見出し画像

一人じゃない!?組織によって異なる"最高〇〇責任者"のあり方とは?

近年、各社で新たに設置されているCxO制度。

「最高」と付くのだから該当者も一人と思いきや、同じ会社でも複数置くケースがあります。例えばCFOが二人存在しているなどです。

こうした違いは、何によって生まれるのでしょうか?


組織のカタチによってCxOポジションも変わる!?


CxOポジションは組織の作り方と密接に関係しています。

例えば「事業部制組織」と「機能別組織」とで、ぞれぞれCxOをどう配置していくのかを見てみましょう。

まずは「事業部制組織」です。事業部制組織は、本社部門のもとに事業ごとに編成された組織(事業部)を配置した組織のあり方です。

こうした組織形態では、CxOという名称ではないにしても、A事業部の財務責任者、B事業部の財務責任者といったように、複数のCFOが存在するケースが存在します。

事業部制組織と近しい「カンパニー制組織」なら尚更、カンパニーごとにCxOのポジションを置くのは珍しくありません。


「機能別組織」のケースも見てみましょう。

機能別組織は、営業や開発といった機能ごとに組織を編成するあり方です。

こうした機能別組織は、各機能を分業して運営し、業務の効率化を高めるのが特徴です。

したがって、CxOを複数置いてしまうと効果が半減してしまいます。したがって、複数CxOポジションを置くことはあまりありません。


機能別組織でもCxOポジションを複数置くのはどういうとき?


ただし、機能別組織でもCxOを二人以上設置するケースもあります。例えば、テック系企業でたびたび見かけるのはCTOを複数置くケースです。

どういう意図でCTOを複数置いているのでしょうか?

主な理由としてあるのは、市場・技術変化のスピードが早かったり、プロダクトが複数あたったり、組織規模が大きくなってマネジメントし切れなかったりなどです。

CxOの役割を一人では担いきれない場合は、機能別組織でも複数置くケースがあります。

このようにCxOポジションは、一人しかその役割を担えないという訳ではありません。

そもそも、CxOに限らず他の役職にも言えることですが、「一人に権限・責任を集中させる」ということ自体が、実は時代に合わなかったりするかもしれません。

絶対こうあるべき、という考えに囚われず、柔軟に対応していきたいところですね。

★元ネタtweetはこちら


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?