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産後クライシスから夫との話し合いが一歩前進した話

「夫婦会議アンバサダー®︎」のoimoです。
2023年12月に第一子(娘)を出産。現在育休中の30代会社員です。

突然ながら、我が家の夫は、問題が起きたら即座に動いてどうにかするタイプ。一方の私は、問題が起きないように前もって動いておきたいタイプです。

この違いから産後クライシスにまで発展したのが産後2ヵ月の頃でした。

詳しくは上の記事に書いていますが、娘や家族に関する話し合いに乗り気でない夫に対して常にイライラ。この先の子育てをこの人と一緒にやっていけるんだろうかとすら悩む日々。

それがひょんな『夫婦会議®︎』をきっかけに、話し合いがスムーズにいくようになりました。少し長くなりますが、その経緯を振り返っておこうと思います。

『夫婦会議®︎』の詳細はコチラから↓



「計画を立てること」も家事なんだ

産後、夫と話し合えないことでモヤモヤを募らせていた私。どうすれば良いんだろう…と『夫婦会議®』の専用ツールである「世帯経営ノート」をめくっていたところ。

▼「世帯経営ノート」

こちらのページに目が留まりました。


こちらでは、家事が3つに分類されています。

1.「生活の基盤となる家事
2.「人に関する家事
3.「計画を立てる家事

洗濯や掃除、料理など、いわゆる「家事」と言ったときに真っ先に浮かんでくるものは「生活の基盤となる家事」。

そしてオムツ交換や授乳、寝かしつけ、予防接種や通院といった子どものお世話関係は「 人に関する家事」。

そして最後が「計画を立てる家事」家計管理や家族イベントの計画、住環境の検討や各種情報収集などが該当します。

この「計画を立てる家事」という分類を見たときに、「これも家事なのか!」とハッとしました。

と言うのも、娘が生まれ、感じていたのは考えることが劇的に増えたということ。お宮参りやお食い初めといったイベントの計画から、今後の住環境や教育資金の貯め方といった長期的なトピックなど…。

けれどこうした計画事に対し、夫が自ら動いたり考えたりしてくれることはなく、全面的に担っているのは私。さらに話し合おうとしても渋られる。

つまり「計画を立てる家事」に関しては、ほぼ100%私が担っているにも関わらず、感謝されるどころか疎まれているような状態

これはおかしいし、ここを解消しない限り私のモヤモヤは晴れない。そして夫に対するイライラも消えないんだと気付きました。


家事分担に関する『夫婦会議®』

話し合いのきっかけは喧嘩

「計画を立てること」も一つの家事である以上、他の家事同様、しっかり夫と分担したい。

そして何より、
私が率先してこの「計画を立てる家事」を担っているのだから、話し合いを持ち掛けたときくらい夫に快く応じてもらいたい

こうした思いを抱きながら話し合いの機会を探りました。

とは言え、当時はそもそも話し合いの機会を掴むことに苦戦していた訳で…。

この家事分担について話し合えたのも、夫と別件で喧嘩になり、どうせ空気が悪くなっているなら今言ってしまえ!と切り出した感じでした。

なので決して和やかなスタートではなかったのですが、それでもこの機を逃すまいと、『世帯経営ノート』の「家事」のページを使って夫と話し合いました。


まずは価値観と得意不得意をチェック

先ほどの家事分類のページを見せながら、
「家事ってこの3ジャンルに分類できるらしいんだけどさ、うちが今どんな感じで分担してるか整理してみない?」
と誘導。

「娘が生まれて「人に関する家事」が増えたのは当然なんだけど、こういう「計画を立てる家事」もかなり増えたと感じてるんだよね~」と、「計画を立てる家事」も家事であることを示した上で、質問項目を埋めていきます。

「好き/得意な家事」と「嫌い/苦手な家事」が見事に分かれている私たち


こちらに答える中で、夫からは家計管理や家づくりといった「計画を立てる家事」に対しては「関心が薄い」との発言もありました。

お互いの家事に対してどう思ってる?

そして次のページの「自分とパートナーの家事に対して思っていること」という項目で、お互いの家事に対して感じていることを言い合います。

まずはお互いにGoodから。

夫→妻:洗濯を頑張ってくれている
妻→夫:料理(手の込んだもの)を作ってくれている

と、お互いの得意分野に対して感謝を伝えたところで、Badについても出し合います。

夫→妻:不機嫌になることを言って欲しい
妻→夫:計画系の家事を分担できていない

ここで私から夫に対する不満として、「計画系の家事を分担できていないこと」を伝えました。

私: 〇〇(夫)が家計管理や家づくりといった計画事に関心が薄いとしても、娘が生まれた以上、こうしたことを考えることは必要だし、それを私一人で考えるのは荷が重い。それに、私も〇〇がこういう話し合いが苦手なことは分かっていて、それでも話し合わなきゃと思って勇気を出して話し合いを持ち掛けていることも分かって欲しい。

夫: 分かった。

よっしゃ言えたー!という内心のガッツポーズは隠しつつ、思いの丈を伝えました。

理想の実現に向けてどうするか

そしてお互いに不満を出し合ったところで、最後は具体的に「さて、どうする?」という視点で話し合います。

夫:やるべきことを見える化してほしい。俺から話し合いのトピックを思い付くことは難しくて、でも〇〇(私)が何を話し合いたくてイライラしているのかが分からないから、それをリストアップしてほしい。

私: なるほど…。

実は以前、夫婦会議®︎を展開するLogista株式会社の長廣百合子さんからも「夫さんは話し合う準備ができていないだけ、話し合うための準備ができるように促すのはどうですか?」とアドバイスを頂いていて。

夫のようなタイプには、突然話し合いを持ち掛けるのではなく、「話し合いの準備を促すワンアクション」が必要だったようです。

実際に取り入れてみたこと

その後、夫の「話し合いのトピックの見える化」という要望を実現するために、我が家ではStockというタスク管理アプリを導入することに。

その上で、

  • 夫婦間で話し合いたいトピックや、諸々の手続き、家族行事等、やるべきことはすべてStockに入れておく

  • Stockに入っているのに話し合いに応じないのは無し。

  • Stockで頭出ししていないのに、キレるのは無し。

というルールも決めました。

我が家のStockの画面。
どちらかがタスクを更新すると相手にその通知が届く


「夫と話し合いたいのに話し合えない」が解消

現在、この話し合いからおよそ4ヵ月。

今は夫の育休が明け、平日は中々時間が取れないので、私の方で話し合いたいトピックが浮かんだ時はとりあえずStockに入れておき、週末に「そういえば〇〇の件について話したいんだけど今いい?」と夫に声をかけ、話し合うようにしています。

このやり方だと、夫に話し合いを持ち掛けても拒絶されることはなくなり、私側の「夫と話し合いたいのに話し合えない!」というイライラは解消しました。

また「計画を立てることも家事である」と夫に認識してもらっていることで、私自身が話し合いを切り出しやすくなった面もあります。

一方で、今も話し合いを持ち掛けるのは9割方私の方。夫から言い出してくれることはほぼありません。(夫の方でも主体的に考えてくれたらな…)という思いがゼロになった訳ではありませんが、話し合えるようになっただけでも一旦は前進なのかなと。

家事育児の役割分担や家庭でのコミュニケーションの取り方など、夫婦間の試行錯誤は尽きませんが、お互いが気持ち良くいられる関係に一歩ずつでも近付いていると信じて。

今後も自分たちなりの解を探っていきたいです。


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