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#2 人生目標を決めることの重要性

理想の人生を送っているか?と聞かれ、胸を張って答えることが出来るでしょうか?

人によって答えは様々、「理想の人生を送っている」という人もいれば、「理想の人生とは程遠い」「理想の人生なんて考えたことがない」という人もいると思います。
私が人生の目標について「決める」ことが非常に重要と思った経験から、どうすれば自分の人生の目標について決められるかということを、自身自身の実体験から紐解きアクションプランを記載致します。

前回の記事「#1 人生目標を考えることの重要性」では人生の目標を考えることについて、記事にしております。本記事と関連のある記事となっておりますので、興味をもっていただけましたら、そちらの記事も合わせてご覧いただければ幸いです。


①人生目標を決めるきっかけ

前回の記事で、人生の目標について考えることを記載しました。今回の記事の「決める」こととは何が違うのか、私としては、「目標設定の時間軸の位置」によって差異があると捉えています。以下、実体験をもとに考えを整理していきたいと思います。

人生目標を考えたことにより、設定した目標に対してアクションを繰り返し、成果につながることもありました。
ここで、目標達成が出来なかったものについても目をつむり、目標を達成した後は一定の満足度も得られ、めでたしめでたしという気持ちになりました。
結婚という目標達成は出来、幸せな家庭は築けて心は満たされました。社会人としてもこのまま順風満帆に定年を迎えて、何事もない余生を過ごし生涯を終える。

目標を達成したことにより、そんな未来が鮮明に見えてしまったのです。
見方によっては将来像が見れるなんて、素晴らしい人生ですが、私とっては残り人生が味気ないものになってしまい愕然とする気持ちでした。

未来が鮮明に見えて愕然となった

②どうやって人生の目標を決めたか

そこで「50歳」(15~20年後)になった時の自分がどうなっていたいのか?を考えるようになっておりました。次は人生100年自体の折り返し地点、目の前の目標ではなく、中長期目線で理想の自分を考えていました。
理由は、以下3つとなります。
1.自分の好きなことをやってみたい
2.定年60歳を見据えた新しいコミュニティーを見つけたい
3.自分で稼ぐ力を身につけた

1.自分の好きなことをやってみたい

私は突出して何か好きなことがあるわけではありませんでした。
定期的に旅行の計画を立てて、それをモチベーションに仕事を頑張る!
車のカスタマイズや、ドライブが好きで毎週出かけてる!という能動的なタイプではありません。
そんな考えで何か好きなものはあるのか?と自問自答した際に、普段からコーヒーは好きで毎日欠かさず飲んでおりました。また、友人が来訪した際にコーヒーの提供し、御持て成しをするのは好きだった為、コーヒーに関するスキルや自分でお店をもってみる未来を考えたら面白そう、そんな気持ちが生まれました。

将来は自分のコーヒーのお店を出店したい

2.新しいコミュニティーを見つけたい

60歳定年を迎えた後に自分の居場所がない。よくサラリーマンが定年すると、何もすることがなくダラダラ過ごしてしまう、そんな話を良く耳にします。サラリーマンにである私は、まさにそんなことを思い始めました。まだまだ社会人人生も長いはずなのに、未来の姿が見えたことにより、そんな考えが生まれました。

そこで、定年前の50歳からでも始められて、生涯所属できるコミュニティは何かと考えました。考えたものとしては、投資に関するコミュニティであれば金融の知識も身に付き、資本主義社会が続く限り、生涯を通じて話合える場。そんなコミュニティに所属できると思い、お金や投資に関することを学びたいと思いました。

お金や投資に関するコミュニティに所属したい

3.自分で稼ぐ力を身につけたい

私は新卒から同じ会社に所属するサラリーマンです。「井の中の蛙大海を知らず」の状態。専門性のスキルを持たないサラリーマンの悩みでした。会社がなくなった際の自分の価値はどうなるのか、そんなことを考えました。

昨今での流行りとなっている副業に非常に興味を持ちました。やはり私の中で社外でも通用する専門的なスキル、すなわち給与とは別の収入を得るということに非常に興味を持ちました。

スキルを身に着けて副業をやってみたい

振り返ると、1.2.3の考えについてはお互いが相関している考えだったかもしれません。

③人生の目標を決めたことによる行動

前項で記載した3つのことを目標に決め、取り組みを開始いたしました。
ここまでの話だと、前回の「目標を考える」こととあまり変わらない内容となりますが、最後までもう少々お付き合い頂ければ幸いです。

