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石田ゆり子さんから学ぶ「服の選び方」

石田ゆり子さんの『LILY'S CLOSET』を読んだ。

ゆり子さんが持つ拘りのアイテムや好きなブランドの理由を紐解いていくフォトエッセイだ。

私は昔から、所謂スタイルブックのようなものがとても好きだった。憧れの芸能人の私服や部屋、休みの日の過ごし方、どんなことを考えて、そうしているのかを知ることがとても好きなのだ。

今回この本を手に取ったのも、ゆり子さんがどんな想いで服を選んでいるのか知りたかったから。

と言うのも、私は今絶賛何を着ればいいのか分からない期なのだ。どうも、何を着てもしっくりこない気がする。ヒントになるかと思って、パーソナル診断もいくつか試してみた。パーソナルカラーはブルーベース冬。骨格診断はナチュラル。顔タイプはソフトエレガント。元々モノトーンや寒色を好んで着ていたから、色の問題ではない。やっかいなのが、骨格と顔タイプだ。

骨格ナチュラルに似合うのは「ラフ・ナチュラル」、顔タイプソフトエレガントに似合うのは「上品で綺麗め」と、全くの真逆。どうしたものかと思って、見本になる人はいないかと探していたところ、石田ゆり子さんにたどり着いた。ゆり子さんは、骨格ナチュラル、顔タイプフレッシュだけど、年齢的にソフトエレガントに寄せた服装が多いという記事を見つけたのだ。Instagram等で見ても、確かにシンプルで上品な中にも少しラフさがあって素敵。服の選び方にどんな基準があるのかとても興味が沸いたのだ。

読んで気付いたのだけれど、選び方の基準というより、選び方の美学、と言ったほうが正しいだろう。ブランドのストーリーに魅せられたり、なりたい自分像を考えたり。自分が何が好きかを知って、自分がどうありたいかを考えたとき、自然と着たい服に手を伸ばせるのではないだろうか。

きっと私にはまだそこまでの美学はなくて、選びきれていないのだろう。幸い、コロナで出掛ける機会もそうそうなく、今後の服装についてしっかり考えるいい時期かもしれない。

自分は何が好きで、何が似合って、どんな風になりたいのか。セルフプロデュースなんて言うと大袈裟かもしれないけれど。しっかりと美学をもって服を選びたい。世界が元通りになったら、お気に入りの服を纏って出掛けよう。


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