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「いまの仕事は楽しいですか?」

あなたの答えは??


今日は『仕事の楽しさ』について、以下のアンケート結果に基づいて考察してみます。




まずは仕事を楽しいと感じるかどうかの結果です。

引用:Biz Hits 仕事が楽しいと思う瞬間ランキング!男女500人へのアンケート調査まとめ


引用:転職サイト比較plus 「今の仕事は楽しい?」2400人に訊いて分かった驚きのアンケート結果と楽しい仕事の探し方


アンケート回答者数も回答方法も異なりますので単純比較はできませんが、「楽しくない」という方はどちらも1/3程度、残りは「どちらでもない」か「どちらかといえば楽しい」に分類しておきます。
そうすると、おおむね2/3が仕事に何かしらの楽しみを見出せているようです。


「楽しい」と答えた理由も、ランキング形式で発表されていました。両アンケートの集計結果はこちらです。

引用:Biz Hits 仕事が楽しいと思う瞬間ランキング!男女500人へのアンケート調査まとめ


引用:転職サイト比較plus 「今の仕事は楽しい?」2400人に訊いて分かった驚きのアンケート結果と楽しい仕事の探し方


「感謝」「貢献」「人間関係」「仕事・業務内容」などが上位に入っていますね。
また、「達成感」「充実感」「満足感」につながる言葉も見受けられます。

つまり、自分の好きなことややりがいを感じることを仕事とし、自分が行ったことが誰かの役に立っていると実感でき、互いに助け合うような良好な関係があって、社内外の人に認められていると感じるとき、「仕事が楽しい」と思えるのですね。

こうしてランキング形式でまとめてみると、みなさん「人とのかかわり」の中で働いていることがよくわかります。
誰かと一緒に、誰かのために、誰かから認めてもらうことで、充実した仕事ができている―――そんなイメージが見えてきます。

いまのあなたの仕事はどうでしょうか?




一方で「楽しくない」と答えた方は、どのような不満があるのでしょう。

引用:転職サイト比較plus 「今の仕事は楽しい?」2400人に訊いて分かった驚きのアンケート結果と楽しい仕事の探し方


片やこちらは待遇・条件面が上位に入ってきています。
働いた仕事量に対して報酬が見合わないときに、楽しくない→不満へとつながっていく構図が見えてきますね。
「働けど働けど・・・」と心の声が聞こえてきて、ツラい(涙)

一方、2位以下は先ほどの「楽しい」という理由の裏返しになっています。
仕事そのものが合っていなかったり、満足度が低かったり、嫌々働かされているように感じたり。
さらに人間関係が悪かったり、人から認められていなかったりと、楽しみを感じる要素がまったく見えてきません。

お先真っ暗・・・だからブラックと呼ぶのでしょうか?
もやがかかる程度の明るさすら見えてきません。




では、果たして「好きな仕事・やりたい仕事」に従事できている人はどれくらいいるのでしょうか?

引用:Biz Hits 仕事が楽しいと思う瞬間ランキング!男女500人へのアンケート調査まとめ


このアンケートではほぼ半々に分かれています。

やりたかった仕事ではなくても、働いているうちに楽しいと感じる人もいるでしょうし、逆にやりたかった仕事のはずなのに楽しくなかったと感じる人もいるはず。

それをまとめたのが下の結果です。

引用:Biz Hits 仕事が楽しいと思う瞬間ランキング!男女500人へのアンケート調査まとめ


「やりたいことをやる」のがどれだけ楽しいと感じられるか、一目瞭然ですね。だから、仕事選びは「やりたいこと」を軸に考えようと言われるのでしょう。

一方で「やりたくない仕事はやっぱり楽しくなかった」という人が6割。残りの4割は「やりたくない仕事だけどやってみたら楽しかった」という回答でした。

もしかすると、アンケートの回答順によっては「やりたいことだから楽しいはず」というバイアスがかかっているかもしれません。
ですが、全員が「やりたくない=楽しくない」とはなっていないこともまた事実です。

「やってみたら意外とできたので楽しくなってきた」
「やりたくないというのはイメージであって実際は面白かった」
「みんなは楽しくないというからやりたくなかったけど、案外楽しかった」

そんな人が一定数いたのかもしれませんね。


また、楽しい・楽しくないという回答を職種で分けたデータもありました。

引用:転職サイト比較plus 「今の仕事は楽しい?」2400人に訊いて分かった驚きのアンケート結果と楽しい仕事の探し方


全体傾向として、人と接する機会の多い仕事は「楽しい」という回答が上回っているようです。逆に、対人・対顧客ではない仕事は「楽しい」という回答が下回る結果になっています。

これは「仕事が楽しいと感じる瞬間」の、1位「感謝されたとき」、3位「顧客や会社に貢献できたとき」というデータとリンクしています。また、2位の「仕事がうまくいったとき」も、その仕事が成功したことで喜ぶ誰か(お客様や上司など)がいるのではないかと考えられます。

つまり、『目の前の相手に喜んでもらえた』と実感できる瞬間が多いほど、「仕事が楽しい」と感じるのではないでしょうか?


よって、
『仕事の楽しさは「人が喜ぶ瞬間」にある』
とわたしは考えます。

この「人が喜ぶ瞬間」をどれだけ増やせるかが、仕事を楽しくさせるコツとも言えます。
リーダーであればメンバーに対してどれだけ喜ぶ姿を見せるかが、親であれば子どもに対してどれだけ感謝を示せるかが、関係向上につながると考えられます。




心理的安全性という言葉がここのところよく聞かれます。

●「心理的安全性」とは何か。端的に言えば、それは「自分の考えや意見などを組織のメンバーの誰とでも率直に言い合える状態」ということになります。

●ミスについて言い出せ、語り合える医療チームであるほど、誤りを犯す確率が低いということです。この「ミスについて言い出せ、語り合える」状態に、「心理的安全性」という名前をつけたのがエドモンドソンさんでした。

「対人関係のリスクを取っても安全だと信じられる職場環境であること。それが心理的安全性だ」(『恐れのない組織』)
どこまでも、率直に意見を言い合える場を作ることにフォーカスする。ここが急所です。

素直に意見を言い合える状態を作るには、まずは「意見を出してくれたことを感謝する風土」が大切だとわたしは感じました。

指摘するという行動そのものを感謝してもらえて、組織に貢献できるのであれば、それはすなわち「仕事が楽しい」と感じることにつながります。

逆に意見を出すことで叱責されたり、指摘することをよしとしない組織風土であれば、本文中にあったように誰も何も言わなくなります。その結果、誰かに感謝してもらったり自分が組織に貢献しているという実感が得られません。よって「仕事が楽しくない」と感じることでしょう。

個人として感じる仕事の楽しさの他に、仕事を楽しめる企業風土や職場環境も重要な要素であることが見えてきますね。




さて、今回は『仕事の楽しさ』について考えてみました。
あなたはどう感じますか?



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