1.自分の好きなことをやってみる行動

コーヒーに関するスキルを身に着けること為の資格など調べたところ、非常にたくさんの種類がありました。その中で、自分のお店を持ってみたいという希望を叶える為、バリスタの資格が取得できる社会人料理学校を見つけまたい。そこで半年間学び、初級ではありますがバリスタの資格を取得することに致しました。

社会人料理学校でコーヒーの勉強をする

お店を持つだけであれば、バリスタの資格などは不要ですが、コーヒーの知識とコーヒーの抽出する技術は取得できたので、自分の小さな夢に一歩近づいたという気持ちはありました。
ここで社会人料理学校に所属したことで大きな学びを得ることとなります。それは、同じ目標を持ったコミュニティに所属する楽しさです。社会人料理学校の為、年齢も入学背景もバラバラなメンバーでした。
しかし、バリスタの資格取得のために頑張る、自分のお店を開きたい等とても熱量の高い目標をもったメンバーと一緒にいることはとても楽しく、仕事とは違った充実感を得ることが出来ました。

同じ目標を持った仲間のいるコミュニティは素晴らしい

2.新しいコミュニティーを見つけるための行動

投資に関しては、実際に所属したいコミュニティなどを調べたわけではありません。なんとなく50代になっていれば、みんな投資をやっているだろうという考えでした。もともと20代中ごろから投資関係の少し勉強して、運用はしておりますが、そううまくいかずに良くある塩漬け状態。そこをもうひと踏ん張りして、再度勉強してみようと思った程度でした。

投資の勉強を再開!

投資については勉強し、株式投資の運用は出来ている為、コミュニティがあれば参加できる、という程度には知識は身に付いたかと思います。
ここでの重要な学びは「投資」の勉強だけではなく、様々なことに対して学び続ける必要がある、ということです。
投資を行う以上、自分の投資資金を増やすことを目的としています。おのずと投資方法以外にも勝率を増やすために勉強が必要となります。そもそものお金に関わる基礎知識、社会・経済情勢や自分のメンタルなど、非常に多岐にわたります。
もともと、自己啓発に関する知識を勉強することは好きでしたが、様々な知識や自己抑制する力が必要があることに気が付きました。

様々なことを学ぶ必要がることを知る

その勉強中、マーケティングについての学びで、コーヒーを提供するお店の出店はとても悪手であることを学びました。将来コーヒーショップを出店する目標はいかがなものかという、良いのか悪いのか複雑な結果も得ることが出来ました。

コーヒーショップは止めたほうがよさそうと思った

3.自分で稼ぐ力を身につけための行動

「副業」
それはサラリーマンの私にとって非常に魅力的なものでした。副業に興味を持ちまずは書籍や紹介動画でどのようなものがあるかを調べました。
しかし、今の生活スタイルにマッチする副業はありませんでした。お金にそこまで困っていることはなく、自分で稼げる力を身に着けたいという思いだけがありました。
環境としてはサラリーマンで十分、副業なんて無理。そんなことを思いながら、副業に出来そうなスキルの方法を模索するばかりでした。

副業について考える

4.本当の目標を決めた行動

いままで色々な経験を振り返って、学ぶ姿勢は持ち続けていたと思います。当時は方向性はバラバラだったせいか、学んでいるという認識はなかったです。その学び続ける中で、一冊の書籍に出会います。

【完訳 7つの習慣 人格主義の回復: Powerful Lessons in Personal Change】
この書籍との出会いが、私の目標に対する考えを一変させました。

自分の葬儀の場面を思い描いて見る
家族や友人に自分自身あるいは自分の人生をどのように語ってもらいたいだろうか。

書籍との出会い、そして目標に対する考えが一変する

このフレーズは私にはあまりにも衝撃的でした。
自分の葬式なんて、いままで考えたことも概念すらなかったことでした。しっかり頭の中で思い描いてみました。
家族の顔はすぐに出てきました。多くの人に盛大に見送ってほしいわけではなく、家族からだけでいいから、死を悲しんでもらい、慎ましく見送ってもらいたい。そんな情景を思い描きました。

ここで振り返ったのが、いままで立てていた私の目標です。

35歳の目標設定に始まり、次に50歳になる時の目標を立てました。すると50歳になった時はまたどんな目標になるのでしょうか?おそらく、次は60歳になった時のなりたい自分を想像して目標を立てることになるでしょう。その次も年齢から逆算して、自分のやってみたいことを目標にするでしょう。
この時、初めて自分の立てていた目標が自己欲求だけに向いているものだと気づかされました。本当に設定すべき目標は自分の葬式に参列する家族の為に向かうべき目標に設定するべきであることに気づきました。

