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24周年

2024年、新年あけましておめでとうございます

今年は辰年。僕が鹿児島に移住してきたのは(正確に言えば世代を超えたUターン)2000年の辰年でした。32歳の頃から準備を始めて、祖父の遺した土地に家を建てたのが1999年。その頃、年に何度も東京から鹿児島に通って建築現場を訪ねました。東京から鹿児島の親戚へのお土産として、スターバックスコーヒーのビスコッティ(最近でも売ってるのかな?)をドヤ顔で(ドヤ顔っていう言葉もなかった)渡したことを覚えています。
時代は流れて鹿児島にも新幹線が全線開通したり、加速度的近代化の波が押し寄せて、スタバのお土産も意味がなくなってしまった。


2000年の年賀状

この画像は2000年に友人や仕事先の方々に配布した年賀状なのですが、移住に関しての簡単な情報が散りばめられています。
東京〜鹿児島を結ぶ飛行機は1日に12便あり、約1時間半の搭乗時間で「意外と近い」ことをアピールしています。ここに書かれている時刻表は当時は正確なものでしたが、今はどうなんでしょうね?

また、データ(イラストの原稿)がインターネットで送れるので距離的な差別はない、などと書かれていますね。
しかしこの点につては、2002年がブロードバンド元年と言われていますが、我が家に光回線がやってきたのは2021年だったんです。この20年は本当に長かった。役場に陳情書を提出してもスルーされ、気が狂いそうになったこともありました。パソコンの大容量アップデートは出張先のホテルで行ったこともあったなあ。コロナウイルスの蔓延で、急に田舎にも敷設させることになったんですよね(多分)。

自分の暮らす集落からは人が減り続けて、思い通りに行かないこともありますが、そんなわけで、鹿児島暮らしも24年目に突入しました。
これからの24年で何が起こるのかは未知数ですが、人が減る一方で、ものすごい勢いでテクノロジーが入ってくるのかも知れません。そんな危機感と未来感を間近で観察しつつ、それを題材にイラストレーションの表現を続けていく予定です。




今年もどうぞよろしくお願いいたします

現在、長島美術館(鹿児島県鹿児島市・日本)にて展覧会「おーてまてぃっく展・時間旅行」を開催中です。こちらも、どうぞよろしくお願いいたします
1/29まで、火曜休館 9時〜17時

2000年の画像を2024年版にアップデートしました

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