潜る。今は、肩から背中にかけて付いてい

          ずっと陸にいるのに

          都会の路地裏にあるらしい

          昨日は、めずらしく休日に出かけた。本屋さんへ。子どもがたくさんいた。進級のお祝いに本を買ってもらうのかもしれない。 進級のお祝いと言えば、図書カード。図書券も知っている。もらう機会はなくなったけど、今でも図書カードは好き。 ほしい本があるわけではなかった。春のファッションのチェックと、併設している雑貨屋さんへ。 一通り見て回り、文庫本のコーナーへ。ふと目に留まった『スナックキズツキ』。益田ミリさんの本。益田ミリさんの書く登場人物は、ちょうどいい。 あらすじには、「傷つ

          都会の路地裏にあるらしい

          でもそれは今日じゃない

          4月1日、月曜日。変わらない1日。ほぼ異動がなく、こりかたまっている職場。となりの席は変わらず。若手のおじさん、わすれんぼうさん。 新年度は、月曜日から始まった。はりきりすぎている。新しいことをはじめた人にとって、長い一週間になる。 職場は、健康診断をしている機関。世の中には、知らないことがたくさん。今まで受けてきたのは、一般的な健診とがん検診。前職は夜勤があったから、健診は年2回だった。 特殊な業務をしている人には、その名も特殊健診がある。一般健診の受診票と特殊健診の

          でもそれは今日じゃない

          あめで溶かして

          仕事中。引き出しから取り出して、口に運ぶ。あめが止まらない。 となりの席の若手のおじさん。わすれんぼうさん。一時期、お菓子が止まらなかった。「ちょっとひといき」ではない。お菓子と一緒に働いていた。グミにめざめて、毎日違うグミをかさかさ、もぐもぐ。カタカタ。心配していたけど、いつの間にか止まった。 わたしの席は、営業課の一画。通路をはさんで事務課。事務課は5人。全員が、おしゃべりさん。最近、おしゃべりが止まらない。事務課は今、暇である。声の高さと大きさは、優に基準値を超える

          あめで溶かして

          あしたへは、だいじなことだけ持ってゆく。

          やっぱり、一瞬だった。ずっと、読むのを楽しみにしていた、光浦さんのエッセイ『50歳になりまして』。楽しみにしていた分、読み終わったら、さみしくなる気がしていた。むしろ、清々しい。 そして、急に入った断捨離スイッチ。たぶん、偶然目にした「春分の日までに断捨離するといい」の影響。小まめに断捨離はしている。ものは少ない。 だけど、何だか気になるベッド下。無印良品のベッドと収納。それだけで、片付いている気分になるふしぎ。だけど、知っている。4年間、一度も着ていないTシャツが眠って

          あしたへは、だいじなことだけ持ってゆく。

          たどり着いた先は光浦さんでした

          火曜日。ネットで注文していた本が届いた。ずっと読みたいと思っていた光浦さんのエッセイ『50歳になりまして』。光浦さんとは、オアシズの光浦靖子さん。たぶん、一気に読みきってしまう。週末のおたのしみにした。 木曜日、また本を買った。どうしたって、もやもやするタイトル。本屋さんで、よく見かける。だけど、かかわることはないと思っていた『メンタル強め美女白川さん』。 「メンタルは強い方がいい」という考えが、まん延している。本当にそうかな。強さより、しなやかさだと思う。そもそも、メン

          たどり着いた先は光浦さんでした

          パワーの半分はやさしさでできている。

          スピリチュアルな話ではない。 いつからか、職場に貼られているオレンジのポスター。どうしたって気になるのに、近付いて見る勇気はない。 見た目は平成、中身は昭和。そんな職場。掃除の時間がある。先日、ずんずん棚を拭き進めていたら、ポスターの前にたどりついた。 チャンスが来たから、しっかり見た。 「ヤー」「パワー」の文字とともに、笑顔でポーズをとる、なかやまきんに君。「健康診断に行こう」と書かれていた。職場は、健康診断をしている機関。「いい人を見つけたね」と思った。 その昔

          パワーの半分はやさしさでできている。

          強がりました

          めずらしく平日休みだった木曜日。本屋さんに行った。ずっと読みたいと思っている、光浦さんのエッセイ『50歳になりまして』。 光浦さんとは、オアシズの光浦靖子さん。出版されて、3年。ネットで買えば、すぐ届く。それでも、本屋さんで会いたいと妙なこだわりを発揮。その日も会えなかった。 ふと考えた。3年前に出版された本が今、お店に並ぶとしたら、どんな「きっかけ」だろう。 影響力のある誰かの発信で、再注目。店員さんが、おすすめに選ぶ。新しい書籍が出版されて、コーナーが作られる。

          強がりました

          マンガみたいにいかない

          事件は起きない方がいい。だけど、暮らしに彩りを添えるようなできごとは、起きてほしい。休みの日は、家でまったりしている。それは、何も起きないと思う。 だけど、大好きなタレント「ぺえ」が言っていた。家から1歩も出なくても、何か起きる人はいると。たしかに。だけど、もはやマンガ。もしくは、韓国ドラマの世界。そもそも、「何か」って、なに。 1月中旬から、noteの記事がしっくりいかない。それはもう、劇的に。タイトルも文書も、しっくりいかない。それなのに、書いては投稿。そして、消す。

          マンガみたいにいかない

          迷子になってわかりました

          先日のこと。職場で、倉庫に向かっていたら、うしろから声をかけられた。 働かないおじさんこと、事務長代理。痛風のサーファー。「4月からも残ってほしい」と言われていた、返事を聞かれる。そろそろ来ると思っていた。 もともと、3月末までの契約。夏から、ゆるゆる始めた転職活動。ご縁がなかったり、辞退したり。4月から新しい環境でスタートしたかった。 そもそも、1年ちょっとの産休代替だった。気付けば2年半。4月からは、誰かの代わりではなく、わたしとして働く。だけど、働き方には納得して

          迷子になってわかりました

          私のほうが繊細だぞ!

          スピリチュアル、カウンセラー、コーチング。あやしいと思うカタカナ三選。 アーティスト、スタイリスト、ヘアメイクアーティストは、信用している。アーティストへの謎の信頼。たぶん、他にもあるけど。フォトグラファーなら、写真家に撮ってほしい。 信用していない理由は、薄っぺらいから。風が吹いたら飛んでいきそう。 noteにも、カウンセラーを名乗っている人は、それなりにいる。そして、概ねアドラー心理学がくっついている。アドラー心理学は、そんなに万能じゃないと思う。ネギじゃないんだか

          私のほうが繊細だぞ!