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選評*ぱんと割る竹の割箸夏料理

ぱんと割る竹の割箸夏料理 岡田 耕

普段は何遍でも洗って使う箸だが、一度きりの、使い捨ての割箸を使うのは外での食事、それも木の割箸ではなく竹の割箸となると、ちょっとした店での食事を想う。杉の割箸の清涼感と香りは何とも好もしいが、竹の割箸には強さと清々しさを感じる。恐らくメインは鮎や山女魚などの川魚を焼いた料理であろう。「ぱんと割る」という音の響きも、いかにも清々しく夏らしい。

俳句雑誌『風友』令和五年九月号「-風紋集・緑風集選評ー風の宿」磯村光生

(岡田  耕)


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