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自分の導き方が上手い人・下手な人②

前回の投稿の続きとなります。

前回の投稿はこちら(↓)からご覧いただけます。

今回は自分の導き方が下手で「鬱になる」「体を壊す」の症状が出る人のお話に触れていきます。

私が周りの人を見てきて、大きく2つの要因があります。

一つは自分の価値観に反した評価軸で判断される環境に身を置き続けた結果起きてしまうということ。

正直にお客様のためになるサービスを提供したい人が、お客様に不誠実・不利益になっても会社の取り分を多くする方が評価される環境にいれば自然とそうなる。

自分の価値観に反したサービス提供が評価され、それがあたかも絶対の正解であることが掲げられている環境では自分の価値観と反した行動を自分に強要しなければならず、その不一致感が体を蝕むことになる。

正直で素直で正義感が強い人が陥りやすいが、こういう人ほど属する組織や協業するパートナーとの価値観の一致感を確かめなければいけない。

見た目や上辺のやり取りから価値観が合うかもと安易に判断し、組織に属したり協業することは避け、時間をかけてあらゆる関わりから多面的に丁寧に価値観の一致感を確かめていくことがポイントになる。

価値観とは、あなたが何を大切にしているかということ。あなたが大切にしている順番は何かということ。

大切にしていること、大切にしている順番が異なる環境と人では上手くいかない。

価値観の一致感は絶対に外してはならない。

もう一つは本来の本質から外れているがそれが出来てしまうために起きてしまうということ。

優秀な人(器用な人)が陥りやすく、実際に社内でトップ営業マンであったり、成果を出している管理職によく見られる。

先述した価値観の不一致に似ているがここでは本質の不一致の方が表現としては近い。

前回の投稿で魚は水の中で本質を発揮するのに、魚の本質を無視して鳥に憧れてを空を飛ぶ練習をすることはナンセンスだと記載したが、例外的にトビウオのように空を飛べてしまう魚もいる。
(トビウオの飛行距離は普通100~200m、最高400m程度飛んだモノもいるようです。)

魚である以上は本質が発揮されるのは水の中であるが、飛べてしまうというのが厄介で、優秀な人は飛んでいるときにも評価を得てしまうが故に、空で結果を出す期待値も周囲から高まってしまう。

それに応えるように空で力を発揮することに努力し続けていく。

その努力は一見良さそうに見えるが、実は空での努力をすればするほど本来力を発揮できる水の中での本質とは離れてしまうことになる。

それが更に進むと水と空の活躍フィールド配分が逆転してしまい、魚なのに魚の本質を見失ってしまう。

本来の自分を見失うとどうなってしまうか。

求められることに応えることが当たり前になり、自分がどう感じるのか、好き、嫌いなどの感情を後回しにすることで、自分が何を感じているかが分からなくなる。

自分の心のセンサーが不感症になる。

不感症になると無理をしている自分や嫌だという気持ちにすら気付かなくなってしまうので、本当は心が求めていない状態にも関わらず、身体を動かすことを無理やりさせてしまう。

その結果どうなってしまうか。

心と身体の連動が切れてしまう。

ある日身体が思うように動かなくなる

酷い人だと朝目覚めて起きようと思っても身体が全く起せなくなる人もいる。

結果何か月も休養することを余儀なくされた人もいる。

前と同じように働けなくなった人もいる。

こうなることは避けなければならない。

何でもできたり、何でも合わせられる優秀な人に陥りがちなことではあるが、そういう人ほど自分の心のセンサーに耳を傾ける必要がある。

自分の本質は何かを立ち戻る必要がある。

そういう時間を習慣として定期的に取り入れることが大切になる。

誰にでも当てはまるが、心も充実していて結果も伴うのは自分の本質で生きている人である。

そこには例外はないと思う。

次回は自分の導き方が上手い人は成長し、下手な人は成長が止まるについて書いていきます。

ここまでお読みいただきありがとうございます。

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