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ついに産休入り!自分活動するぞ!~産休入りまでめちゃ忙しかった~【前編】

ついに産前休業に入りました。
産休に入るまでのTODO消化や、産休に入ってからの「自分活動」の体制整備でこのところかなり忙しく、気づきや反省点も多かったので、産休に入って10日程度たったあたりでまとめておきたいと思います。

これから産休に入り、自分の活動に専念したいと考えているどなたかの参考になれば幸いです。

さて、ここ最近起きたことを簡単にまとめますと。

産休に入るまで
・引き継ぎの時間が取れない→実務を持ち続ける→時間が取れなくて引き継ぎ進まない、の悪循環
・産後の働き方について会社と協議
・産休に入る前から産前産後の準備をしておかないと間に合わない
→結果めちゃくちゃ忙しい!!!
・子どもの風邪がうつる
・最終出社日当日はデータと物の整理に追われて疲労困憊

産休入り後
・初日に燃え尽き症候群?!
・その後も風邪が長引く
・一日のスタートは悪くない
・しかし、やりたいこと、やるべきことがなかなか進まない
・「理想の暮らしを追求する」という方針に行き着く
→やや不安はあるものの、概ね幸せ

反省点なども色々あるので、今日は「産休に入るまで」を順番に振り返っていきたいと思います。

1.産休に入るまでの仕事の引き継ぎ

(1)いつ産休に入るか

有給休暇が13日ほど余っていた(今年度で消滅する)ので、

①産休6週の前に有給消化して早めに最終出社日を迎える
②産休6週の前に有給を消化しつつ週2~3日出社して段階的に産休に入る
③産休を6週より短くしてその分有給休暇をあてる

という3つのパターンを考え、どれを選択しようかと考えていました。
早めに人事に届を提出しなくてはなりませんし、上司にも引き継ぎ先を決めてもらわなければなりません。

産休を短くしたほうが、ボーナスの算定期間が長くなりますし、有給休暇(=通常の給与-控除)なので、産休手当(⅔支給、控除なし)よりやや経済的には有利になるのでは、などと考えていました。
が、夫からは「健康第一に」と釘を刺され、③は選択肢からはずすことにました。

あとは、①か②ですが、私としては、産後に週2~3日勤務できないかという方向性を探っていることもあり、その予行練習にもなると、②をしたいと考えていました。

私は部で割り当てられた仕事に加え、2段上の上司が主導するプロジェクトの先導役という役割もあったので、念のため直属の上司と2段上の上司の意見を聞くことにしました。

まず、2段上の上司に相談したところ、
・それは自分で決めればよい
・通常、スパっといなくなるほうが、責任分界点が明快で後任にとってもよいのではないか
とのこと。

そののち、直属の上司にも相談したところ、
・後任にとっては、相談相手として週2~3日でも残ってくれていたほうが助かるのではないか
と。

意見はバラバラです
いろいろ考えた挙句、5月末で実務は終了し、6月以降は有給休暇を取りながら、組織の体制変更に伴うバックアップに入ることにしました。
タイミングが悪く、6月の組織改編と中途入社のタイミングに重なってしまったのです・・・

が、この選択は失敗でした。
私の有休消化チャンスを返して~~

(2)引き継ぎする時間も取れない

正直、ここまで引き継ぎが終わらないとは思ってもいませんでした。
本来であれば、5月中に引継ぎを追えてしまいたいところでしたが、組織改編の準備と実務の山場が重なり、5月中は怒涛の打合せや実務に追われて十分に引き継ぎができず、引継ぎは6月に持ち越しに。

さらに6月に入ってからは、バックアップ業務(主に新入社員に対するガイダンスや経験の浅い社員に対するノウハウ伝授)が忙しく、なかなか引き継ぎができませんでした。
なにより引継ぎをするための日程調整にも時間がとられる・・・(引き継がれる側にしてもらいたい・・・)

