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令和時代の子育てに、読んでおきたい一冊。【子育て/ワーママ/読書】

【僕が親ならこう育てるね】ひろゆきさんの本を読みました。シンプルなタイトルが刺さりますね。

娘のお昼寝2回分で読めました◡̈⋆
比較的サクッと読めますので、
休日のお供にいかがでしょうか?

本との出会い

12月のある日、何か読みたいな~と娘を連れて書店へ。娘を長く待たせるとご機嫌すこぶる悪くなるのでサクッと、おすすめされている場所から。
開いてみて、比較的短時間で読めそうかを判断。
ひろゆきさん、メディアで知っていましたが、発言がなかなか斬新?奇抜?で私とは正反対の人かも。そういう印象でしたが、だからこそ、この人は子育てについて何を思うのか、そう感じて購入を決めました。

本の評価

あくまで個人的な評価です。
最初の読み始めは★5つ中、「★3つかな?」と思いながら読み進めましたが、読み終えた時点では満足度も高く「★4つ!」と思えた本です◡̈⋆
(読書アプリで評価を付けているので5つ★でよく評価を考えています。)

読む前の注意点

著者も、本書の冒頭で述べていますが、子どもにそれぞれ個性があって、時代の流れも早く予測が難しいこの時代に「子育ての絶対正解」はないのだと思います。
自分の育児を振り返ったり、新たな視点を取り入れたり、そのために読み続ける。情報を集め続ける。
今回も、その過程の一冊として読んでみていただきたい。

とはいえ、男性が書いた育児本!

評価が最初あまり高くなかったことに直結するのですが、本文の中に「授乳は体力使わない」というようなことを書かれていたんですね。
いやいや、何をおっしゃる。
授乳ってのは、女性の血液を飲まれている訳ですからね?体力使いまくりですよと。男性の子育てへの寄り添いの限界も垣間見えました(笑)
やっぱり女性が書いた本の方が同じ気持ちになりやすくて共感力高くて良いな~とも思ったのですが、とはいえ、視点が違うということはそれだけ気づきや学びがある!ということです。

学んだこと・気づき

学びや気づきが多かったので、この本のネタだけでnoteの記事2-3ヶ月書けちゃうよ、というくらいでした。全ては書ききれないので、いくつかピックアップしてご紹介します。

●学校のいじめは「解決」ではなく「回避」を目指す

私は小学生の頃、いじめにあっていました。
靴を2回ほど捨てられたことがあります。不登校にこそならなかったものの保健室登校になっていました。その当時はもちろん辛かったですし、私の子どもにはいじめにあってほしくないと、親なら当たり前に思う感情が私にもあります。

教育学部に進学して、いじめについて学んだこと。いじめは狭い箱の中で行われる集団の心理、だからなくならない、起ってしまうことだということ。
その中で私はいじめにあったのだと納得もいきましたし、大人になって活躍する人の中には幼い頃のいじめにあっていたことをカミングアウトする人も多いと感じます。
いじめはなくなるものでなく、解決も難しいのだから、「回避」する方向で考えながら、まずは日々の会話で子どものサインをいち早く察知できるようにしたいなと思いました。

●習い事するなら「格闘技」一択

これも面白い考えですね!物理的に、肉体的に強くなればいじめられることは少なくなる!という考えのようです。
子どものやりたい習い事をさせたい。けれど、子どもの「身の安全」を守るために、運動能力を上げるものもやはり興味が高いです!いざ、というときに。走ったり泳いだりして危険を回避できるように。

●「根拠のない自信」を持たせる

客観的に見て「勝ち組」の人よりも、根拠はなくとも「自分の人生は勝ち組だ」と感じている人のほうが幸せだ、という考えです。
そして、「根拠のない自信」は小さな成功体験で身につく、と著者は述べています。

普段子どもを見ていて、すごいなと思うことはありませんか?私はたくさんあります。
例えば保育園での1シーン。登園後、既に登園している子ども達の中では「ナワバリ」のように先生やおもちゃ、友達との関係性が出来上がっています。そんなとき、私なら仲間に入りにくいなと思いますが、私の娘は近くに落ちていたおもちゃを拾うと、それを持って近くの先生やお友達に笑顔で差し出して近づいていき自然と仲間に入っていきました。
根拠はないけど、娘には誰かの輪にすっと入っていく力がある、と感じたのです。そういった経験ももう少し娘が大きくなったら伝えてあげたら自信になるのかなと思いました。

●アップデートの時代だからこそ70点の大切さを教える

フェイスブックを創業したマーク・ザッカーバーグの有名な言葉が紹介されています。

「Done is better than perfect.」
(“出来上がり”は完璧よりもよい)

学校教育では100点満点を取ることが良いとされています。私もそれを信じて満点ばかりを目指していました。なぜ100点がよいのか、学校の先生は答えられるでしょうか?(答えられる方ももちろんいるでしょうね)
私は幼い頃、毎回100点を目指して完璧主義になり、完璧でない自分を許せなくなってしまい、自己肯定感が低下しました。また満点を目指せばもちろん時間がかかります。時代の流れの早さに間違いなくついていけない。だから私も満点の子育てはしたくないと思っています。

他にも気になるテーマがたくさん…!

●他人が読めないキラキラネームを名づける親がバカな理由

「バカ」って言葉は好きでないので言い過ぎ!と思いますが内容は一理あるかもしれません。いわゆる一流大学の学生さんは読める名前の方がそうでない大学に比べ読めることが多いと学生さんとたくさん出会ってきて感じます。
読めるかどうか、というよりは「子どものためを思った名づけかどうか」が大事だと私は思います。どうしても、子どもは自分で名前を選べない以上、名づけは親のエゴになってしまいます。だからこそ、子どもがその名前で生活していくこと、生きていくことをきちんと想像して名づけるべきだと私は思います。

●その他

お金との向き合い方については私も特に子どもの頃に教えてもらえなかったことです。大人になれば分かると思っていた私もバカでした。お金のことってなんだか怖い、そう思っているうちに社会人になっていた…。独特な考えであるようにも感じましたが、取り入れてみる価値ありです◡̈⋆

また、ひろゆきさんならではですが、
インターネットやらスマホとの付き合い方についての考えも勉強になります。
私たちが子どもの頃はスマホもインターネットも身近になかった訳ですから、経験からの学びで教えることは難しいです。
この点こそ、日々、我々大人が情報をアップデートしながら子育てに活かさなければいけないことかもしれません。


気になる!という方は、
Amazonのページに目次も載っているので
ぜひチェックしてみてくださいね◡̈⋆

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