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ビストロでボリューム満点のランチを食べながら、楽しく歳を重ねることの素晴らしさを思う【#パリ旅日記 3】

パリ到着後、ぶらり散歩をしてから遅めのランチへ。

ランチのお店はパリの左岸5区にあるビストロ「Le PAPILLES」。

(お店の入り口)

こじんまりとした店内に入ると、なんと満席!大賑わい!
これは良いお店の予感しかしない…!


ランチメニューは、スープ、メイン、パン、デザートのシンプルなコースで30ユーロ(だいたい5,000円弱かな)。

事前にネットで予約してあったので、席についたらメニューとドリンクの説明。

友達は食事中のワインをオーダー。
私はお酒が飲めないのでお水で。

こういうとき、飲める体に生まれたかったなあとしみじみ思う。
絶対、半分ぐらい人生の楽しみを損してる気がする。
来世こそはきっと。

(お店のロゴが入ったグラスたち)

このとき、「今日のメニューはね…」とお兄さんが話し始めるから、てっきり何かを選ばなきゃいけないのかと思ってめっちゃ真剣に聞き取ってたら、ただ今日のメニューを言ってくれてるだけでした(笑)

フランス語じゃなくて英語だったので、ところどころ「ズッキーニ」とか「コンフィ」とか「ベジタボー」とか「パンナコッタ」とか聞こえたところを拾ってなんとか把握。

ワクワク!楽しみ!

しかし本当にみんな英語を話してくれるなあ。
一昔前からは考えられない状況だわ。

(店内の様子)


まず運ばれてきたのはズッキーニのスープ。

スープは大きなポットで運ばれてきて、自分でかけていただくスタイル。
いきなりすごく美味しい!

(野菜とクルトンとサワークリーム的なものが入ってました)
(奥のポットに山盛りスープ。2人分とは思えない量!)

メインは、子牛の胸肉のコンフィとごろごろ野菜。

こちらは2人分が鍋で運ばれてくるので、自分たちで取り分けていただきます。

(伝わらないかもだけど、結構ボリューミー)

お野菜がたっぷり入ってて、これまた大変美味。

ただ、ついスープを飲みすぎ、バゲットを食べすぎ(だってスープにつけたら無限に食べられちゃったんだもん)、コンフィにたどり着いたときには割とお腹いっぱいに…。

がんばっていただきました。
ちょっと残したけど。
ごめんなさい。


そしてデザートは、トロピカルフルーツのパンナコッタ。

追加でコーヒーをオーダーしたら、ランチの前に立ち寄ったポワラーヌさんのクッキーがついてきました。やっほい。

(パンナコッタと追加オーダーしたコーヒーと)

がやがやと賑やかでボリューミー!そして店員さんもフレンドリー!
「これぞビストロ!」という雰囲気のお店で、美味しく楽しくいただきました。

ごちそうさまでした!


ランチを終え、お手洗いに行こうと思ったら、マダムとムッシュで大行列!

パリの古い建物は地下にお手洗いがあることが多いのだけど、どこもだいたい1つしかないので、うっかり重なると大混雑…。

待ち時間に友達が聞いたところ、この日お店にいたマダムとムッシュは絵画関係(だっけ?)のお仕事をリタイアした人たちの集まりだったそう。

私も何人かとトイレ待ちでお話ししたけど、みなさん本当におしゃれだし楽しそうで、見ていてこちらも楽しくなりました。

(おしゃれな店内とみなさん)

フランスに行って思ったのは、年を重ねた人たちが堂々と楽しそうに生きているなあということ。

目が覚めるような青いコートを着て颯爽と歩いていたり、明るい色のストールをおしゃれに巻いていたり、華やかな色使いをしている年配の女性が多くて惚れ惚れしたし、カフェのテラス席でひとりでタバコを片手にワインと読書を楽しんでいるマダムの姿もしばしば見かけました。(かっこいい)


日本は「若さこそ価値!」って感じで、年を重ねることに否定的だし、派手な格好をしようものなら「いい年して…」とか言われてしまう。

しかも日本の「若さ」って、特に女性に関しては20代までって印象を受ける。

でも年を取ってからの方が人生長いんだし、こうやって楽しく生きていけた方が幸せだよなあと心から思いました。

これからますます進む高齢化社会。
楽しく年を重ねられる社会にしていきたいものですね。

(地下のトイレ待ちにて。飲めないワインに囲まれて)


美味しかったビストロはこちら↓
ネットから予約もできます。
私はしていません。友達がしてくれました(大感謝)


ビストロ前に立ち寄ったお店などはこちらから↓

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オカダトモコ 旅が好きなライター / カメラマン
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