まだバックアップ業務は他の人の生産性を上げるという価値がありますが、引き継ぎ業務は何の価値も生まない、仕事のための仕事なので、価値を見出しにくく、苦しいです。
完璧にしても褒められないし、不足していたらいない所で悪口言われるし、減点方式な仕事・・・。

モチベーションはダダ下がりでしたが、なんとか最終日までかけて引き継ぎをしました。

また、実務も、上司たちはなんだかんだでギリギリまで私に仕事をさせようとしており、断るのが大変でした・・・
今思えばバックアップ業務もやらなきゃよかったな・・・
私がいるうちに伝えられるノウハウは伝えておきたいという無駄な使命感から、自分の首を絞めることになってしまいました。
その他あきらめた業務もいろいろあったのですが、体制づくりはいなくなる人が主導するより実際に実務にあたる人が行ったほうがよかろうと思ったり、いろいろ取捨選択はしました。

ということで、6月も週2~3日勤務を想定していましたが、結局ほぼフル出社となりギリギリまで引継ぎやら実務やらバックアップ業務をこなすことになりました。
こんなことなら産休開始日を後ろにずらして産休期間を短くし今年度消滅する見込みの有給を消化したかったです・・・。
段階的に産休に入るという方法は失敗でした。
産後週2~3勤務を目指していますが、先が思いやられる・・・

2.産休に入る前に始めておきたかった会社との対話

あと、産後の働き方について、会社と交渉するために、交渉材料を集めたり、提案書を作ったりにもかなり時間を割きました。

なぜそのようなことをするに至ったかですが、まずは私の問題意識からです。

私は産後の働き方について、

①今の会社と関わり続けながら関係性を変える
②サラリーマンは卒業し、今の会社と関係なく仕事をする

の2つの選択肢をそれぞれ突き詰めたうえで、どちらを選択するか判断したいと考えておりました。

(こちらのnoteにも書いていますが、妊娠する前から、

①今の会社で正社員から業務委託に切り替えて、刺激的な仕事だけ請け負う
②希望が叶う会社に転職する
③サラリーマンは卒業し、今の会社と関係なく仕事をする

の選択肢を突き詰めたいと考えていました。)

また会社は、退職が相次いでいることもあってか、人事制度の改正が経営課題の重要課題の一つになっており、ちょうど来年度から新しい制度を施行しようと今年度検討を進めているところでした。
このタイミングで経営陣に適切なインプットをして、自分にとって働きやすい環境になるよう導いていかなくては。
そう考えていたので、私は人事の潮流や人事戦略に関する本や、子育て社員のマネジメントに関する本を読んで、経営陣の知識や課題意識になるべく近づけるように努力し、経営陣に提案したいと提案書をしたためていました。
ひとりよがりな「自分事」に見えないように、経営課題に結びつけてどう話すか、どれほど具体的な提案ができるのか、業務時間外にかなり時間と神経を使いました。

前述の業務と並行しながらなのでかなりきつかったですが、なんとか、所属の役員と人事の役員に提案とディスカッションをする時間を持つことができました。
これについては別途書きたいと思います。

3.産休入り前に進めなくてはならない産前産後の準備

1人目出産のときは、「産後の準備は産休入ってからで十分だよ!」と周りから言われ、働いている間はほとんど準備らしい準備はしていませんでしたが、2人目となるとそうともいきません。
上の子がいる、という事情もありますし、5年もたてば社会も変わっています。

(1)子どもと2人きりの時に産気づいたら?対策

一番頭を悩ませたのは、産気づいたときに一人目をどうする?ということでした。

まず前提として、実家はどちらも遠いです。
また、分娩先の病棟は、幼児立ち入り不可なため、上の子を連れていくわけにいきません。
初産はスピード出産だったため、今回は超スピード出産になると思われます。
しかし、夫の職場は自宅から離れており、さらに出産が近づいたこの時期に夫の異動が決まり、融通が利きにくい状況です。

保育園にお迎えに行ってから、夫が帰ってくるまでの間に産気づいたらいったいどうしたらいいの???

