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おとなの自由研究をすすめる自由研究

「大人だって自由研究しよう」

 ということで、今年5月に立ち上げた「自由研究学会」。月1の発表の場を設けて、いつの間にやら次で4回目となりました。ああ、時間が経つのは早いもんですねぇ。

 過去3回のラインナップをあらためて確認してみるとこんなかんじに(「◎」箇所がぼくの発表タイトルです)。

 vol.1
・たのしい動画づくり_①動画は料理である、食材はまだない
・野菜はなぜ育つ?
・あなたの知らないスズメバチの世界
・タイムマシーンを使って本気で甲子園優勝する研究
・こんな場づくりは××だ!◎
・ホロスコープの入り口
vol.2
・ズボラ!ノンストップ哲学史
・『それいいね!』の研究
・今だから見たい!超名作・天使にラブソングを
・四十にして惑惑さんのなわほでつくってあそぼ
・私の歯磨き事情
・ブログ再考 / BLOGOOD(BLOG+GOOD)をひねり出す◎
vol.3
・「マッチングアプリのプロフィール画像と心象」◎
・「有給休暇とってますか?」
・「たのしいまんが・吉良吉影から考える荒木飛呂彦の苦悩」
・「他人の褌(ふんどし)で語る“習慣化のテクニック”」
・「先生と僕」
・「四十にして惑惑さんのなわほでつくってあそぼ~レーザーカッター編」
・「今日30分で作りました!」

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自分の仕事に関するもの、趣味に関するもの、日課(ルーティン)の中にあるもの、などテーマはそれぞれで、ジャンルなどの縛りはつくらず、自由奔放に調べて発表するというのが「自由研究学会」の空気感をつくりあげている。

 .......というのが、過去3回の開催を振り返って実感することです。

 また、発表者一人ひとりが「主役」であり、持ち時間をいっぱいに使って、独自の視点や、その発表にいたるまでのストーリー、対象への偏愛っぷりを感じられる瞬間も多く、その人を知るための”コミュニケーションツールとしての自由研究”という一面もあるのだなぁ、と気づきもありました。

 あくまで、「ゆるやかな強制力にひたって、自分の学びを深める、加速させる」ための場ではあるんですが、そういった副産物も生まれてきているのは、思いがけない収穫でした。

 今後の自由研究学会について、考えていることが三つあります。

 一つ目は、鳥取大山町ですでに始まっている”オフライン(リアル)な場”の自由研究学会は、これはこれとして育てていけたらなぁということ。当初は、この場にオンライン参加などで外の人も混ぜ込んでいこうと考えていましたが、基本は、周辺の人たちを中心として「自分/相手を知る」「小さく試す」「学ぶ機会をつくる」ような位置づけで、継続していけたらと。

 二つ目は、もしこういった「学びの場」をインストールしたい場が見つかれば、そこでも開催できるようにコーディネートすること。つまり、コミュニティマネジメント的な観点からの「自由研究学会」の導入サポートをするということです。正直、フォーマット自体はむずかしくはないはずですが、最初どう巻き込むか(オリエンテーションや、自由研究テーマ発掘ワークショップ等)、どう場のファシリするか、などのちょっとしたノウハウを共有できるのではないかと考えています。

 最後、三つ目ですが、「自由研究学会オンライン」という言葉のごとし”オンラインベースの場をつくろうかと今準備を進めています。こっちは全国各地から参加もできるので、テーマにかぎらず、地域的にもバラけるのでおもしろくなるんじゃないかと思っています。「自由研究」という横串だけでゆるくつながり、たがいに影響し合いながら、学びや学び方のアップデートをできる場に育ててゆきたいです。どこまでオープンにし、どこまでクローズにするかその塩梅は悩みどころではありますが、とりあえず、まずは知り合い(の知り合い)ベースで人を巻き込めるようなかたちで。

  そういった三つの思案に加えて、ボク自身の「自由研究の自由研究」をもうちょい進めていけるといいのかな、と気づきました。自由研究テーマを決めたり、進めるうえで参考になりそうな”既存の自由研究”について調べていくような。いってしまえば、先行研究リサーチですね。

 たとえば、note公式でおすすめとなっていたユイじょりさんの記事。ざっくりいえば、「つくってみた」研究なのですが、そのためのリサーチ(記事)や糸唐辛子つくるときのちょっとしたポイントに触れられており、スライドにまとめれば、立派な自由研究になるよなぁと思ったんです。

 また、こちらは”公園特集記事”なんですが、”タコすべり台のある公園”という目の付け所(視点)が自由研究的にはいいなぁ、と感じておりますし、みうらじゅんさんがゴムヘビをやたら集めているというように、同じものを収集/採集するというのも大事なポイントだったりします。

 自由研究を”進める”ための自由研究、自由研究を”薦める”ための自由研究、二つを狙って日ごろからアンテナを張ってみようじゃないかと。

 というような、”自由研究研究”を進めることで、「大人の自由研究家を増やせんじゃねぇか」とふと思ったんです。何事も一人だと心細かったり、続かなかったりすることも、そばに他のだれかの存在があるとどうにかやれる、みたいな学生時代の試験勉強のノリってあるなぁと。

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 とどのつまりは、ボク自身が学びを深める場(きっかけ、機会)を増やすため、という自己中心的な発想のもとこれからも進めていくんですが、”自分のために学びたい”っていう人がふらふら~っと集まってもらえて各々が好き勝手やってもられるのが一番いいんじゃないかと考えます。

(そういえば、ストレングスファインダー診断では「最上志向」「学習欲」「内省」があったから、もともと、こういう場を求めてたのかもなぁ)

 ということで、とりあえず、「自由研究学会マガジン」もつくっておきましたので、ここらへんに自由研究関連のnoteはぶっこんでいきます。

 あ、もしポジティブにもネガティブにも思うことなどあれば、Twitter(@0mija)までどうぞ。よろしくお願いいたします。

もしも投げ銭もらったら、もっとnoteをつくったり、他の人のnoteを購入するために使わせてもらいます。