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ホオノキ橋 【奥入瀬 24/5/14】

ここ数年、初夏の恒例行事になっているホオノキのお花観察の時期がやってきました。

飛騨高山地方の郷土料理、朴葉巻きや朴葉味噌に使う大きな葉が特徴の樹木です。
葉っぱも大きければ花も大きい!

存在感バツグン

大人の顔をほとんど隠せるくらいの大きな花が咲き、特徴的な強い芳香を放ちます。
花が見えていなくとも、その香りだけで咲いていることに気付けるほどです。

ホオノキの花は高い位置に咲くことがほとんどなので、普通は上の写真のような見上げるアングルでの観察を余儀なくされてしまうのですが、とっておきの良い場所があるのです(^^)

それがホオノキ橋。
少し前に紹介したオオルリ峠と同じく、私が勝手に呼んでいるだけです笑


でっかい蕾!

ホオノキの花を観察したいなら絶対ここ!

高さ15〜20m級の大きなホオノキのてっぺん付近に橋があるので、花に触れられるぐらいの至近距離で観察を楽しむことができます。

冒頭の写真は真上から蕾を見下ろしたもの。
少しだけ標高が高いので開花はまだもう少し先ですが、この蕾からの状態変化を楽しみたかったのでばっちり狙い通りでした。
去年は花の位置が微妙に遠かったんですが、今年はベストポジションで観察を楽しめそう(^^)


見事な撥水性

昨日の雨の雫が残った葉が印象的でした。

瑞々しくて柔らかいこの時期の葉っぱが朴葉巻きに使うのに適しているんだとか。
火を通す朴葉味噌は葉っぱがもっとしっかりしている秋の落葉期のものを使うそうです。

ちなみに、今年9月に飛騨高山地方に新しい施設、【界 奥飛騨】が開業予定で、そちらの夕食では朴葉を使ったお料理も楽しめるようです。

行ってみたいなぁ〜


葉っぱだけでも巨大な花のよう

それにしても見事な空間活用術。
全ての葉でしっかりと陽を浴びるぞ!という明確な意志が伝わってきます。

ホオノキだけでなく、たくさんの種類の樹を見下ろすことができ、上から見ることで樹種毎の枝振りの違いや葉の出し方の違いなどをとても分かりやすく観察することができました。
この模様は明日の記事で!


今日は雨上がりの苔の潤いを楽しむ心づもりだったんですが、橋の上から見下ろす森の面白さに夢中になってしまったのでした。



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