広島県民が愛した愛媛のローカルお店 その①
最初に前置きさせて頂くが「観光に来たら食べるべき地元料理」ではない。
もっというと「愛媛感」を出しているお料理ではないので、地元の人にこそ訪れていただきたいお店達である。
私が愛媛に赴任したのが8年前なのだが、2年ほどは外食しまくった。週5回平日は常に外食し、多くのお店を訪ねてみたのだがその中でも特に「これは美味い！」と感じたお店をご紹介したい。
中には「そんなの知ってるよ」という事も多々有るだろうが、ご容赦頂きたい。
①門福（松山市道後）
松山市の道後温泉アーケードから程近い、業務スーパーと同じ建物にあった門福さん。
シェフのKさんは麻布の有名店で副料理長もやられてた腕利き。朝早くから深夜まで辣油の仕込みや清掃を毎日こなし、休みの日は麺や素材の仕込み先を探し歩くという超人だ。
オーナーの兼ね合いで今は店舗を畳んでいるが、春にはロープウェー街で「四川の門」という名前で再会できる。
全ての料理が「医食同源」のコンセプトで作られており、太らない。むしろ体調は良くなるのだが、何より味が素晴らしい。
辣油や麺、使う醤油（田中醤油さん）まで拘るのだから、味もそりゃ抜群なのは想像に難くない。
ゴマの風味と各種スパイスの絡み合う魅惑の担々麺が私は1番好きだ。
春になったらロープウェー街に行って欲しい（旧セブンイレブン跡地）。
②うどん 空太郎（松山市空港通り）
空港通りの「香港」さんを目印に南向きに路地を進むと空太郎さんだ。駐車場も増えてアクセスしやすい。
平日休日共に開店の11:00には並び始めるので、早めに行くのが良い。
店主のIさんが苦心に苦心を重ねて作り上げられた試行錯誤の末のうどんは、讃岐うどんを食いまくった私の感覚からしても一切引けを取らない。
またとにかく出汁が美味いのと、天ぷらが絶品なのだ。米粉を使っているのだと思うが「こんなサクサクの天ぷらあるか？」と思うほどに美味い。
ぶっかけも肉うどんも絶品なのだが、出来れば2人で行って両方召し上がっていただきたい。
今想像しただけで涎がでる。
③ドンぶり屋（新居浜市）
新居浜郵便局そばのドンぶり屋さん。
完全に丼モノに特化したお店だ。こちらのどんぶりはかなり種類が多く、とにかくどれもめちゃくちゃ美味い。
8割ほどメニューは制覇したが、個人的ナンバー1はチキン南蛮丼だ。大盛り指定もできる。
チキンがうまいのは当たり前だが、手作りの「たまご感が残る」タルタルソースがやばい。タルタルソースだけでイケる。
また日替わりメニューの水曜限定「とりワサ丼」も相当美味い。チャンスがあれば食べて欲しい。
3種のどんぶりを味わえる「こまちセット」はタウン誌の「kmachi」とコラボした欲張りメニューだが、初めての人はこれが良いかも知れない。好きな丼3種を味わえる。
④福美食堂（西条市）
働く人達のオアシス、西条市の福美食堂さん。
こちらの担々たまご飯は絶対食って欲しい。
今治の焼豚玉子飯が有名だが、こちらは目玉焼きの下に担々風の肉そぼろが鎮座している。
人それぞれだろうが、個人的には焼豚玉子飯より圧倒的にこちらに軍配が上がる。とにかく中毒性の高いご飯だ。
またお店の方々の笑顔とホスピタリティも群を抜いている。店内はほぼ100％リピーターだ。何回も来たくなる。
気をつけたいのは、働く人達の食堂なので日曜はお休みだ。そこだけ注意してレッツゴーだ。
⑤菓工房 後藤（八幡浜市）
また別に書くと思うが愛媛県はかき氷屋さんがすごく多い。こんな街はなかなか無い。
松山市三津浜の田中戸さんもめちゃくちゃ美味しいが今回は後藤さんを。
八幡浜市で和菓子屋さんを営んで居られるのだが、夏から秋まで（だいたい10月頃まで）かき氷をイートインで食べられる。
和菓子屋さんなので餡子も練乳も当然自家製。抹茶もだ。
これがまぁ美味い。そしてコスパがすごい。
以前は600円だったが、今は700円。サイズがめちゃくちゃ大きいのにこの値段でいいのか不安になるほど。
秋になると梨ジャムや桃ジャムのかき氷も食える。
もちろん大福やその他の和菓子も絶品だが、個人的には塩大福が相当美味しかった。
この夏、八幡浜でかき氷を食って欲しい。
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