ということで、分娩タクシーの申込みの他、上の子と2人きりになる時間をなるべくなくす方法をいろいろ考えました。
臨月の1か月を臨戦態勢で臨もうとすると、産休に入ってから手配、では間に合いません。

夫が毎日20時までに帰宅することを前提として考えられるのは、以下の3つの方法です。

①夫がすぐに対応できるようにする
②夫以外の誰かがそばにいる状態を作る+20時には夫が帰ってくる
③延長保育を20時までとし、夫が20時までに迎えに行く

①夫がすぐに対応できるようにする
→夕方早めに帰宅+在宅勤務、夕方に打ち合わせや外出を入れない
→夫の会社では在宅勤務は認められません異動したばかりの新入りの身なので融通も利かず、非現実的。

②夫以外の誰かがそばにいる状態を作る+20時には夫が帰ってくる
→ベビーシッター等にお迎えと帰宅後の夫が帰ってくるまでの見守りを頼む

③延長保育を20時までとし、夫が20時までに迎えに行く
→お迎えが遅くなると、その後の行程も後ろ倒しになり、寝る時間も遅くなって、朝起きる時間にも影響します。
子どもの生活リズムは極力変えたくないし、せっかくの産休、上の子との時間も大事にしたい。

色々考えた末、我が家では②をベースに組み立てることにしました。
そうなると、ベビーシッターを押さえなくてはなりません。
しかもうちの子が通う保育園は、事前に代理送迎者を届け出なくてはならないので、固定の人を何人か頼まなくてはなりません。
そこで、シッター派遣会社や家庭と個人のシッターさん・家事代行さんをつなぐプラットフォーム「KIDS LINE」で探してみることに。

しかし、ここで現実を知ります。
昨今の社会情勢に伴う住んでいる地方公共団体の産前産後ヘルパーの制度拡充により、各社に申し込みが殺到し、通常のシッターサービス自体、申し込みの打ち合わせをする日が数週間先になるとのこと!
(必要な人に必要なサービスが行き渡らない改悪のような気も・・・)
とりあえず、それらの会社の打ち合わせの日程を数週間先で押さえ、先に、KIDS LINEでベビーシッターを探すことにしました。

KIDS LINEでも、シッターを頼むには、サービス利用の前にその人との事前の面談が必要です。
面談はZoom等を用いたWeb面談も可能ですし、相手の都合をみて調整できるので、思い立ったらすぐに面談の調整をすることができました。
私はそれに加えて、子どもとの相性を見たり、届出書類を書いてもらう必要もあったので、Web面談をしたうえで、お試しで直近のつごうのあうところでシッティングをお願いすることにしました。
それはそれでよく、休日にシッターさんに見てもらうよさ(「夫婦の話し合いの時間」が取れる+子どもにとってはよい週末イベントになる)がわかったり、平日にお迎えのシミュレーションをしてもらった時には考慮しないといけないところがわかったり(麦茶が切れていた時の対応を考えておく)などの収穫もありました。

こうして2人のシッターを確保し、出産予定日前後2週間の週3日の人手は確保。
あとは、ほかのシッター派遣会社でも探すことにしました。
打ち合わせまで時間があいてしまうので、なるべく早めに手配してもらえるよう、打合せの日程調整段階で事前にこのような要望を伝えておくことにしました。

と、仕事をしながらこれらをこなすのはなかなか大変です・・・。

参考のために、この時に考えたことや、シッターさんと打ち合わせをしたときのメモを残しておきます。

シッターさんと打ち合わせした内容
・お迎え手段⇒天気のいい日は徒歩、悪い日は車
・お迎え依頼中に産気づいた時の対応
・保育園のお迎えルール
・帰宅後の流れ
・食事のルール
・歯磨き補助の方法
・排泄補助の方法
・お迎えに行ってもらっている間に産気づいたら、家に入れなくなる。⇒カギを預ける?どこかで時間をつぶしてもらう?

