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挑戦者の失敗を、組織全体の学びに。”しくじり共有会”をはじめました。

ソウルドアウトの目指す「八方よし」の実行経営。この新しい文化を浸透させるべくはじめた施策の一つが「しくじり共有会」です。

「しくじり共有会」とは、登壇者が失敗談とそこから学んだ教訓を、共通フォーマットに沿って資料を作成し、聴講者に対してプレゼンして共有する会のことです。登壇者は基本的に、マネジメント層以上の、社会人人生の長い社員です。

今回のnoteでは、なぜこのイベントをはじめたのか、皆さまにお伝えしたいと思います。

失敗をしてもいい。むしろ共有することで感謝される。とにかく挑戦していこう。

先日のnoteでお伝えしたように、私たちソウルドアウトは「八方よし」の実行経営を目指しています。外部環境の大きな流れと、社内で起きた出来事とが重なり、まさに転換期にいます。

実現のために必要なのは、八方のステークホルダーと共に栄えていくこと

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「八方よし」とは何かを、社員一人ひとりが考え、仕事をするときに「このプロジェクトは誰かが犠牲になってないか」と確かめる。そして、何か気づいたことがあれば口に出して言ってもらう。その二つが重要だと思いました。

それらを実現させるために今よりもっともっと風通しのいい組織文化をつくりたいと思ったんです。しかし組織には、「こんな小さいことを言っていいのだろうか」「言ったら皆にどう思われるだろうか」といった迷いがまん延しています。そう考えてしまうのは当然のことだと思います。

けれども私は「言っていいんだよ」と伝えたい。その仕組みをつくりたい。どんなに小さいことであっても、提案や報告をしてほしいと思っています。それに加えて、失敗も言ってほしいと思っています。むしろ失敗こそ、共有すれば感謝される、そんな文化をつくりたいんです。

マネジメント層以上に「しくじり共有会」への登壇をお願いしているのは、特に若手社員の中に「言ってもいいんだ」という安心感を与えたい、と思っているからでもあります。早くて透明な、風通しのよい文化を構築していきたいです。

ソウルドアウトはOSを「3.0」にアップデートする大転換期

企業のステージとして、私は勝手ながら、このように考えています。「1.0」が粗利を稼いで成長しよう、という段階。「2.0」は、自社の利益はもちろん大事だけど、お客様のために価値を提供していこう、という段階。これが今までのソウルドアウトだったんです。しかも強烈な顧客第一主義でした。

そしてこれからは「3.0」にOSそのものをアップデートしたい。「3.0」こそが八方よしの世界。例えば、事業を推進していく上で、「誰かが犠牲になってないか?」皆が考えることができて、皆が口に出せるようになっていきたいと思っています。

小さな気づきや失敗も「言っていいんだ」という場や空気をつくる。そうすればきっと、危機を未然に察知して防ぐこともできると思っています。

他者の失敗や気づきに救われた経験

実はもう一つ、はじめたきっかけとなる出来事があります。

私があることで悩んでいたときです。知り合いの経営者の方に相談すると、「私の会社では〇〇という失敗があった」「そういった問題には、私の会社ではこうやって解決した」というような言葉をもらいました。

私はその言葉にすごく救われました。ベンチャー経営は簡単じゃない。辛く苦しいことが多々あるもの。でも苦しいのは皆同じ。自分だけではない、皆さんも戦っている、俺も頑張ろう、と思えたんです。誰かの失敗や気づきにとても感謝した出来事でした。そしてそれを会社の仕組みにしたいと考えるようになったんです。


▼「しくじり共有会」第一回は、SO Technologiesの執行役員CMOの長谷川さん。「事業拡大・数値成長のみならず、目指すべき事業/自分自身の在り方に、誠意と倫理観を持って向き合い続けるべし」という教訓をいただきました。

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失敗は挑戦した証。失敗経験は挑戦者の特権

また、失敗談を聞いてもらうことで、社員の皆に挑戦を促したいとも思っています。失敗は挑戦した証であり、挑戦者の特権です。失敗共有は感謝されます。それを皆が肌で感じ理解できれば、挑戦することは怖くない、挑戦して前進するって大切なことなんだ、と認識してもらえると思っています。

それに人生100年時代。これからの長い人生、皆それぞれが様々なことで失敗することもあるでしょう。失敗を恐れるあまり、動けなくなってしまい、前進できず緩やかに後退してしまうこともあります。また、動かないと状況が悪化してしまうことさえあります。

長い人生では、失敗を乗り越えられるメンタルを育み、挑戦して切り拓いていく意思や行動が大切。そして仮に失敗してしまったとき、周りから許されることも大切。そういう意味では日頃から徳を積むことは、こういったときにも生きてくるのだと思いますし、失敗を通じて仲間の大切さを再確認するはずです。

しくじり共有会を通じて、少しでも前を向ける姿勢がつくれたら、なお嬉しいと思っています。失敗なんて本当に小さいことなんです。失敗しなければ学べないことが多々あります。挑戦こそ正義。挑戦魂はベンチャー企業における根本姿勢。我々マネジメント陣は意識して、挑戦魂を育てていくべきだと思っています。

トラブル処理の教材をつくって、マネージャーに伝えていきたい

組織において、トラブルが起きたときに対応するのは、マネージャーの役割です。メンバーは、決まったルーチンをいかに効率よく回していくかが大事。ルーチンから外れたこと、つまり、トラブル処理はマネージャーの仕事です。そしてトラブルは、社内外問わず、様々なところで起こり得ます。

しかし、今のソウルドアウトのマネージャー陣は、まだまだ経験が浅い社員も多い。なので、ルーチンから外れる不確実なことが起きたときの対処法を、ケーススタディとして貯めていくことが必要だと思ったんです。

成功や結果を残した人がマネージャーになっていくことが多いと思いますが、自身の失敗が少なければ少ないほど、マネージャーになったとき、失敗への対応に悩むと思います。なので、ケーススタディをまとめた教材のようなものをつくって、経験が浅くても、対応ができるようにしたい。社員には、挑戦者の失敗から、自身の学びへとつなげていってほしいです。

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