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自分の意見がわからなくなっている人へ

『なんで泣けるんだろうか?わからない、、、』

そう涙を流しながらの方とどれくらいの会話を重ねたでしょうか。年末から年始にかけて継続してご相談されたその方の言動を見ていて感じたことが色々ありました。

きっと同じ様な方々がいらっしゃると思います。【普段からご自身の気持ちを抑えていらっしゃりすぎて、ご自身が何を感じているのかがわからない。言語化出来ない。】という方々です。

涙が流れているけど、なぜなのか?がなかなか言えないのです。

優しさ溢れる方で、他者を喜ばしたり、他者の選択をご自身の選択よりも優先させていることが多い方、そう生きてきた方、生まれた性質的にそういう方がこのパターンになることが多くなります。

何事も良き、悪きを判断しているのは、人。
事実は1つですが、解釈は多様です。

感じる心は人間として生まれてきたからこそあるもの。使わない機能は廃れていくもの。使うからこそ機能や特性や技は磨かれていくもの。人として備わってきた心を使わないでいると、何を感じているかわからない様になってしまいます。日本の学校生活などの集団行動では、個の意見を出すことを抑えられてしまうことから、日本人は同調する、流されて生きることが得意な方が多いかと思います。逆を言えば、個別の意見を出すことが苦手だったりします。国にはよりますが、海外に住んでみたりしたら、外資などに勤めてみて、個別意見を出す必要性を感じる方々もいらっしゃるでしょう。

流れてみる、流れに乗ってみることもあり。ただ、自然と涙が流れてくる時には、何かしらの無理がかかっていらっしゃいます。負荷がかかりすぎています。その時は、勇気を持って立ち止まって、涙を流し、出来れば、その波が流れてくる原因を探って、対処したり、解決したり、対策したりすることが大事です。

身体からのSOSや心からのSOSは、ご自身の心身ですから、一番に気がついて優しくしてあげたいものです。


人生は誰かのものではなく、ご自身のためのものですから。


全ての人が良き日々を過ごしていけますように。
合掌。

天巫空宇


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