ただ、ここで困るのが、「いつまでお迎えをお願いするか」です。
産前のことばかり考えていましたが、産後の保育園のお迎えもに行くのもまあキツい。
帰宅してからの相手や晩ご飯の用意も、赤ちゃんの世話にプラスしてできるかというと、想像がつきません・・・
5年ぶりに思い出しましたが、1人目の時は、自分1人お風呂に入るのも大変でした・・・
夫は「産後パパ育休」(通常の育休とは別に、子の出生後8週間以内に4週間まで父親が育休を取得できる制度)を取る予定らしいのですが、いったいいつ取るつもりなのかがわからない・・・

(2)男性育休

前項のとおり、産後の体制を考えるにあたっては、「夫がどの程度産後の生活をサポートしてくれるのか」で考え方も変わってきます。
ただ、夫自身も異動前で業務の進め方や周りの温度感がよくわかっていないので、先が見えない中で自身の都合を明確にすることも難しい・・・。

我が家の場合、始めは私はがっつり夫に育休を取ってもらいたいと考えていました。
育児に当事者としてしっかり関わってもらいたい、分かち合いたいという思いもありましたが、それよりも、彼の様子から、いったんキャリアを中断して、客観的に自分を見つめる時間が必要なのではと感じたのです。
それに加えて、私自身も、育休期間をリスキリングや個人活動を組み立てるのにあてたいとか、早めに会社に復帰してプロジェクトに関わりたいという思いもあり、夫に育児を担ってもらえればそれが可能になるのでは、とも思っていました。

しかし、その後夫の異動の辞令が出て状況は変わりました。
異動に一番ショックを受けていたのは夫本人でしたが、私もアテが外れて戸惑いました。

ただ、しばらくたってから夫にヒアリングしてみると、今回の異動は会社から何らかの役割を期待されてのものだったことがわかったようです。
それを考えると、夫にとっては異動後の数か月間がすごく大事な期間になるような気がします。

育休を取っている場合ではないのでは?
逆に異動してすぐのほうが取りやすいのか?
さて、夫にとって、私たち夫婦にとって、何がベストアンサーなのだろう?

そこで、夫と対等に話すため、男性育休について理解しようと、男性目線の体験談をいろいろ集めてみることにしました。

・何を考えてどの期間育休をとったのか
・育休を取得するために、会社との対話
・育休中夫婦どのような生活リズムで過ごしたのか
・育休を取得したことのメリットとデメリット
・何にストレスを感じ、どのようにコントロールしたのか

結果、学んだのは、

・産後何が大変なのかを妻から夫に具体的に伝えるべし
・夫は育休をとる目的を明確にし、予め夫婦間で共有すべし
・たとえ育休をとったとしても、夫以外の産後サポート先も確保すべし(ふたりとも疲れ切ってしまったら詰む)
・育休は夫婦関係を育む期間なり(夫婦のコミュニケーションの時間も確保)
・夫婦双方の自分時間を確保せよ
・上の子が母親に甘えられる時間も意識的に確保
・身体の鈍りを解消せよ

といったこと。

①産後についての知識を夫に持ってもらう
まずは、夫に母子の産後の状態について、正しい知識を持ってもらう必要があります。
それは2人目であっても!
1人目のときもどれほど認識できていたか定かではありませんし、改めて学ぶことで知識もアップデートされます。
(これは妊婦である私本人にも言えることです)
そのため、まずはYouTubeの動画や産後について書かれたKindle Unlimited(私も夫もサブスクしている、今なら3か月無料!)本のリンクをLINEで送ったりしました。
私が紹介したKindle本は一通り読んでくれたようです。
(この記事の最後に参考本を載せています)

そのうえで、自分が何に不安を感じているか、一般的な話ではなく「我が家の場合」を夫に意識的に伝えなくてはなりません。

改めて夫婦で話してみると、自分でもここを具体化できていなかったことに気づきます。

5年前の育児日記を引っ張り出したりして改めて考えてみましたが、「常に命を守り続けなければならないというプレッシャー」「名もなき家事」「上の子の保育園のお迎え」「上の子の相手」「離乳食が2回食になってからの家事(離乳食作りと食器洗い)」かなと思います。

