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展覧会「時間旅行」の準備

2008年にニューヨークのミニコミ誌「FUTR WRLD」に掲載されたイラストを今回の展覧会のために描き直すことになった。15年ぶりに出会う生データは、ご覧のような裸のハードディスクからサルベージされた。このマシンを持っていて良かった!(何ていうのだろうか)何百枚と焼いたバックアップディスクの中には、何故かこのデータはなかったのだった。


便利なマシン・・・昔のタワー型のマックに内蔵されていたHDDを読み込んでくれました

2008年の「む展」とかごしま環境未来館のオープニングイベントで披露したこともあるし、インスタにもアップしているから、新鮮には映らないのかも知れませんね。

このイラストのタイトルは「温暖化の果て」。

人間が地球を「こうしたい」という気持ちよりも、自然が地球を「こうしたい」というイメージの方が圧倒的な速度があるしスマートだと思う。それは自分が庭づくりをする中で毎日のように感じること。サボっていると、いろんなものが植物に覆われてしまう。それでいいんだけど、ちょっと邪魔なものを「ごめんなさい」と言いながら、草払いしたり伐採したり。自然にひれ伏しながら生活する態度が必要。なんとか自然をコントロールしたい、開発したいと思っていてはダメだし、人類のその欲望は残念ながら止まらない。

という気持ちを込めて描きました。


こちらはアートワーク画面。ロボットのほとんどは回転体で描いていますね。
こちらがフォトショップで加工した完成系。

今回の展覧会では、リサイズした後、要素も加えた新ヴァージョンを発表する予定です。どうぞよろしくお願いいたします。


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