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小学校受験2024年度 繰上合格ランキングから見る併願校戦略

これから受験されるご家族のお役に立てれば嬉しいです。

今回は、首都圏の小学校受験2024年度に向けて、2023年度実施の繰上合格者数ランキングを分析します。

1.繰上合格者数の分析

繰上合格者数の分析には以下の幼児教室の合格者数発表の日付推移をまとめることで行っています。

  1. ジャック幼児教育研究所

  2. 理英会

  3. こぐま会

  4. メリーランド幼児教育研究所

伸芽会は合格者数非開示、スイング幼児教室は繰上合格者数は含まない発表の為、上記ランキングには含んでおりません。

2.繰上合格とは

繰上合格とは、合格者が辞退したことにより、定員の次に合格していた方が繰り上がりで合格することです。

学校から連絡があり、繰り上げ合格の知らせが来ます。

小学校受験の合格発表において、不合格は、

  • 不合格通知を受け取る

  • 合格発表に番号がない

の2通りです。

小学校受験は点数が公表されないため、理由がわからず悶々としますし、不合格通知を受け取った時の落胆、悲しさは相当のものがあります。

その分、繰り上げ合格の電話が来た時の喜び、驚き、安堵感は何事にも代えがたいものがあります。

3.募集定員に対する合格者数の数

募集定員に対して、繰上合格をある程度見込んで事前に合格を出している学校が多くあります。

ジャック幼児教育研究所 2020年度 理事の総括では、大岡史直先生が以下のように振り返られています。

繰り上がりが少なく、回ってくるのが遅くなった補欠合格

慶應義塾、早稲田実業など、合格者数=定員数という学校もありますが、辞退者を想定して、定員よりも1~2割程度多めに合格者を出す学校も増えています。なかには、3割近く割り増しして合格者を出している学校もあり、一定数の辞退者があっても、補欠の1番ですらすぐに繰り上げ合格とはいかなくなりました。

一方で、慶應義塾横浜初等部の合格発表が11月28日だったので、そこから100名近くのお子様の辞退が始まり、2週間以上にわたって次から次へとその余波が波及したおかげで、クリスマス当日、志望校から素敵なプレゼントが届いたご家庭もありました。

来年への飛躍を目指して2020年度入試の振り返り

大岡先生が仰るように繰上合格は年末、場合によっては年明け2月頃でも回ります。

諦めない気持ちを胸に秘めて待つことが大切ですが、どれほど待てばよいか、待っていても意味があるのかどうかは本noteのランキングをご参考頂ければと思います。

本noteでは、

  • 繰り上げ合格者数のランキング

  • 募集人員に対して、合格者数+繰り上げ合格者数が多い合計ランキング

のうち、「繰り上げ合格者数ランキング」を掲載しています。

募集人員に対して、合格者数+繰り上げ合格者数が多いランキングは、字数が多くなりすぎる為、別のnoteにてお伝えいたします

伸芽会、スイング幼児教室は今回のデータに含まれていませんので、実際にはより繰上合格は回っていることになりますが、比率は一定と考えられるため、繰上合格を多く出している学校のランキングは大きな影響は無いと考えます。

対象の私立小学校は、東京、神奈川、埼玉、千葉の主要68校になります。

本noteは小学校受験(首都圏)プレミアムプランメンバー限定記事としております。お受験は様々な情報が飛び交いますが、信頼できる情報のみ提供しております。

4.私立小学校繰上合格者数ランキング2023年度(首都圏)

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