「名もなき家事」とは、家中のごみを集めてごみ置き場にゴミを捨てに行くとか、布団の上げ下げとか、働き終わったBravaのシートを変えて充電器に戻すとか、食洗器の中のものを片づけるとか、買ってきた食材を冷蔵庫や棚になおすとかです。
どれも些細なことですが、赤ちゃんが寝ている隙(お昼寝はほとんどしてくれなかった記憶・・・)にやるので、数が増えるともうストレスと徒労感がすごかったのを思い出します。

加えて不安なのは、産後休業から育児休業に切り替わるタイミングで「保育標準時間」から「保育短時間」に切り替わるので、上の子の登園降園時間が変わること。
これまで夫が担っていた保育園送りができなくなるというのは、産後8週間で結構大きな負担です。
しかも降園時間が早まるということは、上の子の相手をする時間も伸びるということ。
2人目以降出産の方、みんなこれしてるんですか?!
いやもう想像ができません。

ここで、私のTODOリストに、育休を取りながら保育標準時間の認定を受ける方法を調べる(具体的には個人事業で保育標準時間が認められ、かつ、育休要件に抵触しない方法)というTODOが加わります。

②育休取得への支援
一番最初に夫と育休のことを話した時、前述のとおり、私は夫にがっつり育休を取ればいいのにと思っていたので、夫から「うちの会社では難しいと思う」と言われたとき、ショックすぎて涙が出てきました。

その涙に夫も感じるものがあったのか、徐々に取る方向で考えてくれ、部署異動になると取りにくくなるので、と体制変更の辞令が出る前に人事に育休取得意向書を提出してくれました。(が、その後夫に異動の辞令が下る・・・・)

その後も私は、「育休どういう目的でとるの?」「いつ取るつもりなの?」と他人事のようにせっついてしまいましたが、夫も産後のことが想像ができていなかったと思うので、もう少し寄り添ってあげないとと少しずつ私もマインドを変えていきました。

会社との対話はケースバイケースですが、相手方の問題意識を探りながら進める必要があると思います。
会社自体は社会情勢に応じて、育休を整備する必要がありますが、本音と建前が違うことも往々にしてあります。
また組織形態によっては、経営層の問題意識が人事部門の担当者まで伝わっていないケースもあります。
異動後の上司との面談の様子などを聞いていますが、快諾してくれているようですがなかなか本音も見えず、少しずつ対話を進めているような感じです。

ひとまず、夫が産褥期に育休を取る方向で調整を始めてくれてよかった!!!

4.出社最終日の想定外のこと

さて、そんなこんなで、実務や引継ぎに加え、産後に向けた様々な事前準備で疲弊しておりましたが、出社最終日の気持ちは
「とにかく今日一日平和に終わりたい。飛ぶ鳥、あとを濁さず、でスムーズに姿を消したい」です。

こんな忙しくしている私の状況はつゆ知らず、「その仕事は引き継がれていないのであなたがやるべき」と言う人もいて、気持ちがしんどくなっていました。
引き継ぎ以外の仕事を増やして引き継ぎに手が回らなくなっているのは確かに私のせいなのですが、それをいちいちいう必要ある?
ただ様子を見ていると、私に対しての不満というより、上司の仕事の割り振りに対する不満を私にぶつけてきているようで、そこまで余裕を失ってしまっていて気の毒にも感じました。

終盤は「気にしない、気にしない。私はやるべきことを精一杯やるだけ。」と自分に言い聞かせての出社でしたが、幸いそういう人は一部だけで、後の人は「残されたものでやるしかないです」というスタンスで表向きはいてくれたので、とても助かりました。

