Ohtematic

鹿児島県日置市吹上町でイラストレーターとして活動しています。 2000年に東京から父の…

Ohtematic

鹿児島県日置市吹上町でイラストレーターとして活動しています。 2000年に東京から父の故郷鹿児島へ世代を超えたUターン。

最近の記事

家のこと

 父が他界したのが1989年、それから10年ほどかけて移住の準備をし、1999年に自宅が完成した。自分が33歳の時である。この頃、自分は成長し続けると感じていたし、景気も良くなり続けると本気で思っていた。渡辺篤史の建物探訪を録画したり、カーサブルータスなどを読みあさったり、リカルド・レゴレッタの講演を聴きに行ったり、ウシダ・フィンドレイの作品集を買ったり。建築家の方には20通り以上のアイデアを出していただいて、ようやく完成した自邸。 考えてみれば20世紀の出来事なのである。

    • 平島(たいらじま)大事典 刊行記念おはなし会

      2024.03.07 自宅から自転車で行ける場所で、稲垣尚友さんによる、なんとも不思議なおはなし会が行われた。  友人の橋口博幸氏から画像が送られてきて、行ってもいいのだなと思った。 ネットでは告知されていなかったのではないだろうか。  古民家の一室に30名くらいが集まって、じっくりと話を聞いた。あらかじめ話題を決めていたわけではなさそうで資料やスライドはない。 「何か質問はないですか?」と確かめながら、昔の話を静かに進めていくスタイルだった。会場となった古民家も、とある

      • さよなら原発パレード2024

        2011年の東日本大震災とそれに伴う原発事故、明日で13年。今日(2024.03.10)は13時から鹿児島中央駅東口の広場で集会があり、そのあとパレードがあった。毎年、自分への戒めとして参加している。実行委員会や政治団体には入ったことはないが、縁があってずっとポスターを担当している。 今年は辰年なので、川内原発の近くで龍が怒っている様子を描いてみた。 今朝方、鹿児島の歴史に詳しい先達とFacebookメッセージのやり取りをしている際「火縄銃の登場が戦国時代を終わらせた」と

        • ありがたいこと

          とある企業のサイトで、僕のイラストが10年間、使い続けられていた。「昨日(2024.02.28)をもってサイトは閉鎖されました」と広告代理店の方から連絡が入った。最初の原稿料はもちろん頂いたのだが、次年度以降の再使用料も毎年振り込まれていた。 本当にありがたいことだ。 何の連絡もなく、イラストが使用し続けられているケースもある。これはイラストレーター側の態度にも、その原因がある。使い続けてもらうことが幸せなのだから、つい黙認してしまう。 イラストレーターの立場から、作品の

        家のこと

          おーてまてぃっく展 時間旅行 29日まで

          おーてまてぃっく展 時間旅行 @長島美術館 (鹿児島) ミュージアムグッズのご紹介 今回、オリジナルグッズとして「てぬぐい」を制作しました。 1100円と、今回のグッズの中では最も高価なモノですが、かなり勉強した価格設定になっております。 全体的には「時間旅行」に絡めて自分が人生で出会ったメディア変遷の数々が散りばめられています。 カセットテープやフロッピーディスク、ビデオテープなどなど・・・ メディアアート全盛期の80年代にに学生だったことが大きく影響しています。

          おーてまてぃっく展 時間旅行 29日まで

          デザインは差別されているか

          美術系の勉強をしたことのある方なら、ほとんど経験していると思うけれど、まず最初に「アート系かデザイン系か?」という進路の選択を迫られる。 アート系は純粋芸術と訳され、デザイン系は応用芸術や商業美術などと呼ばれることが多い。 自分は高校生の時(1982〜1985)に、隣町にある「武蔵野美術学院」に非常勤講師時代を含めると計5年間通ったことがあるのだが、「デザインの連中は軽い」と、アート系の友人に言われて、その中に潜む差別意識を感じたことを今でも鮮明に覚えている。 (自分はデザイ

          デザインは差別されているか

          24周年

          2024年、新年あけましておめでとうございます 今年は辰年。僕が鹿児島に移住してきたのは(正確に言えば世代を超えたUターン)2000年の辰年でした。32歳の頃から準備を始めて、祖父の遺した土地に家を建てたのが1999年。その頃、年に何度も東京から鹿児島に通って建築現場を訪ねました。東京から鹿児島の親戚へのお土産として、スターバックスコーヒーのビスコッティ(最近でも売ってるのかな?)をドヤ顔で(ドヤ顔っていう言葉もなかった)渡したことを覚えています。 時代は流れて鹿児島にも新

          八島太郎展

          世界的絵本作家・八島太郎が、地元吹上浜を舞台にした作品「海浜物語」を出版して40年(日本語版の出版が1983年)。今年の夏にNHK日曜美術館でも取り上げられたのですが、地元の関心がものすごく低く、悔しい思いをしています。 明日(23日)、八島の没後30周年祈念 限定復刻版の「海浜物語」完成披露会が吹上砂丘荘(鹿児島・日本)で行われます。限定復刻版は披露会に参加した方へ配布されますが、会費が12,000円と高額で、私は、ごく限られた方しかお誘いすることが出来ませんでした(Fa

