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私の本棚

どうもこんばんは。おかゆです。

暑いですね。皆さんどうお過ごしですか。

私は、家のアルコールスプレーが切れたので、近所のドラッグストアで探していますが、全然見つからない日々を過ごしています。見つからなくはないけど、少量で高いやつしか売っていません。もうブームが過ぎたのでしょうか。

会社は毎週誰かがコロナにかかり、まるで、1人、また1人と消えていくデスゲームのようです。戦線恐々ハラハラドキドキワクワクエブリディな毎日です。



…さて。
創作大賞で小説を書いたことにより、小説関連の新たな繋がりができました。
数ヶ月前に深夜の殴り書きをした際にも、私のはただの殴り書きでしたが、この記事をきっかけに素敵な日記を書かれるクリエイターさんと繋がることができ、毎回楽しみに読んでいます。

今年に入って新たな繋がりもできたことだし、ここらでもう一度自己紹介した方が良いカナ!?と思い立ちました(noteを始めたばかりの新進気鋭感ある自己紹介記事もあるけど、もうあの勢いはない)。



しかし、私は就活でセルフプロデュースに苦戦し、のたれ死んでやる!と家を飛び出し、小1時間自転車で近所を走って帰ってきてしまった女。自己紹介なんてできません。

そこで、思いつきました。

自分の本棚を紹介すれば良いのでは!?

25歳の本棚。人生100年時代となれば四半世紀の歴史が詰まっているわけです。本棚は私より私のことを知っているはず。

前置きが長くなりましたが、今回は私の本棚を紹介します。さすがに全部は無理なので、うちの「推しの子」を紹介していきます。

本棚1


①マンガ

カードキャプターさくら/CLAMP

小学生の時に、NHKでやっていたアニメからハマったCCさくら。
小学2年生くらいかな?NHKの18:00から「メジャー」という野球少年のアニメがやっていて、18:30からの枠がCCさくらでした。戦う女の子はかっこいい。

小学生当時、なけなしのお金で、他の少女漫画より少し高めの「カードキャプターさくら」(全12巻)をコツコツ集めていた私ですが、中学生になると古本屋で「カードキャプターさくら全巻まとめ売りで1200円」という文句に釣られ、あっさり売ってしまいました。(おいおい)

月日がたち、高校生になると、CCさくらやセーラムーン、おジャ魔女ドレミなどの魔女っ子系アニメのリバイバルブームがやってきて、その波に乗るようにまたCCさくらを読むようになりました。家にあるのは新装版です。


A子さんの恋人/近藤聡乃

人生のほとんどを少女漫画で過ごしてきた私にとって、衝撃的な出会いでした。
大学生の、それも就活でお先真っ暗な時に、中学時代の友人宅で読みました。
天井から何故かてんとう虫が降ってくる謎のアパートで、5巻まで一気に読んだ思い出があります。

先日の創作大賞で小説を書いていた時、ふと「A子さんの恋人」の7巻の場面を思い出しました。

漫画家の主人公「えいこ」が、元彼「A太郎」との関係性を(無意識に)描いたデビュー作を描き直す場面です。

えいこは、その漫画に登場する「少女」(=えいこ)が、「少年」(=A太郎)を救うためにかける言葉に悩みます。

…少女は 少年に何を言おうとしてるんだろう?

「A子さんの恋人」7巻/近藤聡乃

小説を書く前は何気なく読んでいた場面ですが、自分で物語を書いてみると「この人を救うにはどんな言葉を掛けたらいいか?」と悩むものです。
小説を書いたことで、えいこさんの気持ちがちょっぴりわかったような気がしました。


女の園の星/和山やま

女の園の星も「A子さんの恋人」を教えてくれた友人の勧めで買いました。何故か1巻、2巻は毎回大晦日に買うという謎。
よく寝る前に読んで、大笑いしてから寝ています。

「リリカル・スペリオリティ!」に出てくる公安警察の華蓮ちゃんの上司、「小林」は、「女の園の星」の数学の小林先生から取りました。イメージも、小林先生みたいな感じ。

フィクションの紙の漫画はこれで全てです。電子では、CCさくらの新シリーズ、「カードキャプターさくら クリアカード編」(CLAMP)、「珈琲いかがでしょう」(コナリミサト)、「いつも上天気」(聖千秋)、「ルックバック」(藤本タツキ)、「ちいかわ」(ナガノ)を持っています。

電子だと、会社帰りの電車の中で読み返せるので良いですよね。CCさくらのクリアカード編の新刊が出るたびに前回までのおさらいで最初から読み直している気がする…。


社会人1年目の時に断捨離したくなり、漫画はかなり手放しました。勢いで。

「キッチンのお姫さま」(安藤なつみ)や、「学園アリス」(樋口橘)、「すくらんぶるーb」(めちゃモテ委員長のにしむらともこ先生!)など。どれも思い入れがある作品なので、また読みたくなったら電子で買おうかな、という気持ちです。