そして最終日は、

・担当案件の経営陣への説明同席(説明自体は後任にしてもらう)
・人事担当役員との面談
・引継ぎ漏れなどに備えた、引継ぎ事項リストの整備
・物とデータの整理・処分
・関係先への挨拶まわり

とてんこ盛りです。

しかも1人目の産休入りとは違い、今回は子どもの保育園のお迎えもあったので、退社リミットが迫っていたので終わらせなきゃいけないとてんやわんやでした。

いっぺんに荷物を持って帰るのも大変なので、コツコツ物の処分を進めてきたつもりですが、結構いろんなものを抱え込んでいて、あれこんなものも、あんなものもある、と追われておりました。
同僚からもらって、重いので、後で持って帰ろうと思ってた、絵本が数冊出てきたりとか!

そんなふうに最終日はバタバタとすごしましたが、ここで想定外のことがありました。

取引先の方から「今時間ありますか?」と電話をいただき、なんと、わざわざ私のために花束を持ってこられたのです!

社内では私が最終日だと認識している人も少なく、帰り掛けに声をかけてくださる方が何人かいらっしゃる程度だったのですが、取引先の方がそんな風にしてくれると思わなくて、めちゃくちゃ嬉しかったです。

こういうことは、前回の産休入りの5年前とは全然違うなぁと思いました。
5年前との違いは、取引先の方々や社内の経営陣に、私の産休入りを惜しんでいただいたこと。
それは、この5年間での私の役割の変化を感じた瞬間でもありました。
5年前は一担当者としてしか見られてなかったけれども、今は必要な人材として認められている、そんな感じがしました。

4年前の育休からの復帰以降、モヤモヤしたりつらい思いを抱えていた時期も長かったですが、それでも前向きにやってきてよかった。
そう思いました。
今後、会社との付き合い方がどうなっていくかは分かりませんが、一旦私はここでやりきった気がします。

その翌日に燃え尽き症候群みたいな状態になってしまったことは本当に想定外でしたが!

5.中締め

と、ここまでが、2週間前までの話。
そのあとついに産休が始まりました。

やりたいことはいろいろあるけれど、なかなか進まない!!!
そんな毎日や、事前に仕込んでおいてよかったことなどは、後編としてまた書きたいと思いますので、ご興味ある方しばしお待ちいただければと思います。

最後に、産休に入るまでの情報収集で参考にした本などや、夫への情報提供に使ったものなどを紹介したいと思います。

(1)ベビーシッター関連

●デイジーちゃんの絵本「ほんとにほんと」
まずは、子どもがベビーシッターに興味を持ってくれた絵本。
「ほんとにほんと」は主人公デイジーちゃんのおうちに、はじめてベビーシッターがきたけれど、ずるがしこいデイジーちゃんは「ほんとにほんと」と小さな嘘をいくつか重ねて、楽しい夜を過ごしたというお話。
たまたま子どもが図書館で見つけてきて借りて読んだのですが、読むうちに、「うちにもおねえさんきてほしい」と言いました。
そこからだいぶ時間が空いてしまいましたが、実際にKIDS LINEのお試しでシッターさんに来てもらうことが決まって、子どもは「おねえさん」がくるのをとても楽しみにしていました。

ある程度大きくなってきたら、ベビーシッターも子どもの経験の幅を広げる手段のひとつとしても有効に感じます。
あと、疲れているとどうしても、子どもとのかかわり方が中途半端担ってしまう(遊びが限定的、親にとって楽な方に流れがち)ので、シッターさんが遊びや活動の幅を広げてくれる。
延長保育と違って、シッターさんを独占できるのがとてもよかったようです。

●アマンダさんのnote(第二子出産準備でやってよかったこと)

第二子出産に向けて、アマンダさんの記事は産後のイメージを膨らませるうえでとても参考になりました。
特にシッターさんに、平日の夕方に来てもらって、上の子の保育園のお迎えと、帰宅後上の子とのお風呂タイム中の赤ちゃんのお世話をお願いして、上のことのコミュニケーションの時間をしっかり確保した話は、とても参考になりました。