          八島太郎展

          おーてまてぃっく時間旅行

          日曜日から始まった展覧会の設営作業。月曜日、水曜日、木曜日、本日と、合計5日間をかけて行われました。 10月から美術館のスタッフと作品を選定し、壁の長さから作品を出力する際のサイズを割り出したり、かなり丁寧に準備を重ねてきました。 昨日(12月14日)に、ようやくメイン作品の設営が終わったところです。 メイン作品は、3年前に下描きを終えていました。今回の機会にサイズを変更して清書しました。 2018年に霧島アートの森で行われた展覧会「Ohtematic2018」でも、か

          おーてまてぃっく時間旅行

          展覧会「時間旅行」の準備

          2008年にニューヨークのミニコミ誌「FUTR WRLD」に掲載されたイラストを今回の展覧会のために描き直すことになった。15年ぶりに出会う生データは、ご覧のような裸のハードディスクからサルベージされた。このマシンを持っていて良かった!(何ていうのだろうか)何百枚と焼いたバックアップディスクの中には、何故かこのデータはなかったのだった。 2008年の「む展」とかごしま環境未来館のオープニングイベントで披露したこともあるし、インスタにもアップしているから、新鮮には映らないのか

          展覧会「時間旅行」の準備

          ダイエット

          8月末に日置市の特定健診というものを受けてみた。40歳の時に人間ドックに行って以来、小さな検診はちょこちょとと経験してきたが、久しぶりに色々と診てもらうことができた。 概ね、結果に異常はないと自分の中では判断していて、標準体重でもある。しかしながら、保健師さん?にこのような物体を渡されたのだ! ラウンドメタボリメジャー!ドラえもんかよっ!ってツッコミたくなるようなネーミング。 ラウンドミッドナイトだったら良かったけど。 どうやら、お腹周りがギリギリメタボだったようだ。 (

          ダイエット

          「おーてまてぃっく展・時間旅行」

          〜展覧会のお知らせ〜 大寺聡「おーてまてぃっく展・時間旅行」 2023年12月16日(土)〜2024年1月29日(月) 長島美術館・第7展示室 9時〜17時(入館は16時半まで) ※火曜日は休館日 2024年元旦は11時開館 1/2は開館 ⚫︎ギャラリートーク〜12月16日(土)・1月13日(土)11時 ⚫︎美術館スタッフによるガイドツアー(毎週日曜日)〜14時 どうぞよろしくお願いいたします〜! メインビジュアルの説明など・・・ 鉛筆による下描きは、3年前・・・コロナ

          「おーてまてぃっく展・時間旅行」

          なんとかMusic

          なんとかMusicは便利なサービスではあるけれども、本当に好きな曲だけ、パッケージメディアで所有している曲だけを聴きたい時がある(いや、ほとんどの場合そうなんだけど)。何気なく流れてきた曲を偶然好きになってしまう、という出会いも大切で、FM番組を聴いていた頃はそんなこともあった。 (なんとかPhoneで知らない曲が流れてくるようになったので、クラウドなんとかをオフにしてしまった。) 今の時代は偶然しか無くなってしまったのだろうか。情報の洪水。必然的な出会いを感じられない時代

          なんとかMusic

          大寺聡の日常展

          本日(2023.11.04)から鹿児島市荒田にあるコーヒースタンド「coffee innovate」にて「大寺聡の日常展」という風変わりな展覧会が始まります。日・月はお休みで会期は11月11日(土)まで。 coffee innovateのオーナー、濱野賢三さんとはオープンの時にキャラクター(通称イノベくん)を考案し、「Free your Feelings」という個展を開いて、アクリル画による作品を10数点描きました。(場所を山下町から荒田へと移転した現在でもそのうち数点が飾

          大寺聡の日常展

          八島太郎没後30周年祈念イベント

          12月に開催される「やしまたろう」のイベントについてご案内致します。 自分の中では、昨年1月に鹿児島市立美術館で開催された「野イ忝宗男と桜島展」、同年3月にかごしま県民交流センターで行われた「市民アート 西田橋の拓本 全面公開 2022」に引き続く、一大アートイベントとなります。 やしまたろうは、自分が絵本の読み聞かせをする中で、最も需要な作家でした。中でも「からすたろう」や「道草いっぱい」は読みながらいつも泣いてしまいそうになります。鹿児島出身の世界的な絵本画家ですが、

          八島太郎没後30周年祈念イベント

          温泉都市

          2002年11月22日から28日まで(もう20年以上前だな)、今はなきイリスギャラリーという施設で、鹿児島で初めての個展を開いた。 移住してまもない頃で、鹿児島のムードを必要以上に演出したいという気持ちがあったのだと思う。 このシリーズは、関ヶ原の闘いや西南戦争で、それぞれ鹿児島サイドが勝利していたら?という世界観。自分は歴史や偉人には詳しくないし、テクノロジーに詳しい訳でもない・・・ある意味無責任に描いています。 研究者目線ではなく、観光客として気軽に楽しんでもらえれば。

          温泉都市