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森の明太子 【蔦の森 24/6/14】

誰だっ!
こんな所に明太子ぶちまけていったヤツはっ!

なんて言いたくなっちゃうビジュアル。

もちろん明太子ではありません。

これは粘菌(変形菌)と呼ばれる
摩訶不思議な生き物の仲間なのです。

うーん、明太子そっくり…  アレ?

おっと、失敬。
これは紛れもなくホンモノの明太子!笑


今回の主役はコッチ↓
クダホコリという名の粘菌です。

いやいや、そっくり!

ね!明太子でしょ!?笑

冗談はさておき、まず粘菌ってなんぞ?
という所から説明していきましょう。

粘「菌」と名前に菌が付くので
菌類かと思いきや、そうではない。
さらに、動物でもなければ植物でもない。

粘菌はアメーバ動物の仲間と考えられています。

どんな生活をしているのかざっくり解説すると、
バクテリアなどの餌を探す時には
アメーバのようなドロッとした形態で
朽木や落ち葉の上をゆっくりと移動します。

そして、繁殖を行う段階になると、
キノコのような形態に変化し胞子を飛ばします。

今回のクダホコリの写真は全て、
胞子を飛ばす準備に入っているものです。

クダホコリを食べるトビムシの仲間

この赤い状態はまだ未熟な段階なのですが、
この時期には小さな小さな虫達が
食べに来ている所をよく見かけます。

ピリ辛で美味しかったりして…笑


粘菌との出逢いは一期一会。
一度撮影してから数時間後に再度訪れると
もう変化してるということも珍しくありません。

上で紹介してきた食べ頃明太子の状態は
昨日の夕方に撮影してきたんですが、
今朝もう一度撮影に訪れてみたら
もう消費期限が切れていました。笑

一気に黒ずんだクダホコリ

いい状態に出逢えたならチャンスを逃さず
撮影しておきたいけれど、ツアー中だと
そうもいかない時もやっぱりあるので、
今回はラッキーでした(^^)

これからの季節、ユニークな粘菌がどんどん
現れるので、また紹介したいと思います。
たった1回の記事では粘菌の奥深い世界は
到底語り尽くすことはできませぬ!



ローソンののり弁

冒頭のボケをしたいが為に買いました。

しょーもなくてスイマセンッ!笑


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