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【目印を見つけるノート】1628. 羊皮紙に初めて触りました

今日は夜の講座を受けてきました。
東京理科大学オープンカレッジの『近世英国における読書とは?』(講師・張替凉子准教授)という1回の講座です。

飯田橋の夕暮れです
早く着きすぎたので縄文遺跡のリーフレットを見ていました。

私ってば近世と近代とまぜこぜになって、「えーと、19世紀?」などとたわけたことを思ってしまいました。近世のことを書いているくせに😓

講座は中世の写本から印刷本への変遷と、読者による書物への『書き込み』を画像で例示しながら、読書のしかたを紹介する内容でした。まあ、いろいろ創意工夫した書き込みがあるのだなとスライドを見つつ感心するばかりでした。
書物を読者が書き込みをして受け継ぐことで完成していくーーという考え方があったとのこと、それ自体が壮大なストーリーですね。

講座ではもっといろいろなお話があったのですが、上記の通り簡単な概要で。

個人的に『羊皮紙(ようひし)』にじかに触れられたことが感動でした。羊皮紙というのは羊や牛など動物の皮をなめして叩いて紙にしたものですが、先生が実際の書物を持参されて受講者に回してくださったのです。

「うわ、ツルツルのパリパリ」とカバーの部分を撫でて触って一人感嘆しておりました。書物の一葉はじかに触れませんでしたが、細かい文字がにじまずきちんと手で書かれています。先般、写本の展覧会でも見ましたが本当に見事な仕事です。

羊皮紙って実はこれまでお話で書いているのです。まず、フランシスコ・ザビエルのところで書いていて、チェーザレ・ボルジアのところでも書いたかな。ミシェル・ノストラダムスが少年の時分、時祷書が好きだったというフィクションのエピソードを書きましたが、それらも羊皮紙に書かれていたはずです。
それなのに、実物に触ったことがなかった😅 ですので触れて嬉しいです。

あとは……見せていただいた書き込みに関する資料(展覧会の図録)の中に、『LADY GLAY』というタイトルを見つけました。レディ・ジェーン・グレイのことでしょうか。一旦イングランド女王になったけれど、すぐさま処刑された少女です。
ちょうど今、その少し後のメアリー・ステュアート(スコットランド女王)を書いているので、何ともいえない気分になりました。先生はマクベスのお話もされていましたし……じきにファザリンゲイを書かないといけないのですよね……。

ということで、初めての経験をして帰ってきたのでした。
シェイクスピアの王さまものも通しで読まないとなあ🤔 ある程度持ってはいるのですが。

もうひとつ、初めての経験がありました。
初めて俳句と短歌をとある募集に出して、希望者に詩歌集を送って下さるというので申し込んでいました。それが届いたのです。もちろん入賞するという展望は皆無です。どれだけ裾野の広い世界かは容易に想像できますから。優秀な作品を見聞したかったのです。
結果は想像通りペケですが、詩歌集には応募作すべてが掲載されていました。入賞者だけ載っているとばかり思っていたので、とても嬉しいです。
短歌にはてらいが透けて見えるし、俳句は逆に直截すぎるなと思いますが、自分の作ったものが載っているのはいい感じです。
ありがとうございます。

いい秋になあれ✴️

それでは、今日の曲です。
Led Zeppelin『The Battle Of Evermore』

どうも、中世近世イギリスというとこの曲が浮かんでしまいます。この曲で歌っているサンディ・デニーさんは『ファザリンゲイ』という曲もありますし。
この曲をシェイクスピアさんに聴かせてみたら、何ておっしゃるかしら。

それでは、お読みくださってありがとうございます。
おやすみなさい。

尾方佐羽

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