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以前、お店の駐車場と間違えて他人の敷地に車を停めてしまったことがありました。

そのときは、家主がお店の中に入ってきて
「誰だ!勝手に停めたのは!!」
と怒鳴られてしまい……

「すみません、初めてのお店で間違えました」
と事情を伝えたつもりが、
「どこに間違えるヤツがいるか!!すぐどかせ!!」
と激昂されてしまい……(涙)

結局そのお店に2度と行くことはなく、それどころかその道にすら近寄っていません。苦い思い出というより、トラウマに近い感じですね。


実は今日、職場の駐輪場で間違えて停めてしまいました(汗)
自転車と原付は違うエリアで停めることになっていたそうなんです。
まだ3日目でよくわかっておらず、わたしだけが自転車エリアに原付を停めていたようで……それに気づいた他の先生が教えてくださったんです。

「ちょっとよろしいですか? 先生は原付で通ってらっしゃいます? 実はあそこは自転車専用の場所なんですよ。明日からでよいので、原付はバイクの場所に停めてもらいたいんですよね。」

その指摘を伺ってわたしはすぐさま
「すみません、よくわかっていなくて。すぐに動かすので場所を教えてもらえますか?」
と伝え、大急ぎで移動させました。


間違えて停めた

指摘を受ける

すぐに移動させる

という同じ行動なのに、わたしが受けた印象は正反対です。

今日の指摘は「お願い」であって、ミスを正すのというより、次から同じことをしないようお知らせするという感じです。

感情に任せて攻撃的に言っても、相手は快く動いてくれません。
ミスはつきものと考えて、次も同じことを繰り返さないことを目的として、丁寧に伝える方がよほど効果的です。


これがアサーションでいうところの、アサーティブなコミュニケーションです。相手を尊重しつつも自分の意見も主張して、合意形成を図る関わりです。

何よりうれしかったのは、この学校にはアサーションが根付いているということ。全員がアサーティブな関わりで、学生相手でも先生同士でも人を傷つけることなく言いたいことを言う文化が定着しているんです。

組織風土は一朝一夕で築き上げることはできません。きっと長い時間をかけて、アサーティブな関わりを根付かせていたんでしょうね。

もちろんその一員として迎えていただいたからには、わたしもこれまで以上にアサーティブな関わりを心がけていきます!


さて、明日からは間違えずに停めようっと♪




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