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「自己組織化」とは一体なんだ!?

「メンバーにもっと自律的に動いて欲しい…」

経営者や管理職なら一度はそう願ったことがあるでしょう。

こうした上司の指示がなくとも、自身の発想や判断に従って行動がとれる状態のことを「自己組織化」と言います。


日常にあふれる「自己組織化」現象は?


環境変化が激しい時代、リーダーが細かく指示をして組織を動かしていくのは限界です。

一人ひとりが各々の判断によって動き、結果として組織が自ら統制されていくのがベストでしょう。

ただ、果たしてこうした組織のあり方が成立するのでしょうか?

実は、「自己組織化」現象は日常にあふれています。

例えば、アリの群れです。アリが列を成して地を這う現象を目にしたことはありませんか?

あの現象は、特に誰が指示する訳でもありません。まさに自己組織化の代表的な姿でしょう。

元来、「自己組織化」は生物学や幾何学で用いられてきた言葉で、自然現象なのです。

ならば、我々人間でも行えない訳ではないはずです。

では、我々が自己組織化を目指そうとする場合、どんな要素が必要なのでしょうか?


自己組織化に必要な要素は、「信頼」「コミュニケーション」「個々の当事者意識」


ひとつずつ見ていきましょう。

まずは「信頼」です。

そのチームが指示や命令がなくても動けるのは、お互いが信頼しているからでしょう。

相互に信頼関係があれば、周囲を見て自身の意思決定をくだすことができたりします。


次いで「コミュニケーション」です。

自己組織化された組織は、質の高いコミュニケーションができることが不可欠です。

管理者がいないがゆえに、それぞれが何を考えて動いているのか、ここを連携しておくことが大事なのです。


最後は「個々の当事者意識」です。

管理者がいない組織は、一人ひとりがこの意識を持っていることが望まれます。

もちろん実際は全ての人材に当事者意識を持ってもらうのが困難ですが、ある程度、この意識が醸成されてはじめて自己組織化が進み始めるものと思います。


ここまで自己組織化に必要な3つの要素を見てきました。

環境変化が激しい時代、組織をフラットにして意思決定スピードを上げることが益々重要になってきます。

その際、この考え方は役に立つことでしょう。

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