②CD

塩、コショウ/Greeeen


令和の大断捨離をしたせいもあり、CDは高校、大学時代の3分の1くらいになりました。
私の小学生時代、なんとTBSの土曜8時にドラマ枠があったのですよ。「ルーキーズ」、「タンブリング」、めちゃ見てたな。Greeeenの「キセキ」は「ルーキーズ」の主題歌で、小学校ではGreeeenが流行り倒していました。

「塩、コショウ」は、確か誕生日プレゼントで親に買ってもらいました。CDデッキでかけ、ウォークマンに入れ、毎日聴いては共感した暗黒の中学時代…。


sakanaction、魚図鑑/サカナクション

そんな暗黒時代の中学生のある日、私の音楽人生に転機が訪れます。サカナクションです。
中学生当時、流行っていたのは嵐、AKB48、KARA、少女時代。コアな人だと初音ミクなどボカロ系、supercellなど。

私はどれにも当てはまりませんでした。アイドルはなんかキラキラしていて自分とは別次元だし、ボカロはますます分かりません。
そんな私でも、テレビっ子だったのでMステは物心つく前から見ていて、その日もなんとなくMステを見ていました。2011年の7月でした。

サカナクションが登場し、例のMacを並べて音楽を披露する姿に、目が釘付けになりました。「バッハの旋律を夜に聴いたせいです。」とか、当時そんな変な曲名(失礼)もあまり見たことがなかったし、全てが衝撃でした。

世の中にはこんな音楽を作る人たちがいるんだと。


山口一郎は、自分たちの音楽はクラスの中で2人くらいの子に刺さるような音楽だ、と言っていますが、まさにそれでした。

Mステの翌日、TSUTAYAに走ってCDを借りたのが良い思い出です。


SEKAI NO OWARI


音楽が好きになったとはいえ、サカナクションが好き、と言う人が周りには誰もいませんでした。当時流行っていたのは、西野カナかな。ちなみに、会いたくて会いたくて震える相手はいませんでした。

そんな中学生の冬休み、2012年12月21日のMステスーパーライブが私の「暗黒時代」の終わりを告げました。セカオワの登場です。

今まで「好きなものは?」と聞かれても適当に「ヨーグルト」と答えていた私が、この日を境に「セカオワ」と言うようになったのです。

これは私の偏見だけど、「セカオワが好き」とか言う女は大体深瀬から入ってると思う。私は声とビジュアルにやられた。

2012年12月21日は、マヤ文明の暦が途切れていることから「人類滅亡説」が密かに唱えられていた日付であり、その日にSEKAI  NO OWARI が好きになったというね。なんの因縁でしょうか。


Family Song/星野源

これは、私の卒論で使いました。(!?)
私は2019年に大学4年生だったわけですが、おそらくこの年に「Family Song」のミュージックビデオを世界で一番再生した人ランキング5位には入ると思う。

ほぼ全面ピンクのミュージックビデオ、卒論末期にはほぼノイローゼ気味になりながら見てました。spotifyでたまにおすすめで流れてくると、無意識に飛ばしてしまいます。卒論のヒーヒー言っていた時期を思い出すので…。

なんのテーマだったか?…いつか書きます。


カードキャプターさくらオリジナルサウンドトラック

最後に、CCさくらのオリジナルサウンドトラック。リバイバルブームの波に乗り、アニメを久々に見返したら桜ちゃんが戦うシーンのサントラが猛烈に聴きたくなり、メルカリで買いました。もう市販では手に入りません。

ドライブ中にかけると、親も「お、カードキャプテンさくらか」と言います。カードキャプターだよ。


③エッセイ、小説(ハードカバー)

ニューヨークで考え中/近藤聡乃

「A子さんの恋人」でもお馴染み、近藤聡乃。4巻が先日発売され、個展も行きました。2回も。いや、去年のDomani展も行った。そこそこのファンかもしれない。
ニューヨークで暮らしてもう15年になる近藤聡乃さんのコミックエッセイ。

1〜2巻の、移住したばかりの「ちょっと珍しいご近所さん」のエピソードも好きだし、3〜4巻の、ニューヨークで暮らすことが当たり前になったからこそ話題にする時事ネタや、自分がアメリカで暮らす「外国人」である、と言う意識との向き合い方など、ちょっと真面目な話も好き。


個展で4巻をフライングゲットしたらサインがついていて、嬉しかった。


パリパリ伝説/かわかみじゅんこ

私がファンクラブに入っている時枝ちゃんがおすすめしていたので、読んでみました。とりあえずブックオフでまとめ買いしたけど、5巻と6巻を飛ばして8巻まである。

パリに移住した漫画家のかわかみじゅんこさんと、そのご家族の日常を描いています。「ニューヨークで考え中」とはまたちょっと違った目線で、面白い。「パリは意外とうんこだらけではない」そうですが、そもそもパリってうんこだらけだったんだー、とパリパリ伝説で初めて知りました。

