【目印を見つけるノート】799. お話ができたら読みたい本(19)
読んでいない本について「読みたい」と書く奇妙なシリーズですが、まあ出てくる出てくる。ずっとしていてもいいぐらいですが、あと10日です。
そういえば、きのうは『森メトリィの日々』(森博嗣 講談社)を読み返していました。
著者は本を読み返すことはないと書かれていましたので、フォロワー?としましては真似したいところですが、まあ、そうしろと言われたわけではありませんので、よく読み返しています。覚えが悪いですし😅
いずれにしても、私にはとても大切な本です。
最初に森さんの別の新書を借りた時はレポート用紙につらつらと思ったことを書きました。貸したかたは閉口したでしょう。それは、『すべてがFになる』から始まるシリーズと『黒猫の三角』から始まるシリーズを読み終わるまで続きました。閉口の極みだったでしょう。ごめんね。あ、『スカイ・クロラ』もちょっとだけ。
それ以降は読んだ本の感想を書いたことはほぼありません。これからも書かない気がします。
それでは、今日は、「持っているけれどさわりしか読んでいないなあ」という本を。
『時』(渡辺慧著 河出書房新社)
単刀直入なタイトルですが、当初は『時間』というタイトルだったのですね。大まかにいえば、物理学者が『時間』というものを綴った本です。ですので時間に関わる科学のさまざまな定理、ユークリッド変換、ローレンツ変換、エントロピー、係数t、相対性理論……って、分からず書いていますのでご了承ください。それら私が逃げ出したくなるようなことも書いてあります。ただ、それだけではないのがこの本のすごいところです。哲学や宗教、身近な話題などを織り混ぜて『時間』というものを思考されています。
単なる物理学の解説書ではないのですね。
『時間』とは何だろう。なぜ未来にしか進まないのだろう。人によっても時間は変わるものではないか。人間は何を刻んでいて、どう認識してきたのだろう。
最初の方のいくらかだけで、その疑問を持つのです。
最初にこの本を見たのは高校の図書室で、大人になってから買いましたが、進度は変わっていない気もします。この本を十分に読むためには、まだ学びが足りないのかもしれません。
私の「まだ読んでいない本」の中で、もっとも付き合いが古いものですね。
そうだなあ、何年になるんだろう🤔
秘密です😆
このシリーズを書いていて思うのですが、私にとってこれだと思える本も、「在庫切れ、絶版、再版予定なし」というのが多いですね。もちろん電子書籍に移行していたりもするのですが、この先歳を重ねると画面を追ってスクロールするのがきつくもなるなと思います。またチラチラ飛び込んでくるPOPUPは視神経に影響を与えないのでしょうか。そんな疑問もあります。
本で言えば、
両者が共存できるといいなと思います。例えば、オンデマンドで紙の本に組んでくれるとか。
私の父はくも膜下出血から回復して以降、スクロールはまったくダメになりました。ですので、私の書いたものは読めません。音読したことはありますけれど。
まあ、読みたいと思っているかは別問題です。
そんなことも思うのでした。
それでは、お読みくださってありがとうございます。
尾方佐羽
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