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将棋の素晴らしいところの1つが、「参りました」と頭を下げて投了すること。

潔く負けを認める勇気を感じます。

しかも投了した直後に感想戦を行って、敗因をともに研究するんですよね。

反省ではなく分析、言い訳ではなく感想。

負けた瞬間から、次の勝利に向けて学ぼうとする貪欲さを感じます。

その気持ちの切り替えの早さや、心の在り様にただただ驚かされるばかり。


一方で素直に負けを認められないのがわたし。

「参りました」とは素直に・・・言えなかったな(笑)

中学の頃は将棋に夢中で、よく先生を捕まえて勝負してもらっていたっけ。飛車角落ちにしてもらってもまったく歯が立たず、何度も負けては悔しがっていたことを思い出します。

あの頃に素直に認められていたら、もっと成長できただろうに。

昔からそういう安いプライドを拭えないのがわたしらしいのかも。




そんなことを先日の「人生すごろく 金の糸」で体験しました。

子どものころに手放せなかった負けず嫌いな部分は、大人になったいまも持ち続けています。

当時は人に負けることが嫌だったけれども、いまは自分自身に負けることが嫌という違いはありますが。

それでも物事を勝ち負けで判断する癖は抜けていません。


ただし・・・「こういう自分もいるよね」と認められるようになりました。

この変化は「自己概念の成長」と言えるかもしれません。


でもやっぱり、いつ何時でも素直に認めるって難しいよね(笑)




明日も佳き日でありますように

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