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【就活コラム#2】就活でよく言われること解説してみた。(色んな業界・企業をみろよ!)

皆様、HakaHaka@お菓子大手の新卒🍫です!

本日は就活コラムシリーズ第2弾として、今回は「就活生」、プラスして人事の方に役立つ内容になるかと思います!
このシリーズは途中だけ切り取ると誤解を生むかと思うので、最後まで読んでいただけると幸いです!

本日の就活コラムでは、「自己分析めちゃ重要。」とか
「はやくから就活はじめろよ!」等就活でよく言われることを
理系→お菓子メーカーに文系就職、就活支援NPO所属、と変わった経歴をもつ僕がお伝えできればと思います!

今回取り上げるのは...

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僕も就活始めたてのとき、がっちり肩幅の先輩に、

がっちり先輩「HakaHaka、いろんな業界みとけよ!」
僕「なんでですか?」
がっちり先輩「やってみればわかる('_')」
僕「(とりあえずやってみるかぁ…)」

渋々いろんな業界について調べ始めた記憶があります笑

ただ、結論調べてよかったと思ってます。
むしろ調べないで希望業界を決めることは、自分の首を絞めていると断言できます。防具つけないで剣道してるみたいな感じですね(剣道したことないですが…笑)

ではなぜそう思ったのか?ぶっちゃけやってみてどうだったか?を話していきます!
それではいきましょう!

===

「色んな業界・企業をみろよ!」の意味。

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(引用:https://jp.techcrunch.com/special/industry-chaos-map)
よく就活支援している方やTwitter、キャリアセンター等でも「色んな業界や企業を見たほうがいい。」というメッセージが横行してるかと思います。
みなさんも一度は聞いたことあると思います。
(ちなみに「業界」は、業種を取り扱う事業やサービスによって分類したものと定義します。)

見れるならそりゃ見た方がいいけど、効率わるいわ!と思う人もいるかと思います。
それでも見た方がいいです。
むしろ効率が悪いです。

ではなぜ見た方がいいのか?

結論:「あなたが求めている働く条件を把握できないから。」

僕はこれに帰着すると思います。
ん?どういうこと?なんで?と思いますよね

広く業界を見ていないとこの現象が起きる具体的な理由はこの2つです。

1,「好き・嫌い・得意・苦手・なりたい・なりたくない」がわからない。
2,自分の求める条件の優先順位がわからない。

どうでしょうか?イメージつきましたか?

例をあげながら1つずつ見ていきましょうか。

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1,「好き・嫌い・得意・苦手・なりたい・なりたくない」がわからない。

1つ目です。よく志向性や嗜好性とか言われたりします。
(ちなみに得意なものは好きになりやすい等の議論もありますが、一度おいておきましょう笑)

みなさんは職に何を求めているのでしょうか?
結果を出せるビジネスマンになりたいから、結果を追求し続けられる環境?
年収1000万円?ワークライフバランス?
みんなが知ってる商品をつくりたい?

色々ありますよね笑 
僕も初めは優秀な方がはびこっている企業とかいろいろ考えてました!

ここで一つ例をみていきましょう。


就活だりぃ君

就職活動を6月に始めたばかりの大学3年生A君。
これから夏のインターンシップが始まる時期。周りが始めたから、自分もぼちぼち始めた。
就活を始めたばかりでバイトやサークル、ゼミで時間もないし、そもそも就活はめんどくさいと思っている。

志望業界はとりあえず食品。
なぜならみんなが知っている企業だし、間違いはないだろうと思っている。

書類選考は通過し、インターンの面接に参加する。
面接官と軽く挨拶をかわし、面接が開始する。
面接官「それでは弊社インターンへ参加を希望する理由を教えて下さい。」
A君「将来的に大衆が知っている商品を開発したいと考えてます。御社のインターンに参加し、商品の開発~販売までの過程を体験したいからです。」
面接官「洗剤等の日用品ではなく、食品を選ぶ理由はなぜですか?」
A君「ん?(なんでだろう...)えっと...」

はい、ここで一度ストップしましょう!

みなさんもこのような場面に遭遇したか、あるいはこれから遭遇すると思います。面接ではそれとなく回答できたけど、心の中では「ん?なんでだろう?」って考える方もいるかと思います。

ここで考えてみてください。

A君の言っていることは間違いはありません。

業界の重複

こんな感じでしょう。
食品業界は分野にもよりますが、消費者にとって身近である場合が多く、
大衆に知られている場合が多いです。
ではなぜ、回答できなかったのか?

