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白いもけもけ 【奥入瀬 24/6/27】
以前の記事で、森の明太子と題して
粘菌の仲間を紹介しましたが、
今回の白いもけもけも粘菌の仲間。
ところで、もけもけって伝わりますか?
ニットやセーターなど、もこもこしていて
毛羽立っているような様子を表す時に
使うんですが、どうやら方言っぽい?
![](https://assets.st-note.com/img/1719494080687-2uq1w49U7u.jpg?width=1200)
遠目に見ると白カビに見えるんですが、
近くで観察すると全く異なることが分かります。
もけもけという表現は
近くで観察した時の印象なんです。
そんなわけでグッと寄った写真が2枚続きます。
集合体恐怖症の方は要注意で…。
![](https://assets.st-note.com/img/1719494329392-L7E73noNJ5.jpg?width=1200)
イソギンチャクでこういうのが
あったような…?
さらに拡大すると、緑藻の一種のボルボックスを
思わせるような印象になります。
![](https://assets.st-note.com/img/1719494718450-IbBjGISku2.jpg?width=1200)
これはエダナシツノホコリという粘菌の仲間。※
(※厳密に言うとちょっと違うんですが、
ここでは簡単に粘菌の仲間と表記します。)
よく見るとプチプチと毛羽立っているように
見えることがわかると思いますが、
実はこれが胞子なんです。
身体の外側に胞子ができるという点が
この間の明太子(クダホコリ)と大きく異なる点。
明太子は身体の中で胞子を作り、
成熟すると外殻が破れて胞子が出てきます。
森で出逢う多くの粘菌はこのタイプなので、
また改めて紹介しようと思います。
![](https://assets.st-note.com/img/1719495401998-QUIxYSaucE.jpg?width=1200)
このタイミングに出逢えたらラッキー!
絶妙な透明感はほんの数時間で
失われてしまいます。
冒頭の写真は胞子散布の準備が整った個体と、
発生して間もない未熟な個体が並んでいます。
本当は一番拡大した写真を冒頭に使おうと
思ったんですが、ちょっとインパクトが
強すぎるかも…と思い控えておきました笑
これから本格的な粘菌シーズン突入です。
まだまだ個性的な面々が控えておりますので
どうぞお楽しみに!
…需要あるか?笑
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