偶然か、近藤聡乃さんもかわかみじゅんこさんも、義理の娘さんがいらっしゃって、その成長過程を一緒に見届けられて嬉しいです。

こちらは最新まで追えてないけど、コツコツ集めたい。


ふたご、読書間奏文、ねじねじ録、ざくろちゃん、はじめまして/藤崎彩織

藤崎彩織がいなかったら、私はセカオワをここまで追ってなかったかもしれない。
今はもう更新されてないけど、さおりちゃんは昔ブログをやっていて、セカオワが好きになった当初、毎日舐めるように読んでいました。

当時、学校関係でよく悩んでいた私は、なかなか寝付けないことがあり、同じく不眠症で悩んでいたさおりちゃんの言葉によく救われていました。それが2012年頃。

ブログを読みながら、私は思いました。

「この人絶対本を出したらいいのに!」

それから5年経ち、2017年。藤崎彩織初めての小説「ふたご」が出版されました。
2019年。就活の時、文○春秋の一次面接で面接官に自分の予感が当たったことを伝え、「へー!」と言われました。落ちました。笑

まあそれは良いとして、その他エッセイの「読書間奏文」、「ねじねじ録」、「ざくろちゃん、はじめまして」も面白いのでぜひ読んでみて下さい。


④入門書

21世紀家族へ 家族の戦後体制の見かた・超えかた/落合恵美子

卒論のときにめちゃくちゃ読んだ落合恵美子の「21世紀家族へ」。家族社会学の入門書みたいな感じです。

大学卒業後、また読みたいなと思ったので最新の4版を買いました。結婚した友達が「主婦って何・・・?」と言い始めたら勧めたい一冊。


⑤小説、エッセイ(文庫本)

本棚2


穴/ルイス・サッカー

中学生の時に授業で読んでから、何度読み直しても飽きない本。児童文学に入るのかな。解説は森絵都さんですが、森絵都さんですら「面白いとしか言えない」と言う程、伏線がすごい。ノージャンルで誰にでも勧めたい。


強運の持ち主/瀬尾まいこ、ハゴロモ/よしもとばなな

中学生の時、近所の古本屋で3冊100円という破格のワゴンに入っており、手に取った本。

残り1冊は江國香織の「神様のボート」で、中学生の自分にはちょっと無理めだったので早々に手放した記憶があります。今読んだらまた違うのかな。江國香織は「流しの下の骨」や、「思いわずらうことなく愉しく生きよ」、その他諸々好きな本はたくさんあるので、これは好みだと思う。

瀬尾まいこ、よしもとばななはこの本で初めて読んだ。しばらく読み返してないので、近々読みたい。


もものかんづめ/さくらももこ

図書館で借りて面白かったから、改めて買い直した。

さくらももこの嫌いな(?)お爺さんの葬式の日の話がやっぱり好きです。卒論が家族表象のことを書いた(あれ、Family Song…)ので、必然的にちびまる子ちゃんにも行き着いた、という経緯があります。


ちいさな言葉/俵万智

私、実は俵万智はエッセイから入った人。就活暗黒期にたまたま図書館で手に取ったのが「101個目のレモン」で、「ちいさな言葉」もその流れで。

息子さんが幼い時の何気ない言葉を集めたエッセイ集で、遠い昔に置いてきた新鮮な日本語を読むことができて面白い。就活で病んで寝れなかった時は、夜中に読んで癒されていました。

その後、歌集の「チョコレート革命」(本棚1にある)を買ったり、角川ミュージアムでやっていた俵万智展に行ったりしました。個展の感想を呟いたら、ご本人からリプライを頂けて嬉しかったな。



⑥新書

「あたりまえ」を疑う社会学、違和感から始まる社会学/好井裕明


大学のゼミに入る時、先生のお勧めで特に考えもなく生協で購入。noteの記事でも、小説でも引用して、結構長くお世話になっています。

差別の構造や、「包摂と排除」というテーマが多いイメージ。他の本も図書館で借りたりして読んでいます。

「リリカル・スペリオリティ!」を書いた時、作者権限として推しの好井先生の一節を高校現代文の教科書として採用しました。実際の高校の教科書にもぜひ載ってほしい。


⑦画集、雑誌等

ここまでくれば、もう何の画集や雑誌、DVD類があるかわかりますよね。

CLAMPの原画集が3冊、セカオワの雑誌が5冊(一時期30冊くらいあった)、セカオワのDVD、あと、千と千尋の神隠しのDVD。

千と千尋は、ジブリの最新作「君たちはどう生きるか」を見たらめちゃくちゃ見たくなって、買っちゃいました。「君たち―」は、もう1回見ても良いなと思っています。



まあ、こんな感じです。
小説類は少なめですよね。なんかいつも図書館で借りた本読んでるし。

でも、紹介した本はもちろん、紹介しきれなかった本も令和の大断捨離でも手放せなかった、我的アベンジャーズであることに間違いはありません。

自分のことがよくわからなくなったら、とりあえず本棚を眺めれば良い。眺めて「これだ!」と思う本を手に取れば、きっと何かを思い出すはず。

みなさんは、どんな本棚と暮らしていますか。ぜひ教えてくださいね。

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