それは「他の業界も同様だから」です。

業界の重複2

このような感じでしょうか?

そりゃそうだろ!と思いますよね?
でも就活支援やES添削をしていると同じことが多々発生します。

「人の笑顔を増やしたい」とか、「働く人を笑顔にしたい」とか…
徐々に複雑になるほど、気づきにくいものです。

今回の場合、「大衆に知られている商品を開発したい。」とありますよね?
例えば、日用品業界(K王社とかP社とか)を調べていくと分かりますが、実は「課題解決型の商品」が多いのです。
ーを+にするイメージです。

一方、僕が勤続している製菓業界では、「+をより+にする商品」が多いのです。(あくまで嗜好品なので。)

これは業界同士で比較することで、商品の割合や企業戦略の違いに気づきやすくなります。

一方で1業界・1企業だけを見ていると気づきにくいものです。

「ーを+にする」にモチベーションを感じるかもしれません。
「+をより+にする」にモチベーションを感じるかもしれません。

得意なことも、嫌いなことも、なりたい姿も実は同様なんですね。

だから「他と比較・検討すること」こそなにより大事なのです。

そのためには「他業界・企業を見ること」が重要なのです。

2,自分の求める条件の優先順位がわからない。

これはどういうことでしょうか。

これも例をあげながら見ていきましょう!

どう選ぼうかな

(字汚くてごめんなさい...笑)

ではやりたいことも得意不得意など、自分が働くために欲しい条件がわかったA君。
これだけでも業界や企業を選ぶことはできます。

ただ、すべての条件を満たす企業はいくつあるんでしょうか。
条件にもよりますが、体感値5社もいけばかなりいい方です。

では、みなさんはどの条件が自分にとって欠かせない条件でしょうか?

企業の希望順位をつけられる方はおそらく無意識的に条件に優先順位をつけています。
例をみていきましょう。

企業比較1

A社、B社、C社という3企業があったとします。
この3社はあなたの希望企業です。
縦軸は各条件に対する満足度になります。
あなたが仕事に求める条件は3つ。
(生涯)年収、やりがい、研修の充実度を求めているとします。

では比較していきましょう。

企業比較2

A社とB社を比較してみましょう。
やりがいと研修充実度への満足度が対称的、年収への満足度は同じです。
ここでA社がいいという場合は「やりがい>研修充実度」です。

企業比較4

つぎにB社とC社をみていきましょう。

研修充実度は同じ。やりがいと年収が対称だとします。
ここでB社を選んだ場合、「年収>やりがい」となります。

つまりあなたの条件の優先順位でいうと、
年収>やりがい>研修充実度
となります。
あなたにとって「A社が最も条件にあう可能性が高い」です。

そしてそれがあなたの「価値観」です。そして「優先順位」です。

他業界・他者と比較することで、なんとなくこっちの業界・企業が良い。
細分化していくと自分は「商材の種類」より「自分の成果によって年収が高くなる方がいい!」
などという自分の優先順位が出てきます。

逆に言えば、比較しないと差異が分からず、優先順位に気づき辛いのです。

他社と比較することで差異が分かり、自分が本当に欲しいもの、そして優先順位がわかります。
C社に似た企業や業界を探していくことで、あなたの志向性に合った業界・企業を見つけれる可能性が高くなります。

まとめ

いかがだったでしょうか。

色んな業界・企業をみろよ!の理解は深まったでしょうか?

先輩に言われたら、どや顔で言ってみて下さい笑
「自分の求める条件がわからないからですよね!」

おそらくその先輩もにやにやしながら、わかってんじゃん...ほかにも重要なことがあってな!とか+αの情報を教えてくれる思います笑

正直、調べるのに時間かかる~とかいう方もいると思います。

しかし、他業界・企業をみないという行為は本当に自分が求める業界・企業をみつけるのにかえって遠回りです。

自分の求める傾向や条件をみつけて、似た業界・企業を探していく方がはるかに効率的です。

3で上げた例で「年収>やりがい>研修充実度」であった場合でも、A社を選ばない可能性があります。
その場合、「実は何か違和感を抱えている、他にも欲しい条件がある」ことが往々にしてあります。

その要因を調べることであなたが本当に求める条件を言語化できていくと思うので、ぜひいろいろな業界や企業を見てみてください!


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