人に感謝し、感謝される人生をおくる

人に感謝し、感謝される人生を送りたい

私が自分の葬式で家族から言われたい言葉から連想した人生の最終目標です。

身近な家族に感謝される為に、まず自分から感謝を述べなければ感謝はされません。自分から感謝を述べる為には、どんな人にも些細なことでも感謝を述べられる人でなければなりません。どんな人にも些細なことでも感謝を述べる人である為には、驕ることなく謙虚な姿勢を持たなければなりません。驕ることなく謙虚な姿勢を持つ為には、常に自分を磨き続け自分の無知さを理解しないといけません。

家族・最愛の人から「いままで一緒に居てくれて、ありがとう」その一言をもらう為に、自らを磨き続ける人生を送る決意致しました。

自らを磨き続ける人生を送ること決意

④人生の目標を決めてのアクションプラン

30歳から目標を立てたことから始まり、人生の終わりを思い描く目標を決めたことで、それで何か人生が激変したかというとそんなことはありません。目標を立てて、行動に移す。これ自体に変更はありません。しかし、目標ができたことで、日々の感謝をとても大切にするようになりました。家族はもちろんのこと、会社の仕事の関係者から買い物でのレジ対応をしてくださる方まで、感謝を伝えることを徹するようになりました。
日々の行動の積み重ねが自分の人生目標となっている為、そんな些細なことが大きく変化致しました。
この設定した目標は死ぬ瞬間まで目標が達成するかわからない。それは生涯を通した「人生目標を決めた」ことで、死ぬ瞬間まで自らを磨き続けることでもあります。

日々の行動習慣が大事であることを学ぶ

ここまで長々と拙い文書を読んで頂き、ありがとうございます。

私の実体験から、人生の目標なんて考えたことも無かった方、人生に目標を年齢や別の物差しで考えていた方や人生目標をまだ決めかねている方、次のアクションプランを実行してみることをご提案いたします。

■アクションプラン

1.自分の理想の人生の終わり方を考え、目標を立てる
2.立てた目標に対しての日々の行動習慣を改め改善する

日々の行動習慣を変えることが、将来の自分を大きく変えることになります。大きな目標ではなく、小さなことから始めてみましょう。

小さな習慣こそ見直すべきポイント

改めて立てた目標を振り返ると「自分の好きなこと」「新しいコミュニティー」「自分の稼ぐ力」は自分の人生目標である「感謝し、感謝されるの人生」とは少し外れた目標となっていたかと思います。知見を広げたり、経済面で家族を養うことで、間接的には人生の目標に近づいていたかととも思います。しかし、日々の習慣である、身近な家族に感謝する気持ちを蔑ろにしていた可能性があります。
自分の好きなことが出来れば幸せになれる、老後の為のコミュニティがあれば幸せになれる、お金がたくさんあれば家族を幸せに出来る、そんな自分本位の幸せを求めて、本当に大切なものを見失っていたかもしれません。

求める幸せは自分本位のものになっていませんか?
本当に大切にしたい物の為に、お金や時間を使っていますか?
胸を張って自分の理想の人生を送っていると言えますか?

伝えたいことは日々の行動習慣を蔑ろにしていないかと単純な問いです。
自分の辿ってきた順番で記載していたため、お伝えするまでに長い記事となってしまいました。
改めて日々の行動習慣の小さなことが出来ていますでしょうか?
明るく元気な声を出す、感謝を伝える、謝罪の気持ちを表現する、笑顔で人に接する等、シンプルな行動習慣を振り返るきっかけになれば幸いです。
みなさまは自分が思い描く理想の為の行動習慣は出来ておりますでしょうか?

日々の行動習慣を見直してみましょう

この記事を読んだ方の人生が少しでも好転するご助力となれば幸いです。

■後書き
本当は本記事の7つの習慣を実践するみたいな記事を書こうと思って書き始めた人生目標のテーマ記事だったのですが、予想以上に長くなり2部構成になってしまいました。2部構成になったので、文章構成も同じように書いたほうが良さそうか?と、試行錯誤して記載致しました。

構成を一緒にしたことによる弊害なのか、現在取り組んでいることまで記載したかったのですが、そこまで記載できない状態となりました。伝えたいことを、文書をまとめて書くのは非常に難しいといい経験になりました。

ここまで読んでくださった方がいらっしゃいましたら、改めてありがとうございました。

私の人生を変えた一冊、7つの習慣を読んでいない方がいらっしゃいましたら、この機会にぜひお手にとってみてはいかがでしょうか。

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