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#5 今が一番幸せであると感じる方法

今が人生で一番幸せか?と聞かれて答えることが出来るだろうか?

人生は山あり谷ありと言われるように、大抵の人は過去の一番良かった時と比べて、あの頃のほうが幸せだったと思うことがあると思う。
人生は過去には戻れない。今この瞬間が一番幸せであるべきなのに、そう思えないものだ。
本記事では、今が一番幸せであると感じる方法について私の体験を紐解き、アクションプランとしてご提示致します。


今が一番幸せと思えない自分

大学卒業から都内の企業に就職、20代を平日は仕事に費やし、さながら水泳の息継ぎのように、必死に休日の為働くことを繰り返す日々。
将来の夢はなく、何かの目標があるわけでもないただのサラリーマン。自分なりに仕事は全力で行い、自己成長のためと長時間労働に耐えていました。

それでも、人と比較すると自分は仕事には不向きな性格で、才能という天井が見え始めたと感じるようになりました。
学生の頃は夢と希望に溢れ、毎日部活に励み、友人と笑顔で過ごす日々。学生の時に思い描いていた自分とはかけ離れた姿にでした。そんな過去の自分と比較すれば、今が一番幸せと思えない日々でした。

昔は幸せだったけど、今は幸せとは言えない

幸せに向けた転職活動

自分の幸せは何か?30歳を迎えると同時にそんな考えが急に浮かんできました。人生で一番大切だと思っているものは何か?人生の棚卸を行いました。

そうすると仕事の為に生きる人生はやめてプライベートを充実させる!
心の底からそう思い、転職活動を行いました。
初めての転職活動で、転職エージェントに登録。履歴書の書き方もわからないところから始め、自分のいままでのキャリア経歴の振り返り履歴書を作成致しました。
自分のやっていたプロジェクトは履歴書上は箔の付く経歴になっていました。しかし、資格取得の勉強は一切やってこず、技術的な面での証明もなく、一緒に仕事していたメンバーが有能であったので自分は大したことはやっていないという状況でした。

30歳を迎えて自分を振り返る

履歴書内容に加えて、面接も10年振りの実施したせいか、採用が簡単に得られることはありませんでした。自分のやりたいことがあるわけでもなく、プライベートを充実させたいというだけで現状を変えたい。そんな理由で採用されるほど企業の目は甘くありません。
何社も書類選考で不合格、面接を受けても不合格を言い渡されるということを繰り替えし、多忙な仕事の合間を縫って面接活動をすることも相当つらく心が折れる日々を過ごしておりました。

そんな何社もエントリーと面接を繰り返す内に、ある一社で一次選考を通過し、最終面接までこぎつけることが出来ました。転職先の条件として残業が少なく、土日休みを希望しており、転職が成功すれば人生が変えられる。そう思いながら、最終面談に挑みました。役員3名を前に、必死に自分を売り込みました。私にとってただの転職活動ではなく、人生を変える為の面接だったからです。

人生を変える面接と思って挑んだ採取面接

転職希望先は、一番仕事で注力していた案件での採用枠であったため、業務に対する回答は問題ありませんでした。一番苦しかったのは転職理由でした。今の就職先は、世間一般での従業員数としては大手企業と分類されていました。
「なぜ弊社を希望したんですか?」
「はい、プライベートを充実させ現状を変えたいと思った為です」
そう答えられればどれだけ楽だったことか。
面接では会社でのキャリアに限界を感じている為とそれらしい理由を回答して、なんとか潜り抜けていきました。

そんなこんなで最終面接を終えてなんとかその一社から内定をもらうことができました。しかし、なんとかこぎつけた内定!
しかし、そこで現実を突きつけられました。
希望の年収よりも遥かに低い金額だったのです。
「あなたのキャリアではこの年収としての採用になります。」
数字で表される自分の具体的な評価を突き付けられました。この現実を受け入れることが出来ず、私は内定を辞退し、転職活動を終えることとなりました。

希望年収より遥かに低い金額のオファーで失望する

一冊の書籍との出会い

そんな目先の将来目標を失い、自分思い描いた幸せからは遠ざかっている時に、継続して行っていた自己啓発として読んでいた、一冊の書籍に出会ったことが自分の考えを一変させるきっかけとなりました。

「嫌われる勇気 自己啓発の源流アドラーの教え」

そこに記載されていた、一節に感銘を受けました。
「ここに存在しているだけで、価値がある」
「大事な人が交通事故に合い、危篤の状態となった時、命が繋がれているだけ嬉しいと感じる」

初めてこの一節読んだとき、記載されている情景を心から想像した時に、涙が出ました。
大事な人が生きて笑顔で会話できることだけで何より幸せと心の底から感じました。
この時、人の考え方次第で、今の状態でも、いくらでも幸せを感じることが出来ると気づくきっかけとなりました。

書籍から考え方次第で人は幸せと感じることができると感じた

プライベートを充実させた成功体験

この考えを持ってからは、小さなことが幸せと感じるようになりました。それこそ人と会話することであったり、ご飯を食べれることが幸せであったりです。ごく当たり前に行っている行為に幸せを感じれるようになると、精神的に大きな変化がありました。

仕事でも、転職活動を辞めてしまい残業ばかりの日々は変わらずでしたが、仕事ができるだけでありがたいと、ポジティブな気持ちの変化が現れるようになりました。

見た方をよって仕事ができることが幸せなことになる

忙しい日々でも、プライベートを充実させる。本来の目標への気持ち強まっていき、行動へと変化していきました。
この点については過去の記事で記載をしておりますので、興味を持っていただけましたらご覧ください。

小さな心の変化が大きな成果へ

振り返ってみると、自己啓発をコツコツ続けていたことが結果的に書籍との出会いに繋がり、自分の考え方への変化が大きな成果につながったと思います。
その時の気持ちの変化は、今も変わらず自分の中の大きな価値観への成長しており、身近な人を一番大事にする考えという考えとつながりました。

自分の人生の軸となる考えを学んだ

家庭環境での変化

この一番身近な人を大事にするという考えは家庭を持った時に大きな効力を発揮すると実感致しました。
家庭では常に家族がいるだけで幸せと考えると、家事や育児を妻がしてくれるだけで本当にありがとうと感謝の気持ちを述べられるようになります。

実際、私は妻に対して事あるごとに感謝をし、時には何もない時に感謝を述べるということを日々行っております。

そうすると不思議と、妻からも感謝されることが非常に多くなりました。
以前は家事をやるだけでは感謝も何もなかったですが、今では小さなことでもお互いが感謝するようになりました。

この存在するだけで幸せという考えは、自分が実践することで周りの人にも影響を与える効果があると実感致しました。

自ら感謝を伝えるを徹底的に行う

今が一番幸せを感じる為のアクションプラン

ここまで読んで頂きありがとうございます。
私の体験から、以下のアクションプランをご提示致します。

・自分または大切な人が重篤な状態となった際に一命をとりとめたことを想像し、現状の人生を楽しめる状態に感謝をする

・その感謝の気持ちを持ち、些細なことでも周囲に感謝を伝える

感謝を伝えることで、自らがいかに幸せであるかを実感することが出来、周囲の人からも感謝をされる為、より幸せを実感することができます。

今この記事を読み終えた瞬間から、身近な人に感謝の気持ちを伝え、今が一番幸せであると体感してみてはいかがでしょうか。

現状が幸せであることを実感し、感謝を周囲に伝えることをアクションプランとする

この記事を読んだ方の人生が少しでも好転するご助力となれば幸いです。


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