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【定期】恋愛やモテに役立ちまくる最新データ10選(2022年2月版後編)

前回に引き続き、最近出てた恋愛系の最新データをまとめておく回の後半です。今回は残りの5つをダーッとお届けします。

6. 失恋の回数が多いと寿命が短くなるかも?

孤独が心身にダメージを与える!って研究は多いんですが、新たに「彼女と別れた回数が多かったり独り身でいる期間が長くなったりすると肉体的な健康に害が出るかもよ!」ってなコホート研究(R)が出ておりました。

これはCopenhagen Aging and Midlife Biobankに含まれる4,835人分のデータを使った研究で、以下のようなポイントを調べたらしい。

  • 付き合っていた彼氏彼女との別れに関する情報

  • 一人暮らしの年数

  • 炎症マーカーとしてIL-6、hsCRP

そんで、学歴、BMI、炎症に影響を与える可能性のある薬、性格特性とかを調整したうえでこれらの関係性を調べたところ、以下のような傾向が確認されました。

  • 男性の中で最も炎症マーカーのレベルが高かったのは、最も多くパートナーシップの解消を経験した人たちで、彼らは比較群に比べて炎症マーカーのレベルが17%高かった

  • CRPのレベルが最も高かったのは、2~6年間一人暮らしをしていた高学歴の男性で、IL-6に関しては一人暮らしの経験が7年以上ある男性でもっとも高い値を示した

  • 一方女性ではこのような関連は見られなかった

ということで、男性に限って、失恋とか独り身の期間が体内の炎症に影響を及ぼしていたみたい。

ではなんで男性と女性でこんな違いが見られたのかといいますと、

  • 男性はパートナーシップの破綻後の行動を、例えば飲酒によって外化する傾向がある。

  • それに対して女性では、うつ症状等によって内化する傾向があり、このような違いが炎症レベルにも異なる影響を与えたのかも?

といった推測がされてました。まあ対象となった年代(48~62歳くらい)だとそもそも男性の方が女性よりも炎症反応が強く起こりがちってデータもあるわけですけど、「別れの回数や一人暮らしの年数が長いこと」それ自体が悪いってわけじゃないのかもなーって感じっすね。別れた経験や恋人がいない状況のとらえ方やそれにどう対処するかの方が大事なんじゃないか、と。

研究チーム曰く、

高所得国の多くでは、過去50~60年を通じて1人暮らしの世帯が増加しているため、パートナーシップの解消を経験したり、様々な理由で一人暮らしをしているこのグループはリスク集団の一部である。

とのこと。ご存じの通り慢性的な炎症はがんや心血管疾患、糖尿病といった死亡リスクにも関連する疾患を引き起こす可能性がありますんで、心当たりのある男性はちょっと気を付けておいていただくといいんじゃないかと。


7.マスクは病気を連想させるからモテない!ってのは今でも同じなのか?

ちょっと前までは、「マスクを着けている人は病気や疾患を連想させるために魅力を低減させてしまう」って言われていたわけです。しかし昨今ではマスクをつけるのが当たり前となっている中、「Covid-19パンデミックでマスクを着けている人に対する魅力の評価に変化はあった?」ってあたりを調べたデータ(R)が出ておりました。

これは、マスクをつけるのが一般的になっていた2021年2月に英国で行われた研究で、43人の女性に以下4つのタイプの男性の顔に対する魅力度を10段階で評価してもらいました。

  1. マスクをしていない男性の顔

  2. 布製のマスク

  3. 青い医療用のマスク

  4. マスクと同じ部分を本で隠した顔

要するに、マスクをしているかどうかで魅力度が変わるのか?そしてマスクの種類による違いもあるのか?ってのを調べたわけっすね。

で、その結果をまとめると以下のようになります。

  • 布製のマスクを着用している顔は、マスクをしていない人や本で顔を隠している人に比べてかなり魅力的であると評価された

  • 使い捨てのサージカルマスクはさらに魅力度を向上させる効果があった

  • また、この効果はもともとの顔の魅力度とは関係がなかった(つまり、顔のマイナスな部分が隠されたことによる影響ではなかった)

というわけで、パンデミック以前の研究には反して、「あの人は病気だから近づかないようにしよう」とは感じず、むしろ安心感や好感すら感じるようになっているのかもしれないわけですな。また、脳がかけている情報を自分に都合のいいように補充するって効果を上回ってるってのも面白いところです。

研究チーム曰く、

これは進化心理学的に、どうやって私たちはパートナーを選ぶのかという選択と関連している。以前は病気であることを示す手がかりがあれば、それは大きなマイナス要因だった。しかし今は、フェイスマスクはもはや感染の手がかりとしては機能しないような心理の変化に直面している。

とのことで、現在ではマスクを着けていないことの方が生存に不利など判断されるようになっていて、異性としての魅力の面でもマイナスに働いてしまうのかもしれない、と。

さらに、研究者によれば、まだ発表前の論文ではあるものの、同様の効果は男性と女性の立場を逆にした場合でも確認されているみたい(つまり、マスクを着けている女性の方が男性に魅力的と評価される)。まあ日本では多少の違いはあるかもですけど、とりあえず、マスクをしてると異性としての魅力が下がっちゃうかもって心配は特にしなくてもよさそうっすねー。


8. 長期的な交際を望んでいる男性を見極めるにはプロフィールの「アレ」をチェックすべし

「長期の交際を望む男性を手っ取り早く見極める方法はないの?」みたいなことを調べたデータ(R)が出ておりました。

男性は数分で自分の遺伝子を残せる一方、女性は妊娠・出産・授乳といった数年単位のコストがかかるんで、女性は複数のパートナーの候補がいる場合、無意識に自分や子供を守ってくれそうな男性を好むってのはご存じの通り。

しかし見た目とか何気ない会話から長期or短期の恋愛を望んでいるのかを見極めるのはかなりむずかしめ。そこで、新しい研究では、オンラインのデートプラットフォームを利用して、「個人のプロフィール情報」に何か手掛かりがないか?ってのを調べてくれております。

実験では、カナダで人気のオンライン出会い系サイトを使って、登録者のプロフィールの写真と文章を分析したところ、以下のようなことがわかりました。

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