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四国の左下の話!

本来はしっかり丁寧にまとめて行きたいエリアなのだが、いかんせん春から広島に転勤になってしまい当面は写真も撮りに行けなさそうなので、今ある素材を先ずは残しておきたい。

高知県の現状

人口動態を見るとこの15年で人口は10%以上減っており、10年後には全国で二番目に人口が少ない県になると言われている。

特に若者の減少が加速しており、10年後の65歳以上の比率は39.7%。

人口に対しての病院のベッド数は全国一位で、ベッド使用率は76%(これはものすごく少ない数値)。使用率は低い=病院経営が破綻しやすく、この先の医療崩壊が予想される。

やはり交通の便が他県と隔絶されている感が強い事が大きい。また心理的に南海トラフ地震が直撃するエリアだというのも、移住者が増えない第一要因と言える。如何ともし難い理由だ。

大いなる魅力

ネガティブな話からスタートしたが、ジオパークとしての高知県は国内でもSクラスと言える。

観光の中心は高知市(桂浜、坂本龍馬など)なのだが、個人的には県の西部が激アツだと思う。

ここら辺

仁淀川

四国山地に降り注いだ雨水が川になり、豊後水道に注がれる。日本一の清流である。

「仁淀ブルー」と言われる水の青さは、四国山地がカルストであるため、雨水がカルシウムを含む事で綺麗なブルーになるのだ。

仁淀町の中津渓谷などが有名で、サイクリングも最高のスポットだ。

ウユニ感
ウユニ感その2
青い
仁淀町役場で貰えるぞ
旅する時は役場には行こうぜ

仁淀町は自然豊かでとにかく渓谷や河川の美しさに言葉を失う。宿もあるので一泊するのも良い。

なお、旅する時は必ず役場に行く事をお勧めする。

その土地の魅力を伝える冊子が必ず置いてあるから、宝の山と言って差し支えない。

にこ淵

こちらは「いの町」になるのだが仁淀川源流に程近いスポット。

もはや奇跡としか言いようがない美しい淵だ。

妖精が住んでてもおかしくない

柏島

宿毛や大月から橋を渡って行ける柏島。

しまなみ海道を凌ぐ透明度は、仁淀川からの清流の流れ込みがあるからこそ。豊後水道南端に位置するため、常に綺麗な水が流れており、とりわけ太陽が真上にある時間帯はまるで魔法のような美しさだ。

わかるかい?
この青さ
水深は深いのに浅く見える

柏島はダイビングもできるスポットだ。あまりに綺麗なため飲めるかも知れないと思えるほど海の透明度は高い。

大月や宿毛に宿もあるし、四万十からも遠くない。

四万十川

もはや説明不要の清流だ。仁淀水系の一つであり、数々の沈下橋が楽しい。

エンジェルロードという四万十川沿いのサイクルロードは、道の駅も多く、疲れたら輪行も可能(サイクルトレインがある)なので自由度もとても高い。

個人的にはJR松山駅から宇和島で乗り換えて、江川崎駅下車からスタートするコースが旅情があってお勧め。

このマークの車両に乗ろう
エクセレントだ
トロッコ列車に乗って向かおう
江川崎からスタート

沈下橋色々

沈下橋はかなりの数あるので載せきれないが、欄干がないので渡るのはなかなかスリリングだ。どこも交通量は少ないので、ゆっくり見ることができるだろう。

四万十の宿

四万十にはビジネスと観光それぞれホテルがあるが、サンリバーがお勧め。

サイクリストには嬉しいシャッター付きの駐輪場があるからだ。

これはありがたいよね

四万十市の四万十市立病院、駐車場前の横綱弁当も強くお勧めする。

店主ご夫妻で経営されているのだが、とにかく美味いしボリューム半端ない。しっかり下味をつけたカラッとした唐揚げでご飯が進みすぎる。

大盛りは蓋がもはや役目を果たさない。

横綱弁当だけは行こう
蓋はもはや意味がない

土佐清水市

四万十よりさらに南下して行くと四国最南端の土佐清水だ。足摺岬で有名なスポットで、道中の大岐海岸はサーフスポットでもある。

特に真夏が最高だ。

火サスだ

余談だが、土佐清水に行ったなら渭南病院近くの「あしずり」で「清水サバ」の焼き鯖寿司を食べてほしい。

全部美味い
焼き鯖寿司
くっそ美味いよ

清水サバというブランド鯖で作る押し寿司なのだが、漁獲次第なのでない日もある。一応電話しておくと良いだろう。

四万十でうどん

四万十市大方のいろりやさん。

「水曜どうでしょう」で散々讃岐うどんを食べ尽くした大泉洋さんが「香川のうどんに勝とも劣らない」と絶賛したお店。

私も何度か伺ったが、ガチでその通りだった。声が出るほど美味い。特に肉ぶっかけは最高だった。

震えるほど美味いよ

オマケ

四万十市から東に行くと途中に道の駅「なぶら土佐」がある。ここにカツオのたたきで有名な「明神丸」があるので立ち寄りたい。

また窪川には「水車舎(みずぐるまや)」という芋けんぴ専門店があるのでぜひ購入して欲しい。

芋けんぴは私の名前の由来でもあり、高知県発祥の銘菓だ。

私はいつもキロ買いする。芋けんぴというのは、だいたい100gあたり90〜100円が相場だが、キロ買いするとめちゃくちゃコスパが良い。

塩けんぴと青のりけんぴが好き
1キロ袋。

最初に書いたように、本来は仁淀水系や土佐清水、四万十や檮原などそれぞれ丁寧に書きたかったのだが、今春から広島に異動になるためそれができそうにない。

愛媛を愛しているが、高知も本当に良い場所なので今回は取り急ぎお伝えしたいスポットを掻い摘んでご紹介と相成った。

ぜひ一度訪れてみて欲しい。

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