また、アマンダさんのいらっしゃる東京都の補助は、私が住む地域の政策(ややハリボテ感がある)に比べてかなり気が利いているんだなと、差も感じたり。笑

また、ベビーシッターを活用する心構えとしては、Voicyをいくつか参考にしました。

●尾石晴さんのVoicy
まずは尾石晴さんの2019年の放送。シッターを選ぶうえでどういうところを注意して選べばよいかといった考え方について話されています。
子どもを他人に預けるとなると、いろいろリスクが伴いますが、そのリスクをどうコントロールするかという視点でもお話されていて参考になります。

●もんだるいこさんのVoicy
続いて、4兄弟ママでNPOの代表をされているもんだるいこさんの2018年の放送。
マニュアル作りについて、緊急避難場所や救急箱の場所、救急車を呼ぶときのマニュアルとか正直ここまでやる??という充実ぶりなのですが、たしかにガイダンス資料みたいなものを家に備えておくと安心です。
私も今から作ってみようと思います。
近くのおすすめの公園とか公共施設マップとかあるとよいですね!

●かほこママさんのVoicy
最後にKIDSLINEの関係者(社長の経沢香保子さんの親友)であるかほこママの2022年の放送。
「会社に『企業主導型ベビーシッター利用者支援事業』に申し込んで補助をしてもらうため、会社とどのようなコミュニケーションをとればよいか」という質問に対する回答。
この制度はこども家庭庁管轄の制度で、会社の若干の負担で利用者のベビーシッター利用の負担がかなり軽減されるというもの。
多くのベビーシッターサービスで利用できます。
私も、今回の利用は自治体の産前産後サポートの条件から外れるので、出費がかなりかさむなぁと痛手に思っておりました。

会社にどのように持ちかければ進みやすいか、経営者というよりビジネスマン目線で回答されています。


(2)産後クライシス関連

●産後が始まった!

産後の生活について、筆者(夫)の第2子出産後の実体験を漫画を交えて書かれた本。
産前産後サポート事業をされていることもあり、夫婦の考え方や感じ方の違いがわかりやすく表現されていて、夫婦どちらにも参考になる内容でした。

続いてYouTubeチャンネルを2つ。
この2人のチャンネルは出産前から出産に向けたイメトレに参考にさせていただいています。

●【12人産んだ】助産師HISAKOの子育てチャンネル
産後1ヶ月の過ごし方 パート1【ママのからだ編】

産後の身体の状態やいかに無理をしてはいけないかがわかります。

キタ〜マタニティーブルーズ.

後者は精神状態が良くない時には見ないほうが良いかと思います。
HISAKOさんがマタニティブルース真っ只中のときの動画なので、こんなふうになるんだー、これは夫が辛いな(夫のケアも必要だな)と実感するのに良い材料になります。

●妊娠出産を語る【助産師はるかの安産塾】
【出産後】1ヶ月間はどのような生活?一日の流れ&注意するポイントを解説!

(3)男性育休関連

実体験集としては、以下の2冊が参考にしました。

●パパのための育休ガイド

男性で育休を取得する際の苦悩やストレスなども赤裸々に描かれていて、夫のケアについても考えさせられます。

●男性の育休白書2021

男性育休の事例が豊富で様々な価値観や共通項が見出せます。

(4)スキルアップ期間として育休をとらえた本

●パパママ同時育休でキャリアアップ: 難しい時代を楽しく生き抜く男性育休活用術

こちらは、育休期間を「子育てのための期間」に加えて、「会社から離れてスキルアップするための期間」として価値を見出したお話。
長期の育休を取得することが前提にはなりますが、会社との向き合い方や、夫婦のコミュニケーションの視点は参考になります。

紹介した男性育休本は買い切りだけでなく、Kindle Unlimited加入でも読めます。
Kindle Unlimitedは今なら3か月無料キャンペーン中ですので、入られていない方はこの機会にぜひ。

参考になりましたら幸いです。

後編に続く。


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